「『夏休み、パパと娘の富士登山計画』伊吹山編 その３」の続きです。
旦那と娘は伊吹山８合目で休憩中、私は９合目のスカイテラス駐車場で、突然、ゲリラ雨に遭う。
ずっと天気を重視して、７月末まで伸ばし伸ばしになっていたのに、結局、雨に遭うのか・・(笑)
まあ、通り雨だったので、１時間程度ですぐに止んだ。
私はそのまま山頂に登り、予定通り２人と合流するが、旦那が登山靴の靴底が剥がれていて、これ以上は歩けないようだ。
仕方なく、私が車まで、旦那のサンダルを取りに行くことになった。
旦那から聞いた８合目以降の様子です。
旦那と娘、８合目でのゲリラ雨
旦那によると、８合目で休憩している時に、突然雨が降ってきたらしい。
その前からなんとなくまずいかな、とは思っていたらしいが、雨宿りするところもないし、どうしようもない。
前述したように、バケツというより風呂をひっくり返したようなゲリラ雨。
近くに雨を避けられるところもないし、困ったらしいが、日よけ用の傘があったので、それをゆえに差して、左右に荷物を置いて、ゆえだけは、濡れないようにしたらしい。
当然、自分はずぶ濡れ・・・
「ゆえちゃんだけは、濡らさないように頑張った！」
と、いうことらしい(笑)
とはいえ、あの雨じゃどうしたって多少は濡れるけどね。
旦那の苦労も知らず、ゆえは、結構面白がっていたようだ。
口では、
「あめがふってたいへんだったの。」
と、言っていたけど、顔はニコニコだった(笑)
まあ、雨が降っている時は、『さむい』と旦那に抱きついていたようだけどね。
もう、雨はやんでいる時かな？
傘をさしてご機嫌な様子の娘。
濡れて寒かったので、長袖の上着を着たようだ。
長袖の上着、今回は、いらないと思っていたんだけど、念のために持って行っておいて本当に良かった。
旦那も寒かったろうし、ゆえも寒がるので、ガスで火を起こして、ゆえが大好きな春雨スープを食べる。
お向かいにちょっと写っている方が、私が、旦那とゆえのことを聞いた登山者だったようだ。
食べてる、食べてる。
雨もすごかったけど、通り雨なので、晴れるのもあっという間。
そして、夏なので、地面もやベンチもあっという間に乾いたようだ。
温かいものを食べて、元気になった娘。
もう周りの石などは乾いているように見える。
この辺りで、旦那は、私に電話をしてきたと思われる。
火を起こして、スープを飲んでいる間、濡れたものを乾かしていたようです。
雨の後とはいえ、真夏なので、まあまあ乾いたと思われる。
雨降る前は、汗だらだらだったしね～
さっきの雨が、嘘のような青空。
本当に通り雨だったんだね。
被害甚大だけど・・
雨の時の待機と、その後の食事で、２時間近く使ってしまっている。
それでも、この時は、旦那だけでも、山頂に登ったら、訓練も兼ねてひとりで下に歩いて降りるつもりでいたようだ。
重い荷物は、車に載せてしまえばなんとかなるしね。
それができなくなったのは、８合目を出発してしばらくしてから。
すっかり元気になり、やる気満々の娘。
そして、旦那に起きたハプニング。
歩いている時に、登山靴の靴底がはがれた・・
写真を撮る余裕は、あったみたいです(笑)
富士登山用にリサイクルショップで買った登山靴だったんだよね。
物は良いものらしいんだけどね・・
まあ、中古だから仕方がないか。
まだ靴底が剝がれたのが、ここで良かったと思っておこう。
富士山だったら、もっとえらいことになっていただろうしね。
やっぱり登山靴は中古だとあまり良くないのかな・・
いや、新品で買っても使い込んだらそのうちこうなるんだろうけど・・
一応、靴底を縛って応急処置はしたけど・・やっぱり無理がある。
しかも雨の後なので、靴下まで泥んこになったようだ。
大変だったね・・
ちなみに、８合目で、休憩して、エネルギーを補給した娘は余裕だったようです。
