晩婚、高齢出産・育児であたふたしている高齢ママのブログ

40歳で結婚、41歳で出産、現在4歳児と格闘中です。日々の出来事をつらつらと語っていきます。ちなみにここにでてくる登場人物の名前は全て偽名です。

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転校・・小学校が決まるまで その1 

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 小学校が決まるまで

 旦那の転勤が決まり、2月末に正式に辞令がでた。

 『単身赴任』か『転勤』かでかなり悩んだが、ゆえの『パパと一緒がいい』という言葉で、結局、家族で宇都宮に引っ越すことになった。

 

 引っ越し先については、辞令が出るまでに想定したことと、実際に辞令がでて、総務からの説明がかなり違い色々ここでもドタバタがあったのだが、とりあえず、総務から送られてきた賃貸物件の中で引っ越し先を決めることにした。

 私たちの希望とはだいぶ違ったのだが、とりあえず、宇都宮市まで車で行き、不動産の担当の方に案内してもらい、そのうちの一軒・・ハイツの1階に住むことに決めた。

 環境は良かったのだが、問題は小学校で、学区のW小学校までは、2キロ以上歩き、踏切を渡ったり、大通りの通ったりと、安全面でもちょっと心配だった。

 だた、集団登校だと聞いていたので、それならまだ大丈夫か、と無理に納得させた。

 

 ただ、物件を見に行った時に、近所の方に話を聞くと、ここは、学区としてはW小学校だが、この辺りの子は、みんなK小学校の方に通っている、とのこと。

 K小学校であれば、歩いて10分ちょっとだし、道も危ない道はほぼない。

 かなり具体的に、登校班の集合場所や通学路まで親切に教えてくれた。

 K小学校に行くには、市役所に書類1枚だせば大丈夫で、特に理由なども必要ない、とのことだった。

 

 とりあえず、教えてくれた登校班の集合場所までは、徒歩1分だし、比較的に近くの小学校に通えるとわかってホッとする。

 

 学区外の小学校

 宇都宮市から帰ってきて、私は本当に一仕事終わった、と安心していた。

 いや、まだやることは山ほどあるんだけどね。

 

 この頃の私は、本当にいろんなことで頭がいっぱいだった。

 町内会長をやっていたこともあり、最後の総会やら引継ぎやらでもバタバタだったし・・

 

 とにかく家が決まらないことには、どこまでの荷物を持って行くかも決まらないし、小学校が決まらないと、今の小学校での手続きもできない。

 一番大事な『家』と『小学校』が決まったということで、ひと山超えた感じで、本当にホッとしていた。

 

 言い訳になるかもしれないが、そういうこともあり、この学区も話も特に深く考えず、そういう地区なのだと思っていた。

 本当に学区の境目だったし、地図上でもちょっと飛び出ている地区だったし、K小学校に子供を通わせている近所の方の説明を聞いて、どちらでも選べるような地区なんだな、と軽く考えていた。

 だから、『小学校』については、本当に安心しきっていた。

 

 娘の担任の先生に、住所が決まったと連絡し、ついでに学区のことも話をすると、先生に、

 「市役所に確認取られましたか?」

 と、聞かれる。

 

 そういえば、近所の人の話だけで、市役所に確認していなかった。

 「大丈夫と思いますが、念のため、市役所に確認を取っていただけますか?」

 と、先生。

 

 ・・・そうだよね。

 そりゃそうだ。

 今、考えると当たり前なんだけど、この時は本当に頭が回っていなかったようだ。

 先生に言われて、今更ながら気がついて、慌てて、市役所に電話をかけることにした。

 

 市役所に確認する

 先生との電話が終ってから、すぐに市役所のホームページにアクセスし、教育管理課に『学区のことで確認したい』と電話をした。

 

 教育管理課の方の質問に答える形で、4月に引っ越しすることと、引っ越し先の住所を伝える。

 「そこの住所ですと、W小学校(遠い方)の小学校になりますね。」

 とのこと。

 まあ、ここまでは、予想していた。

 学区としては、W小学校なのだし、当然そういう答えになるだろう。

 

 そこで、近所の方に、市役所に書類を出せば、『K小学校に通えると聞いた』と伝えてみる。

 私としては、『それも可能です。』という答えを期待していたのだが・・帰ってきた答えは全く違った。

 「そこの地区からは、K小学校は、特別な理由がなければ無理ですね。」

 「え?」

 

 大丈夫と思い込んでいた私は、ここで本当にびっくりした。

 でも・・近所の子もみんなK小学校って言っていたし・・実際に話を聞いたAさんの子供さんもK小学校って言っていたんだけど・・

 とりあえず、Aさんから聞いた話を簡単に説明する。

 「少々お待ちください。」

 と、電話が保留になった。

 

 保留の間・・どうかこの担当者の勘違いであってほしいと思っていたのだが・・

 そうはならなかった。

 

 今年から適用外!

 改めて、話を聞くと、今まで、この地区からK小学校に行けたのは『学校適正化』というシステムだったようだ。

 市の方針で、小学校の子供の数を調整する『学校適正化』というシステムがあり、その一環だったようだ。

 生徒数が多い小学校から、少ない小学校へ通えるようにして、各学校の生徒数をなるべく均一化したい、ということだったらしい。

 『学校適正化』の地域に住んでいる小学生は、本来の学区の小学校ではなくても、いくつかの小学校の中から選ぶことができたらしい。

 私が住む地域もその対象だった、とのこと。

 

 ところが、これは毎年見直しがあり、今年から・・つまり来月の4月からは、この地区からK小学校への通学は廃止になった、とのこと。

 

 今年から?

 よりによって??

 

 でも、でも、それって・・

 周りの子はみんなK小学校だよね?

 娘だけ、ひとりでW小学校に行くの?

 近所の子とひとりだけ違う小学校?

 いや、それはちょっと・・

 

 「え・・でも、近所の子はみんなK小学校に行っているのに、ひとりだけ違う小学校ってことですか?」

 正直、頭が真っ白になった。

 本当にそのぐらいショックだった。

 ようやく、家も決まって、小学校も近い小学校に行っていいとわかって、安心していたところだったのに・・

 頭の中は、『どうしよう』と言う言葉でいっぱいだった。

 

 なんとなならないかと聞いてみたが、『就学指定変更』の他の条件に該当しないとダメだとのこと。

 

 焦りまくる私の様子に(実際パニックになっていたと思う)、管理課の方が、教育委員会にも電話を回してくれた。

 (ひょっとした丸投げされたのかもしれないけど・・)

 もう一度事情を教育委員会の方にも説明するが、『学校適正化』という理由は使えないとのこと。

 

 そして、結局もう一度、管理課の方に電話を回される。

 ・・・ひょっとしてたらいまわしにされている??

 

 管理課の方が、『就学指定校の変更の理由』がホームページに書いてあるので、それに該当すれば、可能ということをおしえてくれる。

 管理の方の方が、なんとかしてあげたいけど、難しいかな・・という感じだった。

 教育委員会よりは、教育管理課の担当者の方の方が事情を考えてくれている感じだった。

 

 とりあえずこの日は、『ホームページを確認してみます。』と言って電話を切った。

 ・・・どうしよう・・

 すっかり安心しきっていたのに・・

 

 続きます