6年前に中古の家を買い、なんとなく『もう転勤はないだろう』と油断していたら、今年の4月からいきなり北関東へ『転勤』となった。
私は完全にパニック状態。
どうしよう・・
『転校』?
それとも『単身赴任』?
正直、どちらが娘にとっていいのかわからない。
『転校』と『単身赴任』
とりあえず、ネットで『転校』『単身赴任』と検索して、調べてみる。
自分の経験や専門家の意見など色々あったが、まあ、結局、『状況』と『子供による』ということらしい。
いや、そうなんだけどね。
それはわかっている。
わかっているんだけど・・ついつい、ネットで調べてしまう。
あくまで私の調べた範囲だが、低学年のうちは『転校』している人の割合が、多いが、高学年以降は、『単身赴任』が多くなるかな・・という感じだった。
幼稚園でも、単身赴任している人はしているし、中学生でも転校している人はしているので、本当に状況によりけりなんだろうな。
結局、自分たちがどうしたいかなんだけど・・それはわかっているんだけど、正直決められない。
それぞれにメリットデメリットがあるし・・娘にとってどちらを選んだらいいのかというのが、正直わからない。
本当にわからないんだよね。
数年後、『転校して良かった』となるのか、その逆になるのか・・
ドラえもんみたいに、未来がわかる道具があればいいんだけど・・
などと、つい現実逃避をしてしまう(笑)
ネットを見ると、自分や子供が小さい時の経験を書いてくれている人も多くいた。
というか、私自身、子供時は父が転勤族だったので、『転校』のことはある程度わかっている、つもりではいるんだけど・・
『転校』・・私の経験
私の父は転勤族で、私は小学校4校、中学校2校に通っている。
高校3年生の秋にも転勤があったが、さすがにそれは、単身赴任で行ってもらった。
私自身は、『転校』の経験は何度もあるが・・娘とは性格が違いすぎて、私の経験が参考になるかどうかすらわからない。
私の最初の転校は、小学2年と3年の間の春休み。
この時は、父の祖父母と同居になり、二世帯住宅を建てて、大阪から奈良に引っ越すことになった。
(聞いたところによると、祖父母が家が高速の建設かなにかで立ち退きになったので、どうせだったら、一緒に住もうということになったらしい。)
私がこの時に住んでいたのは、大阪のマンモス団地。
それこそ、幼稚園に行く前からの同級生のお友達や遊んでくれたおねえちゃんたちがたくさんいた。
だけど、この時、私が引越しや転校を嫌がったという記憶はない。
ギリギリまで、公園でお友達と遊んでいたという記憶はあるんだけど・・別れる時に嫌がったとか、泣いたなどということはなかったと思う。
まだ8歳だったし、好奇心旺盛な活発な性格だったので、どちらかというとワクワク感の方が強かったんだと思う。
また、おじいちゃんおばあちゃんと一緒に住めるこということと、大阪と奈良ということで、比較的場所も近かったので、いつでも遊びに来れる、と思っていたようだ。
実際、引っ越してから何度かこの団地に遊びに来ていた。
それに、『団地』ということもあり、子供がある程度大きくなると『家を買って引っ越す』という住人が多かった。
それもあって、『そういうもんだ』と思っていたように思う。
そして、そんな二世帯住宅に引っ越して、半年、今度は父の転勤。
家を買ったら『転勤』になる、とはよく言ったものだ。
親や祖父母はかなりの衝撃だったんじゃないだろうか・・
せっかく二世帯住宅を建てて一緒に住み始めたのに、半年で転勤とは・・
両親に呼ばれて部屋に行くと、父と母がカレンダーを見ながら何やら話しており、
「ちょっと話があるんだけど・・」
と、言われる。
何かピンとくるものがあって、
「ひょっとして、引っ越し?」
と、聞くと、
「よくわかったね。」
とのこと。
この時は、嫌がった記憶があるが、泣くほどイヤ、という感じではなかった。
ただ、小学3年生の秋で、運動会が間近だったので、運動会だけはやりたいので、運動会が終わったら・・というか、運動会の翌日に引っ越し、ということになった。
おそらくこれは父が無理に都合をつけてくれたんだろうな、と思う。
ところがこの運動会は雨で順延。
残念ながら延期した運動会には参加できなかった。
引っ越した後、友達から、
「うちらのチーム勝ったよ!」
と、連絡がきたのは、覚えている(笑)
そして、3年生の秋から、4年生になり・・4年生と5年生の間の春休みにまたもや転校。
この3~4年生を過ごした小学校が、私にとっては一番楽しかった学校だった。
担任の先生も良い先生だったし、クラスもすごくまとまっていて、仲良いお友達もできて、毎日が楽しかった記憶がある。
この時にできたお友達とは今も連絡を取っているが、彼女もこのクラスが小学校で一番楽しかったと言っていた。
この時は、千葉県から横浜に引っ越したんだけど・・これがちょっとまずかった。
横浜の小学校の女の子は、なんていうか精神的にも進んでいる感じで、女の子のグループも出来上がっている。
前の学校の価値観とは全く違い、正直いうとなじめなかった。
ちょっと意地悪するのがイケている、という感じだったので、私は思い切り標的になっており、しかも同年代の子より精神的にかなり幼かった私は、意図的な意地悪に最初は全く気づいておらず・・なんていうか、最終的にはまあいじめに近いことをされていた。
ここらあたりで少々私の性格が変わったように思う。
そのまま中学にあがり、中学2年になる春休みにまたもや転校。
部活でも仲間ができていた頃でもあり、この時は本気で嫌がったが、二世帯住宅がある奈良に戻る、ということになっていたので、結局、転校するこになった。
中学生の女の子が、横浜から奈良に引っ越すとどういうことになるか?
