晩婚、高齢出産・育児であたふたしている高齢ママのブログ

40歳で結婚、41歳で出産、現在4歳児と格闘中です。日々の出来事をつらつらと語っていきます。ちなみにここにでてくる登場人物の名前は全て偽名です。

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住塚山・国見山に山登り その7 無事に帰れた(笑)

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 『住塚山・国見山に山登り その6 日が暮れてきた・・』の続きです。

 

 道を一本間違え、『屏風岩公苑駐車場』に戻るはずが、なぜか『屏風岩山頂』に登ってしまった。

 『屏風岩山頂』に着いたのは、16時半。

 もう日が落ち始めている。

 これは、マジでやばい。

 とりあえず私のペースだと遅くなるので、旦那と娘に先に行ってもらい、私は後ろから追いかける形をとる。

 

 ひとりで山を降りながら考えたこと(笑)

 娘と旦那は、声は聞こえるが、もうかなり先に行って、姿は見えない状況になっている。

 あたりはだんだん薄暗くなってくるし、足元がもうかなり見えにくくなってきた。

 山って本当に日が暮れはじめると、暗くなるのが早い。

 また足をぐねると本気でまずいので、スマホを取り出して、スマホの明かりを足元に向けて照らしながら降りることにする。

 

 そして、この状態でひとりきりだとつい色々考えてしまう(笑)

 旦那とゆえだけなんとか駐車場までたどり着き、私がまだ山にいるうちに日がくれた場合・・と頭の中でシミュレーションしてみる。

 とりあえず、ウエストポーチにお菓子はあるし、リュックの中にブランケットもあるから、とりあえず最低限の暖はとれるかな。

 今晩は雨は降らない予報だったし・・万が一、暗くなって、動けなくなって、このあたりで一晩過ごしてもたぶん大丈夫。

  ・・・・・・

 あ、でも、まずいかも。

 水は旦那が持っている。

 屏風岩山頂で別れるときにペットボトル一本、こっちにもらうんだった。

 失敗したな・・

 でも、寒いからそんなに水は飲まないだろうし・・一晩ぐらいならまあ、大丈夫かな・・

 

 などと、考えていたが、あとで旦那に言ったところ、

 「動物がでたらどうするの。」

 とのこと。

 そういえば、それは考えてなかったな(笑)

 

 一瞬焦ったけど・・

 私的にはかなりのスピードで降りたと思う。

 ゆえや旦那はもっと早く降りている。

 この時点では、周囲はまだ見えるものの、足元は、スマホで照らさないと、かなり危ないレベルの暗さになっている。

 

 次の標識のところまで、暗いがなんとか歩けるぐらいの時間帯にたどり着いた。

 そこで旦那も待っていた。

 ここから先に行くと、私が迷うと思ったようだ。

 

 ところが、その標識は、住塚山と国見山の山頂の方角と距離が書いている。

 「もう、住塚山までいかないと無理か?」

 などと旦那が言い出す。

 「いやいやいや、無理だよ!絶対無理!」

 

 今から山頂まで登っていたら、完全に日が暮れるし、もうそんな体力は残ってない。

 ゆえだって、さすがに無理だって!

 でも・・もう道もわからないし・・どうしよう・・

 

 『マジでこのままだと遭難?』と真っ青になっていたら、暗くて見えにくかったが、標識のわきにもう一本細い道がありが、そちらに少し入ると、神社までの標識があった。

 (このあたりはかなりうる覚えです。)

 『若宮(だったと思われるがはっきりとは覚えていない)神社』と、神社までの距離が表示してあった。

 

 確か『屏風岩公苑』の近くに神社があったはず・・

 良かった!こっちだ!

 この時は、本気で胸をなでおろした。

 今から山頂に向かったら、本気で遭難コースになってしまう。

 

 旦那の先導で神社の標識がさしている方向へ歩き始める。

 このあたりで旦那は現在地がだいたいわかっていたようだ。

 

 しばらくすると、朝、通った道に合流

f:id:rishiana:20210209060831j:plain

 朝、通ったところにあった標識と同じものだ。

 もとの道に戻れた!

 良かった!

 あと300メートルなら、すぐだ。

 ギリギリ、真っ暗になる前に帰れる!

  いや・・写真で分かるように十分暗いんですけどね(笑)

 

 ちょっとビビった

 スマホで地面を照らしながら、急いで『屏風岩公苑』の方へ向かう。

 旦那とゆえがちょっとだけ先に行き、私も後から歩いていると、がさっと、茂みで音がして、草が動いた。

 動物がいる!

