の続きです。
口を出すべきか、過保護なのか・・
えみちゃんとえみちゃんのママと話をすることを決めたけど、実は結構迷っていた。
このままではダメなことはわかっている。
だけど、どうしても迷ってしまう。
娘は、私の初めての子供でひとりっ子。
あれだけ楽しみにしていたお友達との集まりを『たのしくなかった』と泣いたことと、本当に大好きで大好きでたまらなかったえみちゃんと一緒に学校に行かず『ママとふたりでいく』と行く、と言ったことで、話をすると決めたんだけど・・
これは、私の一時的な感情だけで、実は、過保護なんじゃないかという思いもあった。
口を出しすぎ?
このぐらいだと自分で解決させた方がいい?
これも経験だと割り切った方がいいんだろうか・・?
だけど、どんなに考えてもこのままだと悪い方向に行くとしか思えなかった。
だから、このままじゃダメだ、どうにかしないと・・と思って、口を出すことにしたんだけど・・
それでも本当にこれでいいのか、という思いは消えなかった。
かえって悪い方にいかないかな・・
自分でどうにかさせる方がいいんじゃないのか・・
甘やかしすぎ?
逆に、他のお友達を作るチャンスじゃないのか・・
えみちゃんのママに話をするにしてもどう切り出したらいいのか・・
などなど・・決めたはずのに、まだ頭の中が色んな考えがグルグル。
ただ、今回については、えみちゃんのママにもちょっと不満はあった。
えみちゃんのママは、あの日、えみちゃんがずっとあゆみちゃんと鉄棒をしていたこと、ゆえと遊んでいなかったのは見ていたはずだ。
それだけなら、他の子のことなどあまり見ないだろうからいいとしても、『役立たず』と言った時、聞いていたはずだんだけど・・
私が先に、
「そういうこと言う?」
と、反応しちゃったので、何も言えなくなったのかもしれないけど・・
えみちゃんのママからすると、えみちゃんがゆえに対して、強気にでたり、言いたい放題なのは、前からなので、もう感覚がマヒしているのかもしれない。
その点も含めて、ちょっと話をした方がいいのかもしれない。
親同士で話をする
この日は色々考えすぎて、あまり眠れなかった。
だけど、日を空けると、言いにくくなるし、えみちゃんに話をするなら、記憶が定かな今日の方がいい。
朝、思い切って、『2人だけでちょっとだけ話がしたい』とラインをすると、『子供たちがテレビを見てるから、今でもいい?』と返事がきた。
いきなりで心の準備ができていなかったけど、もう勢いで言ってしまった方がいいと思って、バス停近くの広場で待ち合わせにした。
旦那には、
「ちょっと用事があるから、でてくる。」
と、だけ言ったが、旦那も何かを察したらしく、快く送り出してくれた(笑)
ちなみに、
「ひょっとしたら、えみちゃんのママが来るかも・・」
と、言ったので(来なかったけど)、居間を掃除しておいてくれました。
気が利く旦那で助かります(笑)
バス停に向かう途中は、『どう言おう・・』『うまく言えるかな』とドキドキ。
頭の中で言い方を何度もシミュレーションする。
下手な言い方をすると、今までのことが全部崩れてしまうかもしれないし・・
かと言ってこれは・・言わないわけにはいかないし・・
私の頭の中はかなりぐちゃぐちゃだった。
先にバス停で待っていたえみちゃんのママ。
えみちゃんの家の方がバス停に近いので、これは仕方がない。
「どうしたん?」
と、いつもの笑顔。
とりあえず、バス停の横の広場のベンチに座った。
うー・・言いにくい!
でも、たぶんえみちゃんのママもえみちゃんのことだと気づいていると思う。
「実はね、月曜日から、ゆえを自転車で送って行くんだけど、私がゆえを乗せて押していくから、えみちゃんたちと一緒に行くか聞いたら、『ママと2人で行く』って言うんだよね。
普段なら絶対に、えみちゃんたちと行くっていうと思うんだけど・・」
というところから、始めて、昨日のえみちゃんの言動、最近の言動を話して、このままじゃダメだと思って話をした、ということを伝えた。
『捻挫』しているからやさしくしろというつもりはないけど、包帯を巻いている娘に『たいしたことない』『役立たず』と言い放ち、『大丈夫?』の一言もないってどうなんだろう?
挙句果てに『役立たず』だしね・・
ちなみに、話をしていると、私が、途中からボロボロ泣いてしまって、これは申し訳なかった。
私は、小さいころから、胸に溜めていることを話すときは、涙をこぼしてしまう癖がある。
癖と言うか・・どうしても涙がこぼれしまう。
怒っていても泣いてしまうんだよね。
泣きたいわけではない。
泣いたらダメとわかっているんだけど・・
どんなにこらえようとしても、涙がでてしまう。
感情のねじがどこか緩んでいるのかもしれない(笑)
ママ友の前ではしたくなかったけど・・もう仕方がない。
ちょっとだけモヤモヤ
えみちゃんのママは、黙って、話を聞いて、最後には泣いて謝ってくれた。
ただ、えみちゃんが『役立たず』と言ったというくだりでは、
「え?そんなこと言ったん?ごめんな。」
と、言っていたけど・・その場にえみちゃんのママもいましたけど?
聞いてなかった?
いや、絶対に聞こえてたと思うけど・・
とは思ったけど、もうその辺はつっこまないことにした。
ゆえ次第ではあるけど、できればこのまま付き合いを続けたいので、ちゃんと話すことにした、というのも付け加えた。
どうしたらいいんだろう?
話はわかってくれて、どうにかしないと、いうことは共有できたんたんだけど、
「そやけど・・どうしたらいいんやろう・・」
と、えみちゃんママ。
・・まあ、そうなんだよね。
こういうことは、親が家で話をしても、実際に子供たちと遊ぶ場面になると、また違うんだよね。
家で話をしたからと言って、すぐに改善されるものではない。
いや、話はしてもらわないと困るんだけどね。
それだけでは、難しいというのはわかる。
えみちゃんとゆえの場合、ゆえがちゃんと言い返せない、というのもあるんだよね。
いや、最近は言い返しているんだけど、負けてしまうというか・・最終的にゆえが泣いてしまうというか・・
幼稚園の時に比べると、言い返せるだけでも進歩なんだけど・・
とりあえず、
「私が、えみちゃんと話してもいい?」
と、聞くと、
「そうだね。その方が効くかも・・」
と、言うことで、私がえみちゃんと話をすることになった。
話はするけど、えみちゃんを叱るつもりはない。
えみちゃんの場合、怒ったり叱ったりしてもたぶん効かないと私は思う。
それよりも、ゆえの気持ちを話して、えみちゃんの良心に訴える方が効くと思うんだけど・・どうだろう。
私はここで待っていて、えみちゃんのママがえみちゃんをここに連れてくることになった。
続きます