「『夏休み、娘とパパの富士登山計画』 富士登山前日 その1」
「『夏休み、娘とパパの富士登山計画』 富士登山前日 その2」
「『夏休み、娘とパパの富士登山計画』 富士登山1日目 その1」
「『夏休み、娘とパパの富士登山計画』 富士登山1日目 その2」
「『夏休み、娘とパパの富士登山計画』 富士登山1日目 その3」 の続きです。
暴風雨で、娘が低体温症になりかけたりもしたが、どうにか御殿場ルート七合五勺にある砂走館にたどり着いた旦那と娘。
娘は、夕食のカレーを食べ、絵本を読んで、しばらくヘッドランプで遊んだら、すぐに眠ってしまったらしい。
次の日は、富士山の山頂まで登るので、旦那もちゃんと睡眠をとらないとならないのだが・・
富士登山2日目
眠れなかった旦那
娘は、比較的早く眠ってしまったが・・この時の問題だったのは、旦那の方だった。
旦那は、普段、布団に寝転がったらすぐに眠ってしまうし、大学のワンダーフォーゲル部の時代もテントで眠れなかったことはなかったらしい。
その時に比べると『山小屋は天国』とまで言っていた。
家族キャンプでも真っ先に眠ってしまうのは、旦那だった。
(そして、私は、いびきで眠れなかったりする(笑))
だから、旦那の山小屋泊に関しては、全く心配していなかった。
『ゆえが騒がないか?』とは心配していたけど・・(笑)
でも、ゆえも、山小屋まで登ってきて、疲れているだろうし、少々興奮していてもゴロンしたらそのうち寝るだろうと思っていた。
実際、ゆえは絵本を読んで、ライトでしばらく遊んだら、コテンと眠ってしまったらしい(笑)
ところが・・ゆえが寝た後、いつも寝転がったらすぐに眠ってしまう旦那が、全く眠れなかったらしい。
富士登山ということで興奮していたのか、ゆえが低体温症ギリギリで山小屋に駆け込んだことで、変なアドレナリンがでていたのか・・いつもすぐに寝てしまう旦那が、ほぼ一睡もできなかったらしい。
なんで?
こんな大事な時に限って・・
私も旦那自身も、旦那が『山小屋で眠れない』というのは、本当に想定外だった。
とはいえ、実は私も人のことは言えない。
(いや、私は登山はしなくていいんだけど・・)
ホテルでのんびりと寝ていたんだけど、ゆえが心配だったらしく、1時間おきぐらいに目が覚めてしまった。
7年前までは、ひとりで寝るのが当たり前だったんだけど・・ひとりだと眠りにくい体になってしまったんだろうか(笑)
旦那と違って全く眠れなかったわけじゃないんだけど・・
ホテルで寝ている時も、2人が富士山に登っている夢を見たので、当然だけど、かなり気になっていたようだ。
せっかくひとりで、ホテルでのびのび寝ていたんだけどな(笑)
それぞれの夜明け
そして、眠れなかった旦那は、5時少し前に外へ出て、夜明けの写真を撮る。
(もう寝るのは諦めたらしい(笑))
富士山から見える夜明け・・
さすがに・・すごくキレイ。
そして、富士山にかかる雲の笠も撮ってました。
そして、ほぼ同じ時刻、私が富士市のホテルから撮った富士山。
ほぼ同じ時刻なんだけど、旦那がいる砂走館のところと、ずいぶん明るさが違う。
やっぱり山と地上では明るさが違うんだな~
旦那が撮った雲の笠が、しっかりかかっています。
これがあると天気が荒れるらしいけど、少なくも今は・・晴れている。
ゆえが、出発する時ぐらいは、景色が楽しめるかな、とちょっとホッとした。
せっかく富士山に登ったのに、景色が全く見れないのでは可哀そうだ。
そして、旦那側。
雲海がすごいね~
いよいよ日の出です。
山小屋に泊まっていて、山頂にご来光を見に行かなかった人たちがみんな外に出て、夜明けを眺めています。
そして何故か日が当たるトイレを取る旦那(笑)
・・何故にトイレ?