 草で完全に隠れているので、小さめだろうが、私は怖くて立ち止まる。

 旦那とゆえはそんなことに気づかずどんどん歩いている。

 

 慌てて、旦那に、

 「ちょっと待って!止まって!動かないで!」

 「そこにいて~!」(必死(笑))

 と、叫んでから、静かに速足で音のした茂みのそばを通り抜けた。

 あー、怖かった。

 姿は見えなかったので、草よりは小さい動物だと思われる。

 だとすると、イタチとかリスとかの小さな動物で、それほど危険はなかったと思うんだけど、暗い山の中で『がさっ』っと音がするとそれだけで本当にびくっとする。

 

 さっきビバークする時のことを色々考えていたが、このくらいでビビっていたら、山で夜に一人で過ごすなんて無理かも・・

 

 なんとか『屏風岩公苑』に到着

 そしてようやく・・出発地点の『屏風岩公苑』に戻ってきた。

 「良かった~!戻れた~!」

 と、大喜びする私と旦那。

 ゆえはキョトン。

 暗すぎて最初に通った『屏風岩公苑』とは気が付かなかったようだ。

 

 本当に、本当に心底ホッとする私と旦那。

 旦那は、両手を挙げて、

 「スターウォーズの音楽が聞こえる~!」

 と感慨にふけっていたので、

 「猿の惑星だったらどうするの!?」

 と、とりあえず返しておいた。

 

 まったく・・リハビリ登山の予定がなんでこんなことに・・・!(笑)

 

 ここが駐車場近くの『屏風岩公苑』だとわかると、ゆえも安心して、自由に走り回る。

 ・・あんた元気ね~

 全員でトイレに行き、駐車場に向かう。

 

 時間は、5時半近くになっている。

 トイレに行っている間に本当に真っ暗になった。 

f:id:rishiana:20210209061022j:plain

 無事下山できた記念にパチリ。

 『屏風岩公苑』に着いたときは、まだ完全に暗くなる直前ぐらいだったのだが、この時点では夜と同じぐらいの暗さになっている。

 あと、少し遅かった、本気でやばかったかも・・・

 

 こうなると、ここにくる前に車の充電ができなかったのは、かえって良かったのかも。

 あの時、15分充電して、今、降りてくるのが15分遅かったら・・本気で遭難していたかもしれない。

 

 無事帰れて本当に良かった

 車に乗ったら、私は、もうぐったり。

 ゆえは、まず、お菓子をパクつく。

 本当、よく頑張ったよね。

 はい、もういいです。

 好きなだけ食べてください。

 

 そして、ゆえは、お菓子を食べながら、

 「おんせんいくよね!?」

 とのこと。

 そんなに好き?

 はい、行きますけどね・・・

 

 とはいえ、予定していた曽爾高原&『お亀の湯』は、パス。

 車の充電をここの近くのコンビニでする予定ができなかったので、残りの電池がギリギリ。

 無理したら行けないこともないのだけど、もうこれ以上ハラハラドキドキするのはごめんだった(笑)

 

 私と旦那だけだったら、もうこのまま家に帰ったのかもしれないけど・・娘は、温泉をすごく楽しみにしていて、本当に頑張って歩いたので、行かないというわけにもいかない。

 

 帰り道の途中にある日産で充電して、夕ご飯を王将で食べて、その後、王将の近くにあったスーパー銭湯に行くことにした。

 温泉から出て、車に乗ったら、ゆえは5分持たず爆睡。

 そして、朝まで起きませんでした(笑)

 はい、本当によく頑張りました。

 お疲れさまでした。

 

 一生忘れられない山登り

 無事に帰れたけど、本当に一生忘れられない山登りになった。

 あとで色々調べたら、あの道が間違えやすいこと、そして通行止めになっていることは、他の人のブログにちゃんと載っていた。

 事前にきちんと調べておけば、大丈夫だったのにな・・・

 

 本当に綱渡りで、無事に帰ってこれたような気がする。

 あれ以上何かトラブルがあったら、本当にビバークしていたかも・・

 

 旦那は、

 「これから日帰りの低い山でも、ヘッドライトを持っていこう。」

 と、言っていた。

 遅くても15時過ぎには、駐車場に戻れる予定だったからな~

 

 

 旦那は、最悪、私が降りてこなければ、ゆえ抱っこしてでも、とにかく降りて、ゆえを車の中で待たせて、車にあるヘッドライトをしてから、私を迎えに行こうと思っていたらしい。

 

 それにしても、ゆえが途中で座り込まず歩いてくれて良かった。

 ゆえも、歩かないとどうしょうもない、とわかったのかな(笑)

  

 とにかく無事に帰れて本当に良かった。

 低い山でも遭難するときは遭難するんだな、と思った出来事でした。

 

 ちなみに、まっすぐ下りたら、『屏風岩公苑』だったけど、『通行止め』になっていてやむなく『屏風岩山頂』方面に進んだ道。

 あそこをの『通行止』を無視して下りたら『屏風岩公苑』に行けたかも、と旦那に言ってみたら、そういうのが遭難、死亡事故の原因になるとのこと。

 行ってはみたが、通れない、戻ろうにもなかなか戻れない、とやっていて日が暮れて遭難するんだとか・・・

 なるほど・・・

 

 山は暗くなると本当に『歩けない』と実感しました。

 暗くなっても歩ける、住宅街などは本当に違うわ。

 (いや、頭ではわかっていたんだけどね・・)

 次に山に行くときは、じっくりと情報収集をして、装備も備えていこうと思います。

 

 本当に無事に帰ってこれて良かった~(笑)