『女の子3人 娘のお友達関係 新たなトラブル その6』 の続きです。
一応、これで最後になります。
ゆみちゃんとえみちゃんが、仲たがいをしてから一週間。
金曜日の集まりの時に、ちょっとだけ一緒に遊んだものの、やっぱり一緒に学校にはいかない。
しばらくは、この状態かな、と私は思っていた。
娘とゆみちゃん
金曜日の集まりがあった翌週のこと。
この日は、えみちゃんが習い事だったので、ゆみちゃんだけが遊びに来た。
金曜日は、バトルもあったけど、最後は一緒に遊んだし、ちょっとは変化があったかと思ったけど、ゆみちゃんとえみちゃんは、相変わらず別々に登下校しているようだ。
ゆえとゆみちゃんは、宿題を終えると、一緒に仲良く遊びだした。
ちなみに、ゆえとゆみちゃん2人だけで遊ぶ時は、2人してマイワールドに入って夢中で遊ぶことが多い。
この時は、鉄棒や机に布団やタオルケットなどをかけたり、色々工夫して、お城(?)を作り上げ、そこでずっと遊んでいた。
こんな感じ。
我が家の今使っている布団・・全部使われたんですけど・・
これがどうやらお城らしいです(笑)
そして、帰るときに、
「あしたもこれであそぼう!」
と、言い出し、ゆえも、
「ママ、これ片付けないでね。」
と言う。
え?
これ、このまま?
今夜、寝るときどうするの?
「いや・・さすがにこれは・・」
と、言いかけると、
「おねがい!かたづけないで!」
「いちにちだけだから!」
と、2人に懇願される・・
マジですか・・
・・・今夜は、狭いけど、3人で2階のベットで寝るかね・・
(ゆえが産まれる前に使っていたベットが2階にある。ゆえがひとりで寝るようになったら、また使うつもりだが・・いつになるやら(笑))
『お城(?)』の効果?
ということで、明日はゆみちゃんが遊びに来ることが決定になったんだけど・・
「あしたは、えみちゃん、習い事がないから来るんじゃないの?3人で遊ぶの?」
と聞いてみた。
するとゆみちゃんは、『あっ』という顔をして、
「それならいい。」
と、言い出す。
・・そこまでイヤなのか・・
ゆえは、
「えー、でもおしろであそぶんじゃないの?」
と、不満顔。
「あしたこないと、おしろであそべないよ。」
と、ゆえが言うと、ゆみちゃんは、ちょっと考えてから、
「それなら、やっぱりくる。」
とのこと。
というわけで、えみちゃんがいても、ゆみちゃんは、明日遊びに来ることになった。
えみちゃんの話は聞いていないが、えみちゃんの場合は、ゆみちゃんが来ると言っても、おそらく構わず来ると思われる。
いや・・いいんですけどね・・
先週の金曜日も・・ちょっと大変だったしな・・
明日のことを考えると、ちょっと憂鬱になる。
明日は、金曜日と違い、大人は私ひとりだし・・
もめたときに上手にフォローできるかな・・
どうなるのかちょっと心配。
帰り道で聞いてみる
この日は、なかなか遊びが終わらず、気が付いたら、暗くなってしまっていたので、ゆみちゃんを家まで送っていくことになった。
本当は、もっと早く帰るように言っていたのだが、盛り上がって、めちゃくちゃ楽しく遊んでいたので、ついつい伸ばし伸ばしにしてしまった・・
その時に、さらっと
「どうして3人で小学校に行かなくなったの?」
と、ゆみちゃんに聞いてみた。
答えてくれないかな、と思ったけど、意外に
「えみちゃん、いじわるするから・・」
と、普通に答えてくれた。
「そうなんだ。いじわるするんだ~」
と、言うと、
「じぶんがもんくいってるのに、『ゆみちゃんもんくばっかり』とかいうし・・」
とのこと。
うーん・・
・・そういう理由か・・
単なるケンカといえばそうなんだけど・・
えみちゃんが少々意地悪のは事実だし、ケンカになると、『ほらそうやって文句ばっかり!』というのは、私も知っている。
ただ、そういうところがあっても、他の魅力があるから、みんなえみちゃんと遊びたがるとは思うんだけど・・
魅力よりイヤなところが強くなってしまったのかな~
ゆみちゃんとしては、イヤな思いして一緒に登校するより、ひとりでとっとと登校して、クラスの子と遊んだほうがいいのだろう。
ちなみに、
「わたしは3にんであそぶのがいちばんすき。」
と、言ったゆえに、
「わたしはゆえちゃんだけとあそぶのがいちばんだいすき!」
と、ゆみちゃんが返してくれた。
これは、私もなんかうれしかったので、思わずお礼を言ってしまった(笑)
そこまでしなくて、よろしい
ゆみちゃんを家まで送った後、ゆえに、
「明日、ゆみちゃんとえみちゃん、2人お家に来ても大丈夫?」
と、聞くと、
「だいじょうぶ。あのね、なかなおりさせるほうほうかんがえたんだ!」
と、なんか自信満々に答える。
「へえ、どうするの?」
「あのね、わたしとえみちゃんがケンカするでしょう。そして、わたしとゆみちゃんもケンカするの。そうしたら、ふたりがけったくして(←本当にこう言った)なかなおりできるでしょう?」
・・・・・
・・えーっと・・
なんと返せばいいんだろう・・
そもそも、どうやってケンカするつもりだろう。
・・・まあ・・とりあえず、そこまでせんでよろしい。
そこまでしなくていいけど・・少々恐ろしいことに考え方としては間違っていない。
ある意味、確信をついている方法ではある。
本当にやれば、効果はあるだろうな・・と思わなくもない。
思わなくはないけど・・それは、やめておこうか。
しかし・・6歳の子が考える方法か?
