「『夏休み、娘とパパの富士登山計画』 富士登山前日 その1」
「『夏休み、娘とパパの富士登山計画』 富士登山前日 その2」
「『夏休み、娘とパパの富士登山計画』 富士登山1日目 その1」
「『夏休み、娘とパパの富士登山計画』 富士登山1日目 その2」
「『夏休み、娘とパパの富士登山計画』 富士登山1日目 その3」
「『夏休み、娘とパパの富士登山計画』 富士登山2日目 その1」の続きです。
富士登山の1日目は、暴風雨の中、なんとか無事(?)に砂走館にたどり着いた娘と旦那。
娘は、比較的すぐに眠ったようだが、いつもは横になったら数分で眠ってしまう旦那が、この日の夜は、ほぼ一睡もできず・・ほとんど徹夜状態。
なんか神経が高ぶっていたんだろうけど・・次の日の登山を控えてこれはまずい。
2日目の朝、6時半に娘を起こして、一度出発するが、『さむい』と娘が山小屋に戻ってしまう。
ココアを飲んで、ようやく登る気になった娘と再び8時半頃に山小屋を出発する。
富士山の山頂目指して出発!
復活してからは、比較的元気に歩き出した娘。
・・・やっぱり目が覚めてなかっただけか?
よいしょ、よいしょ。
ちなみに8時半頃、ホテルから撮った富士山は、こんな感じ。
うーん・・さっきまで山頂以外は晴れていたのに・・
あっという間に雲の中に入ってしまった・・
晴れている間に富士山を歩くのは無理だったかな・・
その頃、旦那とゆえは、雲の中を思い切り歩いている状態だった。
昨日よりはマシだったようだが、これはこれで結構寒かったようだ。
ゆえは、富士山から降りてから、
「くものなかってぜんぜんあたたかくないよ。」
「くものなかって、すっごくすっごくさむいんだよ!」
と、言うようになった。
はい、その通りです(笑)
ふわふわの雲の上にのって遊ぶような夢のイメージは壊れちゃったかもな~
地上では暑いぐらいだったんだけど・・
当時の皇太子様が泊まられた赤岩館が見えてきました。
ずっと雲の中なので、ゆえも、雨の時と同じ格好をして歩いています。
でも、疲れているのか笑顔はないな~(笑)
9時半頃に、赤岩館に到着。
八合館とはなっているけど、ここまだ七合九勺だそうです(笑)
昨日、ゆえが日焼け防止で首に巻いていたスカーフが、今度は旦那の頭にあるな~
まあ、今日は日焼けの心配はないしね。
ここでは、笑顔を見せているゆえ。
私も20代の時に一度だけ富士山に登ったけど・・八合目から先がめちゃくちゃしんどかったんだよね。
特に九合目以降は酸素が足らず本当にきつかった。
旦那も昨日寝ていない状態だし・・大丈夫かな・・
大幅な時間ロス
旦那は、この赤岩館でトイレを済ませる。
ゆえにも、トイレ行くように勧めたらしいが、ゆえは『でない』と言って行かなかったらしい。
『でない』と言っても『一応、行っとこう』と行かせた方がいいんだけど・・旦那も疲れていてそこまで頭がまわらなかったようだ。
そして、赤岩館を出発。
もう降りてきている人もいるね。
順調に登っていたんだけど・・やはり、というか、問題発生。
登って20分ぐらいしたら、ゆえが、『トイレ』と言い出した。
『・・・だからさっき、トイレ行こうって言ったやん!』と言いたいところだが、言っても仕方がない。
寒い時って急にトイレに行きたくなったりするしね。
旦那もどうするか迷ったものの、結局、赤岩館まで戻って用を足すことになった。
赤岩館で、トイレに行き、再度登りだす。
この時間が本当にもったいなかった。
往復とトイレの時間を考えたら、1時間近いロスになってしまっている。
時間と体力をかなりロスしてしまった。
少し晴れてきた?
10時半過ぎに、旧見晴館に到着。
見晴館はもう閉鎖されてしまっているけどね。
ここから、山頂までは、90分・・
だけど、たぶん・・絶対90分じゃつかないな~
なんとか、2時間で着けばいいけど・・
見晴館の跡地はしっかり残ってるね。
上の方はまだ雲の中。
だけど、下を見ると、晴れてきている。
雲の切れ間からだけど、景色がキレイに見えています。
おお、いい感じ。
さすが『見晴館』という名前だけあるね。
この辺りって晴れやすいんだろうか?