元気にどんどん進む娘と、重い荷物を持って、登山靴の靴底が剥げて、必死で登る旦那(笑)
相当、大変だったようだ。
山頂へ向かう動物除けの扉。
見えないけど、私が山頂で手を振ってます(笑)
ゆえは、私に気づいてどんどん登り・・かなり遅れて旦那が来ました(笑)
大変だったね・・
お疲れ様でした。
スカイテラス駐車場まで往復
頑張ったゆえと旦那には、休憩してもらって・・私は、車まで旦那のサンダルを取りに行く。
仕方ないけど・・なんか時間がもったいない気がする。
できれば、山頂で、２人を待っている間に取りに行きたかった。
ゆえには、私が旦那のサンダルを取りに行っている間、頑張ったご褒美にソフトクリームを食べてもらうことにした(笑)
うん、満足そうだ(笑)
本当に頑張ったね。
そして、この時、頑張っていたのは私でした(笑)
よく考えたらそんなに焦らなくても良かったんだけど、なんとなく時間がもったいない気がして、『早くサンダルを届けないと・・！！』という使命感（？）に駆り立てられていた。
なるべく急いで中央登山道を下りる。
登りの『20分』は、仕方がないとしても、降りるときは、急いで降りたら時間を短縮できるのではないと思ったんだけど・・
思ったよりは、時間短縮はできなかった。
登りもしんどかったけど、下りも急こう配なので、これはこれできつい。
階段といっても、駅の階段と違い、石や木でできているし、段差もあるし、石もでっぱっているので、普通のスニーカーだと結構痛いし、気をつけないと躓いて転びそうになる。
ここで転んで歩けなくなったら、シャレにならない(笑)
片道40分の西登山道は、今回は結局通らなかったんだけど、場合によっては、緩やかな傾斜の道を走った方が早かったのかもしれない。
結局、かなり急いで降りようと頑張ってみたんだけど、車まで15分かかってしまった。
かなり頑張ったつもりだったんだけど・・短縮は５分だけか～
汗がダラダラで、車に戻ったら、車に置いておいたお茶を一気飲みしてしまった(笑)
そういえば、旦那にお水もらうの忘れてたわ。
そして、車の中にあった旦那のサンダルと新しいお茶のペットボトルを持って、元来た道を戻る。
下りは15分だったけど、登りは急いだら、もうちょっと早く着けるかも・・などと今考えたら意味がないことを思ってしまった。
急坂とはいえ、20分ぐらいの道だし、頑張ればなんとか・・と思い、さすがに走りはしなかったけど、かなりのハイペースで登って・・登って・・汗がダラダラで・・呼吸が苦しくなり・・
動けなくなって座り込んでしまう(笑)
・・・何やっているんだか・・
富士山ほどではないけど、標高も高いので、酸素も平地よりは薄いこともあったのかもしれない・・
とにかく、息が切れて、じゃあゆっくり登ろうと思っても、足が動かず気持ちが悪くなって座り込んでしまった。
しばらく休憩しないと、歩けない。
あああ・・・結局、時間を無駄をしてしまった。
息が整うの待って、歩き出したら、治った。
運動不足なのに、いきなり無理したらダメだよね(笑)
息を切らして、汗ダラダラで戻ったら、旦那がのんきに写真を撮っていたので、少々殺意が沸きました(笑)
いや、仕方がないんだけどね。
後で、聞くと、『そんなに時間がかかると思っていなかった』とのこと。
だから、駐車場から『30分』って何度も伝えたやん(笑)
ゆえは、とっくにソフトクリームを食べ終わって、そのあたりで遊んでいた。
元気ですね～(笑)
当然ですが、ここから歩いて下山は諦めて、車で下ることになった。
保険をかけて、スカイテラス駐車場まで車で来て良かった～
山頂で写真撮影
この時点では、時間は、16時半過ぎ。
歩いて降りるなら、当然焦る時間ではあるけど、車で降りるならもう少し山頂を楽しもうということになった。
夏だから、まだ明るいしね。
良く考えたら、別に私がそこまで焦って、スカイテラス駐車場まで往復しなくても良かったかも・・
