パズルとの出会い
もともとうちの娘はパズル系が好きだった。小さい子は皆そうなのしれないけど、型にはめる、というのが楽しくてしょうがなかったようだ。
最初のパズルとの出会いは、ボーネルンドにある型はめのおもちゃ。
家にいると後追いがひどく、私がノイローゼになりそうだったので、1歳になる少し前ぐらいから天王寺のボーネルンドに行きまくっていた。そこにある動物の型はめに興味を示し、1歳過ぎにはすべてできるようになっていた。
次は100均で買った動物や果物なども型はめ。これも一時期夢中でやっていた。100均のおもちゃでこれだけ遊んでくれたらうれしい(笑)
ただ、これはピースがひとつなくなり、ゆえが「ない!」と怒るので、しだいにやらなくなった。
次は1歳過ぎにお古でもらったサイコロ型の型はめ。各面に数字やアルファベット、図形などの模様が4つほどあり、同じ形のところからパーツを中に入れるタイプの立体型のパズル。
もらった時はまだ早いとわかっていたのだが、他の遊び方するかも、と見せてみたら発狂するぐらい喜んで、食いついた。赤ちゃん用とは違い、複雑な形も多く、1人では無理だったが、旦那や私に手伝わせて夢中でやっていた。
どちらかと言うと旦那とやることが多かったので、旦那が会社から帰ってくると、このパズルをやると旦那にせがんでいた。
この立体の型はめは、かなり長期間にわたって夢中になってやっていた。たぶん実際はもっと大きい子用だと思う。お陰で一歳半健診の「丸三角四角」の型はめは、全く問題なくあっという間にできた。
じーじからのプレゼント
2歳4カ月ぐらいの時にじーじがゆえにパズルを買ってきた。
20ピースの『ノンタン』のパズルと30ピースの『アンパンマン』のパズルだ。
どうやら両親がどこかで食事をした時に、隣のテーブルにゆえと同じぐらいの年の男の子がおり、大人しく座っていたのでいたので、何をしているのかと思って見たら、パズルをしていたらしい。何度も崩しては、また最初からというのを繰り返ししており、結構ぱっぱと完成させたらしい。
そこのお母さんと少し話をしたら、『パズルを何度も夢中でやる』『これをしている時は夢中なので、大人しく座っている』『年齢はゆえと数か月違い』と言うことを聞いた。それで、これはゆえにもやらさねば、と思ったかどうかはわからないが、とにかく誕生日でも何でもないのに、パズルをゆえに買ってきてくれた。
パズルの絵が『ノンタン』と『アンパンマン』だったこともあり、ゆえは大喜び。
じーじとばーばの前でさっそく遊び始めるが、全然できない。実は私ももう少しできると思っていた。フォローしながら、大人が「こうかな」的にピースを持っていくとようやくできる、という感じだ。
私も昔はパズルが大好きで、子供の時はもちろん大人になってからも3000ピースぐらいのパズルにハマっていたことがあった。
だから子供用のパズルなどすぐにできると思っていたが、ゆえが途中で放り出したパズルを完成させようとしたら、意外と時間がかかった。
もちろんできるんだけど、私のイメージではピースを持ったら、すぐにここっとぱっと置けるかと思っていたのだが、ちょっと考えて場所を探さないとできない。
母に至っては、ゆえと一緒にやりながら「これどこかな?」と本気で悩む始末(笑)
子供用のパズルでも思ったより難しい。
やーめーて!
ゆえはしばらくハマっていたが、やっぱり自分だけでは中々できないし、そのうちパズルには飽きて、パズルのピースをバラバラにして、おままごとに使うようになった。
「これパンなの。」「これカレーなの。」などと言いがら、おままごとのなべやお皿に盛って持ってくる。正直『やめれ!』と叫びたい気分だった。
そのうち、なべに入れたまま、外出するの時に「これ、持って行くの。」と言いだした。なくすと怖いので、持っていかないように説得するが「これでばーばと遊ぶんだもん!」「これ○○だから持っていかないといけないんだもん!」となどと言い、ガンとして聞かない。
仕方がないので、蓋つきの鍋やチャックのある鞄の中に入れたりして、なるべくなくさないように気をつけ、ばーばのおうち以外は車の中から出さないように約束して持って行かせた。
ピースが一個無くなるともうパズルとしては遊びにくいし、遊んだとしても、ゆえが「ない!」と絶対に怒るに決まっている。
なくさないか本当にハラハラだった。
1人でできたよ!
このパズル、しばらく遊び倒した後、飽きて放置されていたのだが、二週間ほど前からまた遊びだした。前は30ピースの方の『アンパンマン』の方でよく遊んでいたのだが、今回は20ピースの『ノンタン』の方がお気に入り。
寝る前に必ず遊ぶようになり、絵柄を覚えたのか前よりは自分でできるようになった。何も言わなくても、数ピースは自分ですっとはめれる。
でもやっぱり、「これどこ?教えて。」と、全部自分でやるのは無理だった。
というか、私や旦那がそばにいるとちょっと考えたらわかることでも聞いている、という感じだった。
そして先週の日曜日、家に帰るのが遅くなって、私や旦那が、夕飯の支度や洗濯物の取りこみなどバタバタしていて、ゆえは放置状態だった。
ゆえはパズルを持ってきてテーブルの上で1人で遊んでいた。ふと見ると半分ぐらいピースが埋まっている。え?こんなにたくさん1人でできたことない。
とりあえずそばを通りながら「すごい!1人でできてるね。」と声をかける。
しばらくして、また見てみると残り5ピースほど。
私を見ると、「ママ、これどこ?」と聞いてくる。せっかくここまで1人でしたから、全部やらせてあげたい。
「これブタさんの足だよ。ブタさんどこかな?」「ちょっとくるっとまわしてみたら?」とヒントだけ口で言って手は出さない。
そして、最後のピースがハマる。
「できた~!」とゆえ。
「すごーい!1人で全部できたね!」と手をたたいて褒めまくる(笑)
旦那も呼び寄せて「ゆえ、全部1人でできたよ!」と言うと、旦那も喜んでゆえを抱っこして褒めまくる。
今まで全然一人でできる気配がなかったので、びっくり。
でも実は、しようと思えばできていたんだろうな。ただ、いつも誰かそばにいるからちょっとわからないと聞くようになってしまっていただけで。
小さいことだけど、すごくうれしい。
こうやってだんだん1人でできることが増えていくんだろうな。
次は、30ピースの『アンパンマン』のパズル。これが1人でできるようになるといいね。