ちょっとびっくりした。
お友達関係でだいぶもまれたからかな・・?
その割には、2人以外のお友達がなかなかできないけど・・
とりあえず、今回・・その方法を取るのは、やめておこうか。
解決はあっけなく・・
そして、次の日、問題はあっけなく・・本当にあっけなく解決した。
ゆえが、小学校から帰ってきたので、
「今日は結局どうなったん?2人とも来るの?」
と、聞くと、
「もちろんだよ。あのね、2人とも、仲直りしたんだよ。帰りは3人で帰ってきたの!」
と、すごく嬉しそうに言う。
え?
そうなの?
ちょっとびっくり。
「良かったやん。どうやって仲直りしたの?」
「ないしょ。」
えー!それは知りたい!
「えー、教えてよ。ママ知りたい。教えて。」
と、しつこく食い下がると(笑)、
「あのね、『なかなおりしよう』って言ったの。」
「どっちが?」
「えみちゃん。」
「へえ・・」
ちょっとびっくり。
まあ、仲直りするなら、えみちゃんが折れないと無理だろうな、とは思ってはいたんだけど・・
えみちゃんから、『仲直りしよう』って言ったのか・・
すごい!
えみちゃんも成長したな~
えみちゃんが本気で言ったから、ゆみちゃんも仲直りする気になったのだろう。
大人に言われて渋々言ったことなら、ゆみちゃんは受け入れなかったと思う。
えみちゃんが本気で仲直りしたくて言ったことがゆみちゃんに通じたのだろう。
おそらく・・だけど、ゆみちゃんも、そしてえみちゃんお、本当は、仲直りはしたかったと思うんだよね。
結局、誰も口出しせず、子供だけで仲直りしたってことだよね。
えみちゃんママが何か言ったのかと思っていたんだけど、聞いてみたら、何も言ってないらしい。
大人は、周りで色々考えていたけど、結局、大人の助けなしで、子供たちが自分で解決した。
本当に大人は見守るだけで良かったんだろうな・・
わかっていたはずなんだけど・・つい勝手に振り回されてしまった。
もめたり、ケンカして、大人は口出しせず、『我慢して見守って待つ』ということが、一番難しいのかも・・
この後、えみちゃんとゆみちゃんが遊びにきて、3人でお城で遊んでいた。
・・・あと片付けが大変でした(笑)
さりげなく様子を見ていたけど、上手に3人で遊んでいた。
えみちゃんも多少なりと相手を気遣えるようになってきたように感じる。
ちなみにこの状態のお城で、各自の部屋があるようです。
「わたしがここ。えみちゃんは、ここね。」
「えー、わたしこっちがいい~」
大人からすると、とても各自の部屋があるようには見えないんだけどね(笑)
2人とも、
「ケンカしてたけど、仲直りしたら、もっと仲良くなったよ。」
と、言っていた。
良かった良かった。
『雨降って地固まる』と言ったところでしょうか。
2人が帰ってから、ゆえに、
「ゆえも頑張ったね!」
と言ったら、うれしそうにしていた。
ゆえなりに色々思うところがあったようだ。
これからも揉めることはあるだろうけど・・なるべく口を出さずに見守っていきたい。
・・・と、思うんだけど・・思いはするんだけど・・
これが・・結構、難しい。
つい口をはさみたくなってしまう。
とはいえ、やっぱり、口を出さないとダメな時もあるだろうしね。
小学生になると、幼児期とは別の苦労があるな~、と改めて思いました。
黙って見守るところと、口をはさむところ・・うまく判断できるといいんだけど・・
とりあず、今のところ、今回の娘のお友達関係は、無事に解決できたかな~
これからも色々ありそうだけど・・
それでも、ケンカしてまた仲直りして、経験を積んで、それぞれ成長できたらいいな。