『女の子3人 娘のお友達関係 新たなトラブル その1』の続きです。
夏休みが終わって、小学校が始まった。
以前、トラブルがあった女の子3人だが、うちに来た時も仲良く遊んでおり、とりあえず私は安心していた。
ところが、ゆみちゃんのママから、突然ゆみちゃんが『えみちゃんと一緒に学校に行かない』と言い出した、と電話があった。
どうしたんだろう?
仲良く遊んでいると思ったんだけど・・
えみちゃんのママに話をする
理由はよくわからないが、ゆみちゃんが『えみちゃんと一緒に行かない』と言い出した。
登下校だけでなく、えみちゃんと『一緒に遊ぶのもイヤ』というゆみちゃん。
とりあえず、しばらくは登下校は別にして、様子を見ようという話しになった。
とはいえ、登下校だけでなく『一緒に遊ぶのもイヤ』と言い出しているなら、えみちゃんのママにも伝えないとダメだろうな・・
デジャブを感じるが、今回もえみちゃんのママには、私が言いに行くことになった。
これは、ゆみちゃんのママがすごく言いにくそうだったので、私から申し出た。
「あの・・もし余計なお世話じゃなかったら、私が言おうか?ゆえの習い事の迎えに行った帰りにでも寄って話してくるけど・・」
と、言うと、
「いいの?助かる。」
と、私が言い出してくるのを待っている感じだった。
さすがに、私に『えみちゃんママに話してくれる?』とは言いにくいよね。
普段、ママ同士も仲良くしているし、子供同士揉めるのも今回が初めてではない。
ただ、状況が分かってからお互いのママが話をするのは大丈夫だろうが、こういうことがあった、と最初に言うのは、ゆみちゃんのママも言いにくいだろうし、当事者同士だと感情的になったりすることもあるので、最初の状況説明だけ引き受けた。
第三者だと冷静に見れても、自分の子の話になると、どうしてもわが子びいきになってしまうしね。
それに、ゆえにも無関係というわけではない。
前に、ゆみちゃんが『えみちゃんと一緒に学校に行かない』と言い出したときも、私がえみちゃんのママに言いにいったしね。
それでも、前回の仲間外れの時みたいにゆえのことでないだけ、気が楽だ。
娘は知ってた?
ちなみに娘の習い事のお迎えに行った後、
「明日、ゆみちゃんは、一緒に小学校に行かないって。」
と言うと、
「うん。しってる。」
とのこと。
え?知ってるの?
ちょっとびっくり。
「ゆみちゃんから、あしたはいっしょにいかないってきいたもん。」
「なんで一緒に行かないのかな?」
「さあ、わすれた。」
・・・・
・・・忘れたとはいうのは、絶対嘘だな。
ゆえの性格上、絶対に、『なんで?』と聞いているはずだし・・それを忘れる可能性は低い。
言いにくい理由なのか、聞いたけどよくわからなかったかのどちらかだろう。
無理に聞いても良くないので、とりあえず、それ以上は突っ込まなかった。
それにしても、ゆえが知っているということは、ひょっとしてえみちゃんも知っているのかな?
親同士で勝手に心配して、言いに行くことになってしまったけど、ひょっとしたらえみちゃんはもうわかっているのかも・・
だったら、親同士の勇み足ってことになるけど・・
(後日、話を聞いたところによると、えみちゃんは、ゆみちゃんから『一緒に学校に行かない』とは言われていたようだが、本気にしていなかったようだ。)
まあ、無駄足なら無駄足でいいか、とえみちゃんの家に向かう。
事前にラインで、習い事に帰りに寄ることは了承してもらっていた。
前回は、旦那にゆえを預けて行ったが、今回はまだ旦那が帰っていないので、一緒に連れて行かざるを得ない。
えみちゃんの家に到着。
チャイムを押すと、
「あー、ゆえちゃんだ~!」
と、えみちゃんが飛んできて、玄関で遊びだす子供たち。
その隙に、えみちゃんママと玄関の外で話をした。
えみちゃんママはびっくり
「また、えみちゃんがなんかやったん?」
と、えみちゃんママ。
いや・・そういうわけではないんですが・・
ざっと内容を話すと、びっくりした様子のえみちゃんママ。
「え?でも、今日、ゆみちゃんとえみちゃん、2人でめっちゃ仲良く帰ってきてたよ?別れるときも、ゆみちゃん『また、あしたね!』ってめっちゃ笑顔で手、振ってたし・・」
と、戸惑い気味。
これは、私もちょっとびっくり。
そうなんだ。
今日、別れる時までは、仲良かったのか・・