でも、日の出が当たるトイレ・・ちょっと面白いかも・・(笑)
これが、5時過ぎぐらい。
ゆえは、5時半頃、1度起きたらしいが、また眠ってしまったらしい。
旦那は、もう寝れず・・
まあ、そうだよね。
そして、ゆえの山用の靴は、旦那が新聞紙を入れて、温めてました。
おそらくだけど、ゆえを起こすまでの間に、デポの準備をしたと思われる。
ここは、荷物を預かってくれるので、最低限の荷物だけ山頂に持ってけばいい。
そして、私が6時半ぐらいに撮った富士山はこちら。
笠はかかっているものの、良く晴れている。
山頂はちょっと曇っているけど、山頂近くまでは晴れているので、なんとか晴れている富士山をを歩けるだろう、と私は本当に心底ほっとした。
私も1時間おきに目が覚めてしまったので、眠いが、もう眠れる気がしない。
チェックアウトは、10時だから寝ようと思えば寝れたんだけど・・眠いのは、眠いんだけど、変に目が覚めてしまった。
旦那もこんな感じだったのかもしれない。
山小屋の朝
私は、旦那に『ゆえが起きるまでは起こさない方がいい』と、一応言っておいたのだが、旦那は6時半頃に我慢できず起こしてしまったらしい。
ゆえは、ぐずぐずだったらしいが、一応、起きて着替えたらしい。
すごく眠そうな顔をしています。
この時間、外は晴れているみたいだね
そして、砂走館の朝食。
ゆえは、食欲がなかったらしく、あまり食べなかったらしい。
・・・眠かったのでは?
残った分は、旦那が食べたそうです。
うーん・・大丈夫かな。
少々時間オーバーしても、自分で起きた方が目が覚めているので、キビキビ動いてくれるんだよね。
ちょうど起こす時間が、眠りの深さ的にタイミングが悪かったんだろうな~
出発時間が遅れる
朝食を食べて、支度をして、7時半頃に山小屋を出発!
出発・・したんだけど・・ゆえは、
「さむい~!」
と、言って戻ってきてしまったらしい。
山小屋の方が、
「暖かいココアありますよ。あ、500円です。」(笑)
ということで、ココアを飲む娘。
これで、ちょっとは温まるかな・・と思ったけど・・
ダウンのようです。
眠いようです・・
・・・だから、『起きるまで寝かせておいた方がいい』って言ったのに・・
ちなみにこの頃に、私がホテルから撮った富士山。
7時半過ぎの写真です。
今、旦那と娘がいる砂走館は、良い天気のはず。
だけど・・近づいてくる雲・・
うーん・・やっぱりこの後の雲の動きが気になるな~
ホテルの部屋で富士山を見ていると、旦那から、Twitterが届いた。
山小屋でココアを飲むゆえを待っている間に、今の状況を伝えてくる。
暇だったようだ(笑)
うーん・・大丈夫かな?
昨日が大変だったみたいだしね・・
ゆえが『さむい~』とテンションが下がっている状態で、山頂まで行けるのかな?
正直、このTwitterで、私は、『もう、山頂は無理かもな』と思っていた。
そして、更に旦那のテンションが下がることがあった。
(これもTwitterで伝えてきてくれた。)
富士山の山頂の『郵便局閉鎖』。
実は、富士山の頂上からハガキを出そうと、ゆえと旦那は、じーじばーばやお友達たちにハガキを書いて用意していた。
最初は、天候のせいで『本日は、閉鎖』なのかと思っていたら、そうではなく、今年は、元々『開設中止』だったらしい。
(その場であわてて調べたらすぐにネットででてきた(笑))
おそらく、コロナ対策だと思われる。
もっと早く調べていればすぐにわかっただろうな・・
これは、完全にリサーチ不足だった。
これで、旦那はテンション、駄々下がり。
そんなやり取りをTwitterでしていたが、急に返事が来なくなった。
ゆえが復活したので、8時半頃に出発することにしたようだ。
一言、『いってきます』とか送ってくれればいいのに・・(笑)
続きます。