4月の記事です
『転校先の小学校、初日 その1 登校班で小学校へ』の続きです。
違和感が始まったのは、ここから?
新学期から、転入する子供たち数人と保護者が、ひとつの教室で待機していた。
しばらくすると、それぞれの担任の先生が子供たちを迎えに来た。
同じ2年生の転校の子は、私たちより先に男性の担任の先生が迎えに来て、
「僕、2年生の担任初めてなんですよ。」
などと、保護者に話しながら、部屋を出ていく。
ほぼ同時に、男性の方が入ってきて、こちらに話しかけてきた。
『担任の○○です。』
と、この時は、聞こえた。
娘の名前を言って、
「よろしくお願いします。」
と、言うと、
「下駄箱に上靴を入れてから、教室に連れて行くので、お母さんはここでいいですよ。」
と、のこと。
親は、ここまでらしい。
そして、
「帰りは下校班になりますから、お迎えはなくても大丈夫です。」
と、言われる。
あれ?
でも、前に来た時には、『初日は、下校の道を覚えるためにも、お迎えに来てもらって一緒に帰った方が良い』と聞いたんだけど・・
それを伝えると、
「そうなんですね。でも、下校班なので、家の近くで待っててくれたら大丈夫ですよ。」
とのこと。
「ありがとうございます。でも、一応、初日なので、お迎えにきて、下校班と一緒に帰りたいのですが・・それでもいいでしょうか。」
と、伝えると、
「わかりました。助かります。」
とのこと。
ちなみに、私はこの男性の方が担任だと思っていたのだが、実は違う先生だった。
『担任の』と聞こえたと思ったんだけど・・『○○担当の』と言ったんだろうか?
お迎えに来ただけだったみたいだし・・
他の児童には担任の先生が来ていたから、『担任』と思い込んでいたから、そう聞こえたんだろうか?
っていうか、転校してきたら、最初に担任の先生と保護者を最初に引き合わせないのかな?
少なくとも、私が小学校で転校した時はそうだったし、他の子供は担任が迎えにきたんだけど・・
まあ、私がここで、
「担任の先生ですか?」
と、聞いたら良かったのだが、この時は、担任だと思い込んでいたので、そこまで思いつかなかった。
・・でも、やっぱり『担任』と聞こえたんだけどな~(笑)
ゆえの担任の先生は、学年主任の先生だったから、新学期で色々忙しくて、他の先生や学校の関係者がお迎えに来た、ということなんだろうな、と今になると思う。
うーん・・でも、やっぱりいまだにここは疑問なんだけどね・・
実際の担任の先生は、年配の女性の先生でした。
なんかこの辺りから、色々とずれが生じていたような気がする。
ちなみに、迎えにきた男性の方が担任だと思い込んでいたので、大阪のママ友からのラインに『さわやかな若い男性の先生でした』と送ってしまった(笑)
後で訂正したんだけどね。
どうもこの最初の出来事が、すれ違いが生じる前兆だったよう気がする(笑)
『下校班』
下校の時間になったので、小学校へ向かう。
到着した時には、子供たちがそれぞれいろんな場所で集合しているところだった。
あちこちで先生が指示を出したり、それぞれの班の付き添いの人が、
「○○班人はこっちですよ~」
と、声をだしている。
結構、カオスかも・・
さて・・ゆえは・・
下駄箱のところをキョロキョロしていると、ゆえが女性の先生と一緒に立っているのが見えた。
私の顔を見ると、
「ママ~!」
と手を振る。
「お世話になります。」
と、ゆえの近くに行って挨拶する。
「お母さんですね。あそこの下校班と一緒になります。たぶん家に近いと思います。」
と、近くの列のを指さした。
お礼を言ってそっちに向かう。
で、この時、一緒にいた女性の先生が担任の先生だったのだが、私は、ゆえの担任は男性の先生だと思い込んでいたので、ごく一般的な挨拶はしたが、担任の先生に向けての挨拶はしなかったんだよね。
わかっていたら、もう少し挨拶もきちんとして、クラスでの様子も聞いたんだけど・・
家に帰ってから、一緒にいた女性の先生が担任だとゆえに聞いて、びっくりした。
さて、「あそこ」と言われた下校班の列に行ってみる。
プラカードを持って立っている先生(?)に、
「ここの下校班で帰ってくださいね。」
と、言われたので、列の一番後ろに並ぶ。
『下校班でまとまって帰る』と、いうのは、初めてなので、本当に勝手がよくわからない。
列の先頭に大人の人がいるが、先生なのか保護者なのかも正直わからない。
今、考えると、先生ではないと思われる。
『下校班』について行くが・・ここはどこ?
よくわからない状態だったが、前の列が動いたので、そのまま後について歩く。
とにかく、ついて行けばいいのか、と歩き出すと・・なんか方向が違う。
朝、入った校門とは違う門から出ていく。
正門ではないのだが、この小学校には、出入口が3つあり、その中のひとつだった。
えーっと・・朝と門が違うけど・・いいのかな?
この時点で、おかしいと思えば良かったのだが、登校班と違い、2,3年生だけだし、メンバーの住んでいるところによって帰る道が違うのかな・・と、思いそのままついて行ってしまう。
全く知らない道なので、道を覚えないとなー、などと思いながら、ゆえと一緒に歩いて行く。
方向的には、間違っていないと思われるが、全く知らない道を通る。
途中で、保護者が車で迎えに来て、列から子供を引き取ったり・・などとしながら、列は進むが・・
途中で、小さなトンネルをくぐり、線路の下を通り抜ける。
ここで、初めて『おかしいのではないか?』と思うようになる。
我が家は、小学校から見て、線路の手前なので、線路を下をくぐってしまったら、帰れないのでは?
この『下校班』では、場所が違うのではないか??
何か違う、と思いながらも・・今いる場所は、子供たちが列になって歩いている一番後ろなので、身動きも取れないし・・
誰に聞いたらいいのかもわからないので、『おかしい』と思いながらも、そのままついて行ってしまう。
解散もどういう風にするのかわからないし・・
トンネルをくぐってしばらくすると、子供たちがバラバラと自分たちで解散し始める。
え?
「みんな家はこのあたりなの?」
と、前を歩いていた子に聞くと、
「うちはこっちだけど、あの子はあっちだよ。」
と、指をさす。
えーっと・・
「こっちだったら、私たちと一緒です。」
と、元気よく答えてくれたんだけど・・
・・と、言われましても・・
えーっと・・どうしよう・・
ここがどこで、家がどこなのかさっぱりわからない。
続きます