でも、そうなんだよね。
私も、この間3人で遊んでいたのを見ているが、特に問題があるようには見えなかった。
大人からしたら、『ついさっきまで仲良く遊んでたやん!』と思うんだけど・・
まあ、一時的なものかもしれないし、様子を見る、ということで落ち着いた。
その後は、えみちゃんママとゆみちゃんママでラインして、話をしたようだ。
ゆえは、
「ほんとうは、がっこうに、3にんでいきたいの・・」
ちょっと、寂しそう。
「ゆえが、3人で行きたいなら、ゆみちゃんに一緒に行こうって言ってみたら?」
「そうだね。」
とは言っていたけど、実際に言ったかどうかは不明。
ちょっと考察してみる
ゆみちゃんの『えみちゃんといっしょにがっこうにいきたくない』、というのは、実際のところはわからない。
だけど、私の勝手な考察だと、今までのことが爆発したんだと思う。
誰が悪いというわけではないが、幼稚園に入る前から、主導権を取るのは常にえみちゃんだった。
えみちゃんは4月生まれで、4月生まれだとしても発達が早く、体も大きいし、頭も回る。
ゆえとゆみちゃんは早生まれ。
この時期の1年近い差は大きい。
えみちゃんの言うがままに遊んでいた時期もあった。
年齢が上がるにつれて、えみちゃんに絶対服従はなくなり、その分もめごとも増えてきたが、それはそれで『成長』ということで、いいことだとは思っていた。
それでも、やっぱり多少なりとえみちゃんの機嫌を取る、ということが当たり前になっていたように思う。
幼稚園の時、ゆえとゆみちゃん2人だけで遊ぶときに、
「きょうはえみちゃんいないから、これつかえるよ。」
「えみちゃんがいたら、できないから、これやろう。」
みたいな会話を聞いたことがある。
小学生になって、それぞれ自我も強くなる。
一時はえみちゃんと一緒になってゆえを仲間ずれにしたこともあるゆみちゃんだが、これも『えみちゃんの機嫌をとらないと』『えみちゃんと嫌われないようにしないと』という心理が働いていたように思う。
ゆみちゃんは、末っ子だけあって、ゆえと違って空気を読むのが上手だ。
今年の夏休みは、お互い遊ぶこともなかったので、久しぶりに3人で登下校して、『もうヤダ!』となったのではないかと思う。
それでも、ゆえに、『えみちゃんと遊ばないで自分と遊んで』ではなく、『えみちゃんと遊ばない時に一緒に遊ぼう』という感じなので、これも空気を読んでいるんだろうな、と思う。
現在の登下校
とりあえず、今は、ゆみちゃんは、登下校を本当にひとりでしているらしい。
ゆえとは、えみちゃんが遊べない日に遊んでいるが、今後みんなで遊ぶ日は・・どうするんだろう・・
幼稚園の頃と違って、性格が合う合わないが出てくる頃だし、無理に仲良くする必要とないとは思うが、ゆえは3人で遊べないのがちょっと残念そうだ。
ゆみちゃんのママは、
「また小学校で遊んでな。」
と、ちょっと焦っている感じ。
今まで女の子3人、もちろんトラブルも多かったけど、ずっと仲が良かったからね。
それに、1年生だとまだクラスの子と遊ぶ感じじゃないので、放課後遊ぶとしたらこのメンバーだったんだよね。
まあ、ゆみちゃんは、同学年ではないけど、近所にも遊ぶ子はいるんだけどね。
ただ、ゆみちゃんの場合は、コミュニケーション能力が高いので、どこでもすぐにお友達ができているので、幼稚園からのメンバーにこだわらなくても大丈夫だとは思う。
ただ、ゆえとゆみちゃん、妙に気が合うというか、遊び方が似ている。
ゆえと同じマイワールドでずっと遊べる貴重な友人なので、このままお友達でいてほしいとは思う。
ゆえは、意識していないと思うが、ゆえとゆみちゃんが2人で遊ぶときは遊び方が違うんだよね。
本当にずっと笑い転げている時もあるし・・
まあ、しばらく様子を見ましょう。
一時的なものかもしれないし・・
でも、やっぱり今じゃなくても、学年が上になれば、今までとは違うお友達関係になっていくんだろうな。
それでいいんだけど、幼稚園に入る前からずっと知っているお友達だけに、離れたら親の方がさみしくなるような気がするな(笑)
ちなみにこの日の翌日、ゆみちゃんがひとりで遊びに来たけど(えみちゃんは習い事の日)、玄関に入ったら、
「きょうは、えみちゃんこない?」
と、私に聞いてきた。
うーん・・しばらくはこの状態が続きそうな気がするな~
続きます