「コロナは突然身近にやってくる! その1」の続きです。
前日の夜、旦那の上司から電話があり、熱で帰された旦那の同僚が『陽性』だったと、知らされる。
とりあえず、翌日は、旦那は会社まで車で行き、車に乗ったまま駐車場で待機。
娘は、『新型コロナウィルス感染予防の登校を控える』対象にはなっていないが、念のため、朝は家で待機させて小学校に判断を仰ぐことにした。
それぞれの朝
翌朝、旦那は普段通り出勤。
ちょっとはゆっくりでもいいのかと思ったけど、そうはいかないらしい。
会社の駐車場で、車の中から出ずに、待機する、ということだ。
車の中から、『暇だ~』とツイッターを送ってきた(笑)
車の中から出れないからね~
大人しく本でも読んでて下さい。
そういえば、トイレとかどうするんだろう・・?
私はトイレが近いので、こういう時、困るな~
娘には、今日は、しばらく家で待機すると伝えてはいたが、やっぱり納得は行っていないようで、
「がっこういきたい。」
「きょうは、RくんとIちゃんがにちばん(昔の日直らしい)なんだよ!みたかったのに~」
などと言い出す。
気持ちはわかるけどね・・
でも、『学校、行かなくていいの?ラッキー!』などと言うよりも、小学校に行きたがる方が親としては安心かな(笑)
一応、旦那から『濃厚接触者ではなかった』と連絡が来たら、すぐに行けるように、制服以外の小学校に行く支度だけは、させておく。
朝食を食べながら、不満タラタラだったけどね。
私は、一緒に登校しているえみちゃんのママに状況をラインして、今日はひとりで行ってほしいと伝える。
(この時は、ゆみちゃんと一緒に小学校に行っていない時期だった。)
本来は、欠席や遅刻をする場合は、お友達に連絡帳を持って行ってもらうことになっているんだけど・・これも接触になるから、しない方がいいだろうしね。
小学校に電話する
さて、小学校に電話しないとならないんだけど・・何時ぐらいにしたらいいんだろう。
普段の連絡は、基本的に連絡帳なので、遅刻や欠席で小学校に電話したことってないんだよね。
あまり早すぎても良くないような気がする。
朝、校門が開くのが、8時だから、その少し前ぐらいがいいかな、と勝手に考えて7時50分頃に電話することにした。
電話をして、名乗り、担任の先生の名前を伝えると、
「もう教室に行っていますが、呼んできた方がいいですか?」
と、聞かれる。
・・・もう少し早く電話するべきだったか・・
校門が開く前だから、まだ生徒は登校していないと思うんだけど、もう教室に行っているのね。
うーん・・担任に代わってもらった方がいいのかな。
コロナの登校に関することだと担任じゃなくてもいいのかな?
とっさに判断できず、
「あの、コロナ関連なんですけど、担任の先生の方がいいんでしょうか?」
と、聞くと、電話の向こうの空気がさっと変わるのが電話越しにでもわかった。
しまった!
いや、娘や家族がかかったわけじゃないんだけど・・これは、そういう意味に取られただろうな~
余計なことを言わず、直接担任に伝えた方が良かったかな。
電話の向こうの声もちょっと緊張したような声になる。
教育現場は、感染に対しては、ピリピリしているよね。
なんか本当に申し訳ない。
でも、ここでつらつらと説明するのもなんか迷惑だろうし・・
結局、担任の先生が折り返してくれることになり、しばし待つ。
「ねえ、せんせいにでんわした?」
と、横でゆえが騒いでいたが、
「折り返しかかってくるって。」
と、話していると比較的すぐに電話がかかってきた。
先生は、いつもきりっとしているような先生だが、いつもよりも口調が心なしが緊張しているような気がする。
旦那の職場の同僚が陽性だったこと。
同じフロアで仕事はしているけど、接触はあまりないので、おそらく濃厚接触者にはならないだろうと言っているが、正式な保健所の認定は今日になるので、念のために娘は家で待機させると伝える。
先生の声が少し安心したような声に変わる。
この電話では、先生からは、休んでも『出席扱い』になる、という説明を受けた。
『登校を控える場合』には該当しないけど、やっぱり感染予防で休む場合は、『出席扱い』になるのか、と、この時は思った。
「主人から連絡があって、濃厚接触者ではないとわかったら、今日遅刻でも、登校させていいですか?」
と、聞くと、
「大丈夫だとは思いますが、念のため、管理職に確認して折り返します。」
とのこと。
しばらくすると、また連絡があった。
まず、先ほどは、『出席扱い』と言ったが、今の状態だと、『お母さんの判断で休ませている』ことになるので、出席に扱いにはならないそうだ。
娘も他の家族も元気であれば来てもらってかまわない、とのこと。
・・・結構、緩いな。
大丈夫か?
