晩婚、高齢出産・育児であたふたしている高齢ママのブログ

40歳で結婚、41歳で出産、現在4歳児と格闘中です。日々の出来事をつらつらと語っていきます。ちなみにここにでてくる登場人物の名前は全て偽名です。

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転校先の小学校、初日 その3 下校班で迷子

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 4月の記事です。

 

 『転校先の小学校、初日 その1 登校班で小学校へ

 『転校先の小学校、初日 その2 初めての下校班で・・』 の続きです。

 

 完全に迷子?

 初めての『下校班』だったが・・本来は超えないはずの線路を超えてしまい、みんなが解散し始めたところは、全くしらない場所・・

 えーっと・・どうしよう。

 ・・ここはどこ!?

 家はどっち!?

 

 子供を迎えにきたらしいパパがいたので、

 「○○町なんですけど、どう行けばいいんでしょう?」

 と、聞いてみるが、

 「この辺りじゃないですね。あっちの方ですが・・」

 と、指をさされる。

 

 完全に反対方向なんですけど・・

 えーっと・・どうしよう。

 

 完全に迷子だわ。

 「どう行けばいいかわかります?」

 「すみません、ちょっとわからないですね。」

 いえ、こちらこそすみません。

 

 とりあえず、スマホを持ってきていたので、現在地の地図をだすが・・

 この日はめちゃくちゃ良い天気で、今は12時近い。

 天気が良すぎでスマホが良く見えない。

 影を作ってなんとか見ようとするが・・わかりにくい。

 そもそもこの辺りの地理など、まだ把握していない。

 

 とりあえず、先ほど教えたくれた方向とスマホの地図を照らし合わせて、それっぽい方向へ歩くことにする。

 この時は、本当に困った。

 

 ゆえには、

 「大丈夫、大丈夫。」

 と、笑顔で言っていたが、正直かなり焦っていた。

 後でよく考えたら、一度小学校に戻って、登校班の時に通った通学路を通って帰れば良かったんだけど、この時は焦っていたせいか思いつかなかった。

 

 しばらく歩くと、ゆえが、

 「同じ小学校の帽子かぶっている子がいた。」

 と、言う。

 誰か親が近くにいるかもしれない、とそちらに向かって歩いて行くと、広場っぽいところに、数人の保護者とゆえと同じ帽子をかぶった小学生がいた。

 

 声をかけて、事情を説明する。

 本来は、この広場が下校班の解散場所になっているらしいが、実際は家が近い子は、途中でバラバラと帰ってしまうらしい。

 町名を言うと、方向が違うので、下校班は変えてもらった方がいいとのこと。

 やっぱりか・・

 

 ひょっとして、私は知らないが、この道を行けば、家の近く・・ということがあるのではないか、とちょっとだけ期待したが、そういうことはないらしい。

 まあ、そうだよね。

 

 ここで、『そうか、一度小学校に戻ればいいんだ』と、思いつく。

 遅い(笑)

 

 「もう小学校に戻った方が近いですかね?」

 と、聞いてみると、

 「いえ、そんなことないですよ。場所はわかるんですけど・・ちょっと説明が難しいんですけど・・」

 「あそこのトンネルの通って・・えーっと、ふたつめだったかな・・の道を・・」

 と、何人のお母さんが交互に道を教えてくれた。

 そして、トンネルの位置がわかるところまで、案内してくれた。

 はー、助かった。

 

 歩きながら、少し話をすると、案内をしてくれたお母さんは、隣のクラスの子のお母さんらしい。

 お互い軽く自己紹介をして、お礼を言って、帰路に着く。

 

 やっぱりわからない!!

 教わった通りに道を行くが、なかなか知っている風景が見えない。

 線路はあるんだけど・・線路に沿って歩いても、途中で行き止まりになってしまう。

 方角的にはこっちなんだけど・・

 

 ゆえは、

 「暑い~!ランドセル重い~!!」

 と、ぐずぐず言い出した。

 そりゃ、そうだよね。

 今日は、本当にめちゃくちゃ良い天気だし・・

 そして、天気が良すぎて、スマホの画面が見えないし・・

 

 おまけに新学期の初日なので、ランドセルの中には、2年生の新しい教科書がたくさん入っている。

 そりゃ・・かなり重いよね。

 

 わかるんだけど、普段なら持ってあげるんだけど・・私は背中と肩がまだ痛くて、ランドセルを持つのは無理。

 いや、無理したら持てなくはないんだけど・・悪化するのが目に見えている。

 ようやく少しずつ良くなってきているところなのに・・今、悪化させたくない。

 申し訳ないが、ゆえにはもう少し頑張ってもらうことにした。

 

 それにしても、小学校を出てから、30分以上は、間違いなく歩いている。 

 しかも、私は、この時は、ポケットにスマホを入れていたもののほぼ手ぶら。

 こんなことになるとは思っていなかったし、小学校まで往復20分だし、『下校班』ですぐに帰ってくるつもりだったから、お茶の一本も持ってきていない。

 ゆえも、今日は、始業式だけだったので、水筒は持っていない。

 そして、当然、財布もない。

 

 今日は、4月8日なんだけど・・めちゃくちゃ良い天気なので暑い!!

 真夏じゃなくて良かったけど、ゆえも、

 「喉乾いた~!暑い~!」

 と、言い出した。

 そうだよね。

 わかるんだけど・・どうしょうもないのよ。

 お茶か財布ぐらい持ってきたら良かったかな~

 でも、小学校に迎えに行くだけだったし・・

 

 それにしても、これだけウロウロするんだったら、小学校に戻れば良かった!!

 そしたら、少なくとも水道のお水は飲めたかも・・(笑)

 

 先ほどのお母さんに教わった道を行っているはずなんだけど・・知っている場所にでない。

 とりあえず、出会った大人に道を聞きつつ、どうにか近くまで戻る。

 ランドセルを背負い、小学校の帽子をかぶっている低学年の子供を連れていると、たいていの人は親切に教えてくれる。

 わからない人でも、イヤな顔はされないんだよね。

 「ごめんなさい。ちょっとわからないわ。大変ね。」

 という感じ。

 

 1時間近く経つと、ゆえもキレ始める。

 「ママ!ランドセル重い!ママは、持ってないからわからないでしょう!」

 ごめん。

 本当にごめん!!

 持ってあげたいんだけど・・本当に今は無理。

 痛めている左ではなく、右で持ってあげればいいのかもしれないけど・・まだたまに本当に激痛が走るので、悪いけど無理はしたくなかった。

 もう少しマシだったら、持ってあげたんだけど・・

 ゆえも、それはわかっているので、『重い!』とは言うものの、『ママ、持って!』とは言わなかった。

 ありがとう。ちゃんとわかっているね。

 

 だいぶ迷いながら、1時間以上かけて、ようやく家に帰りつく。

 朝、通った公園を見つけた時は、

 「ここ、あの公園だよ!!」

 「やった!!帰れる!!」

 と、2人で大興奮してしまった(笑)

 

 家に帰ったら・・私もゆえもぐったり・・

 本当にまいった。

 道はわからないし・・暑いし・・ゆえは、ランドセル重くて、本当にしんどかったようだ。

 普段だったら持ってあげれたんだけどね・・

 本当にごめん!!

  

 続く