問題が『言葉』の違い。
私は普通に話しているつもりでも、
「なんでドラマの中のしゃべり方してんの?」
と、言われて、ぽかん。
今まで無意識だった方言を意識したのはこの時だった。
まあ、それなりの中学生活を過ごしたけど、『転校』がなければだいぶ性格や人生が変わっていた気がしなくもない。
ちなみに、当時のクラス替えは、2年ごとに行うことが多かったので、私は『クラス替え』を始めて経験したのは、中学3年生だった。
それまでは、『クラス替え』のタイミングで『転校』していたので、『クラス替え』という経験がなかったんだよね(笑)
娘の場合はどうだろう?
と、私の経験はこんな感じだけど、私に例えると、ゆえが今回『転校』するとしたら、小学2年生の頃の私が一番近いと思うんだけど・・
ただ、性格が全く違う。
私は横浜でイジメられてから、少々引っ込み思案になり、人に意見を言うのが怖くなったが、それまでは、活発で、どこでもお友達が作れるタイプだった。
一人っ子なんだけど、団地に住んでいたのが良かったのか、人懐っこく、初めて公園で会う子でも平気で遊んでいたし、自分から『あそぼ!』と声をかける子だった。
おそらく私がそういう性格だったので、親も転勤ではない引っ越しもさせても大丈夫だと思ったのだろう。
母が言うには、『転校したその日にお友達を家に連れてきた』らしい(笑)
だけど、ゆえは、わたしとはまるで真逆。
自分から話しかけるタイプではない。
幼稚園に入る前からのお友達がいるので、お友達はいるが、1年生になってからも、新しいお友達ができた様子はない。
まあ、普通の会話はしているみたいだし、小学校は楽しいようなので、それでいいか、と思っていたけど・・
お友達が大好きな割には、我を通すところがある。
いきなりマイワールドに入る(笑)
なんでもないことを怖がる。
なにかあると、すぐに泣いてしまう。
幼稚園前からのお友達やママ友は、ゆえの性格をわかってくれて、それなりに対処してくれているけど、新しい学校で、大丈夫なんだろうか。
大好きなお友達と離れるのを嫌がるのはわかっているし・・
『転校』と『単身赴任』メリットとデメリット
『転校』の一番のメリットは、家族3人で暮らせること。
ゆえは、パパが大好き。
怒られて泣くこともあるけど、パパが帰ってくると、
「おかえりなさーい!」
と、抱き着きに行く。
パパにおんぶや抱っこをしてもらうのが大好き。
そして、まだ『パパと結婚する』と言っている。
逆に『単身赴任』だとそれがなくなってしまう。
一番パパにべったりなこの時期に、パパと娘が会えなくなるのは、実にもったいない気がする。
『単身赴任』の一番のメリットは、パパがいないこと以外、今までと環境が変わらないということだ。
習い事も学校も、お友達関係も・・
バレエなど習い始めて1年目。
最近ようやく体が動くようになってきた、と先生に褒められたところだ。
バレエ教室は、引っ越し先でもあるだろうが、今の先生はすごく良い先生なので、教室を変えるのはもったい。
(逆に、スイミング、ヤマハ、体操教室は、まあいいかな、と感じる(笑))
逆に『転校』のデメリットは、この環境がまるっきり変わるということだ。
ただ、1、2年で帰ってくるなら、良い経験になるかな、という気がする。
それに、せっかく北関東に行くなら、周辺や東北の方にも観光や旅行に行ける!
関西に住んでいたら、遠すぎて行けなかったけど、せっかくなので、転勤の間は、楽しもうという気もする(笑)
ただ、自分たちのことはおいておいて、娘にとってどっちがいいのか。
これが正直考えても正解がでないので・・私はかなり悩んだ。
引っ越すとしたら宇都宮になるので、そこの小学校を調べたり・・などとやっていたら・・旦那がまたやらかしてくれました。
まあ、おかげで方向性もつかめたんだけどね(笑)
続きます