まあ、娘は、1学期一度休んでいるし、出席扱いでも欠席扱いでも、それは、別にどちらでもよい。
それに、実際『登校を控える場合』の条件に該当していないしね。
(デルタ株のことを考えると、条件は、もうちょっと考えた方がいいかもしれないけど・・)
先生からは、『お母さんの判断で休んでいるだけなので、娘さんたちが元気なら来ても良い』と言われたが・・だからって、『じゃあ今から行きます』というわけにもいないだろうな(笑)
どちらにせよ念のため、旦那から連絡が来てから、行くことにしよう。
「そしたら、今日、主人から濃厚接触ではないと連絡があったら、登校させてよろしいですか?」
「もちろんです。ただ、ひとり登校だと危ないので、お母さんが送ってきてください。」
とのこと。
はい、それはもちろん。
結果は、『濃厚接触ではない』
結局、9時頃、旦那から大丈夫だったとメールがあった。
思ったよりも、早く連絡がきたので、ちょっとびっくりした。
下手したら午後になるかも、と思っていたんだけど・・
『濃厚接触者ではない』という連絡に、そうだろうな、と思ってはいたけど、はっきりとわかってちょっとホッとする。
もう運動会の練習も始まっているし、娘も元気そうだし、今から2週間近く小学校を休ませるのはかわいそうだ。
「パパから連絡きたよ。小学校に行っても大丈夫だって。」
と、言うと、娘は大喜び。
急いで支度をして、小学校に向かう。
授業を受けられなかったのは、1時間目だけだったので、ちょっとホッとした。
教室まで送って行き、先生には、
「ご迷惑をおかけしてすみません。」
と、平謝りしてきた。
先生は、
「いえいえ、こんなご時世ですから・・」
と、流してくれたが、おそらく最初の電話の直後、職員室はざわついただろうな~
今回の小学校の対応
あくまで私の感想なんだけど、今回の先生たちの対応は、よほどのことがないと、子供たちが『小学校に通う』のを止める、ということはしなたくない、という感じが見て取れた。
小学校側から、『登校しないで下さい』とはよほどのことがない限り言わないんじゃないだろうか。
『子供の学ぶ権利』をかなり重要視しているような感じがした。
先生としたら、当然なんだろうけど・・
そこは、やはり、小学校と幼稚園の違いを感じる。
幼稚園だったら、それこそ2週間通園を禁止されていたような気がする。
日常に戻った
家に帰ってから、一緒に登下校するえみちゃんのママと、今日遊びに来る予定だったゆみちゃんのママに、事の顛末をラインで送り、心配だったら、登下校もしばらく別、遊ぶのも延期してもらってもいいよ、と伝えたけど、『学校に行っているなら大丈夫でしょう』と普段通りで大丈夫とのことだった。
とりあえずホッとする。
今のところ旦那も私もゆえも感染の兆候もなく、14日の自宅待機もなく、とりあえず日常を取り戻した感じだ。
それにしても、新型コロナウィルス・・来るときは突然来るんだな、と改めて思った。
旦那も、
「当分は、今まで以上に気をつけないと・・」
とのこと。
そうだよね。
当事者・・とまではいかないけど、当事者になりかけると本当にドキッとした。
大人は、まだいいけど、子供を14日も家で隔離は可哀そうだしね。
でも、旦那が濃厚接触者だったり、感染していたら、そうせざるを得なかった。
運動会の練習も始まったところだし、今回はとりあえずセーフで本当に良かった。
本当に『新型コロナウィルス』は、急に身近に来るな、と感じた出来事でした。
小学校の先生方、お騒がせしてすみませんでした。