普通にのんびり往復した方が結果的に、早かった気がするし・・(笑)
山頂からの景色。
駐車場から最短20分でこの景色が拝めるとは・・
伊吹山が、人気があるはずだよね。
ゆえも、自分で写真を撮るのに夢中になっている(笑)
富士山でも写真を撮りまくるんだろうな～
そして、私と旦那の被写体にもなってくれました(笑)
モデル気分で、ポーズをとってます。
（そういえば、モデルになりたいって言ってたな～(笑)）
ちなみに斜面に野生のシカがいました。
ゆえは、『さわりたい～！』と言っていたけど、ダメです。
そもそも野生のシカは近づいたらダメだし、斜面にも行けません。
だけど、このシカにより高山植物の被害がでているらしい。
動物除けの柵は、このためなんだね。
なかなか共存は難しいみたいだね。
高山植物もたくさんあったけど、柵に囲まれていました。
これは、人間除けもあるのかもしれない。
そろそろ日が暮れてきたので、最後に山頂で写真を撮って帰りましょうか。
どんどん歩き回るゆえ。
もう売店も閉まってきて、人も少なくなってきた。
ゆえは、こういう岩場が好きなのでもう少し遊びたそうではあったんだけどね。
こういうところ、本当に好きだね～
だけど、そろそろ降りるので、最後に写真を撮りますよ～
やっぱり最後はここで写真を撮らないと・・
はい、チーズ！
ゆえも、旦那も頑張ったね～！
そろそろ帰ろうか
さて、降りましょうか。
私は２回目だけど・・(笑)
中央登山道は、こんな感じです。
山頂近くは、もう階段はないですね。
この辺りが階段です。
ここは、だいぶ整備されてるね。
でも、旦那もサンダルで降りると、結構足が痛かったようだ。
自分で降りて、わかったらしく、
「結構、大変だったね。」
と、旦那が、言ってくれました。
下から登ることに比べれば大したことないけど、それなりに大変でしたよ(笑)
駐車場が見えてきました。
もう車も少ないね。
車に戻って、私も旦那も、お茶やスポーツドリンクをがぶ飲みしました(笑)
いや、水分はとっていたんだけど、座って落ち着くと、また喉が渇いてくるんだよね。
ゆえは、後ろの座席で、お菓子をパクパク食べていたけど(笑)
はい、登山の後は解禁です。
好きなだけ食べてください(笑)
心配していた充電は、伊吹山ドライブウェイを下りるころには、満タン近くまで回復していました。
全然心配いらなかったわ(笑)
伊吹山登山、終了
それにしても、あれだけ雨を避けて、伊吹山に登るのが、７月末になったのに、結局、ゲリラ雨に降られるという・・
まあ、１時間ぐらいで済んで良かったけど・・
下山の練習はできなかったけど、伊吹山の頂上までゆえは元気で登れたので、富士山も、高度の問題以外は大丈夫だと思う。
暑さで５合目ぐらいまでは、ぐったりだったらしいけど、富士山でそれは心配いらないしね。
問題は旦那の方だった。
昨夜の寝不足と荷物も重さから、５合目から先は、ゆえより遅れがちだったようだ。
今回の伊吹山で『富士山に持って行く荷物は減らす』『前日は、半休を取って、静岡に移動する予定だったけど、１日有休をもらって、朝から移動する』と、２点が変更になった。
はい、それでいいと思うよ。
あ、ちなみに靴は新品を買いなおしました(笑)
ちょっと課題も出たけど、ゆえに関しては、問題なく逆に安心できる感じになった。
ちなみに、『富士山に登るの怖い』と言っていたこともあったのだが、伊吹山に登ってからは自信がついたらしく、
「いぶきやまにのぼったから、だいじょうぶ！」
と、自信満々に言うようになった。
よしよし。
今回の伊吹山登山、良い効果がでたようだ。
富士山の予行練習としては（トラブルもあったけど・・）、上々だと思う。
次は、富士山。
どうなるドキドキだけど、今の調子なら、たぶん大丈夫だと思う。
富士登山、頑張ろうね！