それとも下を見たら晴れている景色が見えやすいということで『見晴館』なのかな。
こういう写真を見ると、私も行きたかったな~、と思ってしまう。
(今、行ったら、途中でダウンしただろうけどね(笑))
下は、晴れているけど、上は雲の中。
とりあえず、頑張って登ります。
とはいえ、この永遠と続く、くねくねと張られたロープを見て、ゆえは絶望的な顔をしていたらしい(笑)
旦那の胸の内
ゆえもしんどかったようだが、旦那も、ほぼ徹夜のため、かなりきつかったようだ。
前日に、悪天候の中、御殿場ルートの七合五勺まで登り、更に、今日富士山の山頂まで登るのに寝不足では・・しかもほぼ徹夜だしね。
そりゃきついよね。
旦那的には、ゆえが弱音を吐いて、『もうかえる』と言ったら、それを理由に山頂まで登るのを諦めようと思っていたらしい(笑)
だけど、半べそで登っているゆえに、
「もうやめる?」
と、聞いても、
「ふじさんにのぼるっていったから、のぼるの~」
と、言ってやめようとしない。
・・・すごいな。
私だったら、引き返したかも(笑)
これを聞いて、『娘が行くと言っているのに、パパが諦めるわけにはいかない!』と、奮起し、旦那は、かなり頑張ったようだ。
ゆえは、半泣きになりながらも、『やめる』とは言わず、最後まで登った。
これには、なかり感心してしまった。
私は、旦那からのTwitterを見て、もう山頂まで登るのは無理かと思っていたんだけど・・
ようやく富士山の山頂に到着
ようやく富士山の山頂が見えてきた。
ちなみに、最初に山頂に着いたのは、娘。
旦那が、下から撮った写真。
旦那は、ゆえから1分ほど遅れて到着したそうです。
旦那の方がかなりバテていたらしい。
・・・前日、徹夜だしね・・
お疲れさまでした。
ようやく山頂に到着した2人。
いや・・本当に、本当に・・お疲れさまでした。
山頂・・誰もいないですね・・
この時点で13時・・
本来は、遅くても13時には、降り始めるという予定だったんだけど・・
ゆえが一度山小屋を出てから戻ったり、トイレで戻ったりとかなりの時間ロスがあり、結局、降り始める予定の時間に山頂に到着してしまった。
かなりしんどかったようだが、山頂に到着して、満足げな娘。
ちょっと誇らしげな顔をしている。
うん、頑張った!
本当に頑張ったね!
でも、山頂は・・あまり良い天気ではない。
ゆえも、登り終わった時、『涙が出るほどの感動』ではなかったらしい。
そうなるかな、と思っていたらしいんだけど・・(笑)
富士山頂の火口。
旦那が思っていたよりは小さかったようです。
富士山の写真を見ると、もうちょっと大きいかと思っていた、とのこと。
『富士山の上でおにぎりを~♬』
本来は、剣が峰まで行ってから、お昼ご飯の予定だったが、もうそんな時間はない。
すでに、下山開始時刻を過ぎている。
とはいえ、剣が峰は諦めても、お昼ご飯だけは食べないと、体力がもたない。
そして、頂上では、雨と風・・
とにかく、どこかで風を避けて、お昼ご飯を食べたいところだが・・山頂は、郵便局どころか売店も山小屋も社務事務所も閉まっていた。(と、旦那は思っていた。)
実は、社務事務所は、普通に開いていたらしいんだけど、旦那は、社務事務所も閉まっていると思いこんでしまったらしい。
(色々余裕がなかったようだ・・)
仕方なく、神社の取り囲む石垣の下で風を避けてお昼ご飯を食べる。
荷物は、砂走館にデポしてきたが、ガスコンロや鍋や水などは、持ってきており、カップ麺をお昼ご飯に食べたようだ。
『持ってきて本当に良かった』と言っていた。
郵便局は良いとしても、まさか売店が閉まっているとは思わなかったようだ。
そして、念願のおにぎり。
本来は、楽しいお昼ご飯なんだけど、ゆえが言うには、おにぎりは・・あまり味がしなかったらしい。
・・・もうダウン寸前だったのかも・・
なんせ雲の笠の中なので・・風と雨(というか霧っぽいけど)で、ゆっくりできる感じではなかったらしい。
うーん・・嵐っぽい感じだね・・
最後に通りがかりの方に、写真を撮ってもらう。
ここは、2人とも良い顔しています。
ゆえも、エネルギーを補給して復活。
子供って、エネルギーを補給すると、不思議とすぐに元気になるんだよね(笑)
続きます。