『娘のお友達関係・・『もう無理かも』と思った日 その1』の続きです。
娘が、捻挫した翌日は、お友達が我が家へ集まる日だった。
今考えれば、中止した方が良かったのだが、娘がどうしても遊びたいというので、走り回ったり鉄棒をしないことを約束させて、そのまま続行となった。
えなちゃんのママが懇談で、えみちゃんが家に帰る前に家をでたので、ランドセル姿で我が家に来たえみちゃん。
最初は、仲良くやっているように見えたんだけど・・
わざと怒らせている?
小学校の図書室から借りてきた本を、2人とも読み始めたので、
「先に宿題をしようか。」
と、一旦、図書館の本はおしまいにさせた。
すると、えみちゃんがゆえの2冊目の本に気が付いた。
ゆえは、1冊はハロウィン系の絵本。
もう1冊はちょっと小さい子向けの本を借りてきていた。
すると、えみちゃんは、
「ゆえちゃん、これあかちゃんのほんやん。」
と、言い出した。
「ちがうよ。だって、しょうがっこうのとしょしつにあったほんだよ。」
と、ゆえが言う。
最初は、ゆえも普通に返答していたのだが、えみちゃんが宿題の準備をしている間、しつこくしつこく『赤ちゃんの本』とゆえに何度も言う。
最初は、
「ちがうよ。」
と、普通に返していたゆえだが、とうとうキレた。
「しょうがっこうのとしょしつでかりたんだから、あかちゃんなわけないでしょう!」
「なんでそんなこというの!」
「しょうがっこうにあかちゃんいないでしょう!」
ここで、えみちゃんは、してやったりの笑みを浮かべる。
落ち着いてテーブルの前に座り、
「やっぱりか~」
「きょうはだいぶマシだったけどね。」
「いつもゆえちゃんがそうやってもんくばかりいうから、ケンカになるんだよ。」
・・・・えみちゃん・・
それを聞いてゆえは、更に頭に血が上る。
「もんくばっかりいってないよ!えみちゃんがずっと『あかちゃんのほん』っていうからでしょう!」
「だって、『あかちゃんのほん』だもん。」
「ほんとうのこといっただけでしょう。」
「あーあー、はやくゆみちゃんこないかな~。ゆみちゃんこないとつまんない。」
さすがにここで、間に入ることにした。
『小学校の図書室には、1年生から6年生まで、小学生が読む本を置いてある』
『大人でも絵本を読んだりすることがある』
『他の人が読む本に関して、否定したらダメ』
と、いうことを一応わかりやすく説明した・・つもり。
かなりイラっときていたけどね(笑)
一応、その場はそれでおさまった。
ゆえは、半べそかいていたけど・・
様子を見ていたら、2人とも落ち着いて、宿題を始めた。
ゆえの希望とはいえ、今日、集まるのはやめた方が良かったかな~
この後、あんまり良い方向に行く気がしない。
娘をはずしにかかる2人
2人が宿題が終わるころになって、ゆみちゃんが来た。
ゆみちゃんのママも、他の兄弟の予定があるので、ちょっと遅れると連絡が来ていた。
ゆみちゃんが、来ると、
「やったー、ゆみちゃんきた!ゆみちゃんがいないとつまんない!」
と、大喜びするえみちゃん。
ゆみちゃんの手を引っ張って、
「みてみて!」
と、できるようになった『スカート回り』を披露。
なるほど、これをゆみちゃんに見せたかったのね。
ゆえは、無言で宿題をやっている。
ゆみちゃんは、その様子を見て、
「えみちゃん、きてきて。」
と、ゆえの方を見ながら、えみちゃんに内緒話を始める。
あー、空気読んだな、これは・・
ちょっと釘をさしておくか・・
「ゆみちゃん、前に、内緒話はダメって言っていなかった?」
「えー、あたし、べつにへいきだよ~」
(以前、えみちゃんがゆえに内緒話をしようとしたときに『内緒話ダメなんだよ!』と怒ったことがあった。)
「3人でいるときに、ゆえとえなちゃんが内緒話してもいいの?」
「あー・・うん、いいよ。」
明後日の方を見ながら答えるゆみちゃん。
いいんかい(笑)
説得力ないけど・・
「えみちゃんは?ゆえとゆみちゃん、2人で内緒話しててもいいの?」
「ヤダ。」
こっちはイヤみたいだ(笑)
「じゃあ、みんなでいるときに内緒話しない。された方が嫌な気分になるから。わかった?」
「はーい。」
ゆみちゃんが、宿題を始めたので、2人とも隣で図書館の絵本を読み始めたのだが、えみちゃんは、
「ゆみちゃんまだ?」
「ゆみちゃんがいないとつまんない!」
と、ゆみちゃんにしか話しかけない。
そして、ゆみちゃんが宿題が終わると、
「まってました!てつぼうやろう!」
捻挫して鉄棒ができないゆえの前で言い、ゆみちゃんを鉄棒に連れて行く。
ゆえは、
「てつぼうは、やめて。わたし、てつぼうできないもん。」
と、一応、自分で言っていた。
「だったら、ゆえちゃんはそこでみてて。」
と、鉄棒を始める2人。
「ねえ、てつぼうやめてよ。わたし、いまできない!」
というゆえに、えみちゃんは、
「ゆえちゃん、てつぼうできないもんね。」
と言う。
「いまだけだよ!」
と、ゆえが言うと、
「ゆえちゃん、さかあがりできる?」
と、急に聞いてきた。
ゆえが、逆上がりできるのは、、えみちゃんも知っているはずなんだけどな。
「できる」
「まえまわりは?」
「できる」
「あしかけまわりは?」
ちょっと考えるゆえ。
体操教室ではやっているけど、まだ練習中で『できる』という段階ではない。
「なんでそんないじわるいうの?」
「いじわるじゃないよ。聞いているだけ。」
うーん・・これは明らかに悪意があるような気がする。
ひとりで遊ぶ娘
そして、見ているだけのゆえの前でずっと鉄棒をやっている2人。
こりゃもう今日は、ダメだな。
もう仲間に入れもらおうと思わな方がいいわ。
「ゆえ、ママと一緒にレゴやろうか。」
「うん。」
普段だったら、お友達と遊ぶことに固執する娘だが、感覚的にゆえも仲間に入れないとわかったらしい。
「レゴは、るい(えみちゃんの弟)がもってるからやらない。」
「じゃあ、わたしもいえにあるからやらない。」
と、えみちゃんとゆみちゃん。
ゆえは無言でレゴをやり始める。
1人だとかわいそうなので、私も横に座って、一緒にレゴで色々作り始める。
すると、ゆみちゃんがちょっと興味をもって、こっちにやってきて、一緒にやり始める。
ちょっとだけこういう展開を狙っていたんだけどね(笑)
だけど、今日はそううまくはいかなかった。
「ゆみちゃん、こっちにきて!」
と、えみちゃんが呼び戻してしまう。
「えみちゃんも一緒にやらない?」
と、聞いてみるが、
「やらない!てつぼうがいいの!」
とのことで、鉄棒の前から動かない。
「ゆみちゃん、こっちきてってば!」
と、結局、ゆみちゃんもえみちゃんの方へ行ってしまう。
ゆえは、完全に無言でもくもくとレゴを作っている。
うーん・・
私はゆえに話しかけながら、一緒にレゴを作るが、ゆえは無言のまま。
続きます。