今年の6月頃の記事になります。
娘と富士山に登りたい
2年前から、娘と富士山に登りたいと言っていた旦那。
言い出したのは、娘が幼稚園年中の時だった。
もともと、娘は3歳の時から、金剛山や葛城山には登っていたし(ただし、この時は、登るだけで、降りるのはロープウェイだった。)、山登り自体も好きなようだった。
一時期は、
「明日山登りだよ。」
と、言うと、
「やった~!」
と、喜んでいた。
ただ、慣れてくると、『山に登るのは楽しいけど、しんどい』とわかってきたようで、やみくもに『行きたい』とは言わなくなってきた(笑)
そんな時、旦那が、富士山に登ることを考え始めた。
最初は、『そのうち登れたらいいな』ぐらいだった。
ところがそれを聞いて、私が面白半分で、『子どもと登るはじめての富士山』という本を図書館で借りてきた
最初は、そこまで具体的に考えていなかったらしいが、その本を読んでから、がぜんやる気になって、ルートを考えたり、泊まる山小屋を調べたり・・本格的に考え始めた。
とはいえ、いくら旦那が行きたくても、山・・しかも富士山となると、娘が登る気にならないと無理だ。
試しに、ゆえに、富士山のことを話すと『のぼりたい!』とのこと。
ここから『パパと娘の富士登山計画』が始まった。
1回目の『パパと娘の富士登山計画』は断念
本来は、去年、年長の時にこの計画は発動するはずだった。
私も最初は、『幼稚園で富士山は・・』と、ちょっと心配したが、娘が富士山に登れる体力があり、かつ旦那が、万が一の時には、娘を背負って降りることができる体力がある、と考えると、幼稚園年長ぐらいがちょうどいいのかな、と思うようになった。
旦那も、もう50代半ばだしね・・
去年の春頃(だったかな?)には、旦那もルートを決め、山小屋も予約。
どのぐらい時間がかかるかなどもシミュレーションしていた。
ルートは、富士宮口から、宝永山を抜け、御殿場ルートで頂上を目指すいわゆる『プリンスルート』。
山小屋の混み具合や、高山病対策もあり、このルートになった。
予約した山小屋からパフレットなどの資料が送られてきて、旦那はゆえと一緒に地図を見ながら、
「ここから登るんだよ。」と、説明していた。
去年の3月・・真剣な顔で、パパの説明を聞く年長の娘(笑)
この時の娘は、登る気満々だったんだけどね・・
ところが、去年は、新型コロナウィルスの感染が拡大。
この時は、夏まで長引くとは思っていなかったんだけどね・・
残念ながら、6月半ばまでは、幼稚園にも行けない状態が続いた。
富士山は、どうなるのか心配していたのだが、結局、富士山の山小屋がすべて閉鎖。
とはいえ、最初は、山小屋閉鎖も吉田ルートだけ・・次は富士宮ルートの山小屋閉鎖というように順番に閉鎖というニュースが入ってきていたので、旦那は、
「御殿場ルートは、大丈夫かも・・」
などと言い、未練がましく色々方法を考えていたようだ。
だけど、結局、全ルートの山小屋閉鎖が決まる。
ここで、ようやく諦める旦那(笑)
いや、他の山小屋閉まっていたら、トイレなどの問題もあって、どっちにしても無理でしょう。
旦那もわかっていたとは思うんだけど、なかなか諦めきれなかったようだ。
なにせ、
「ゆえと富士山に登ったら、もう思い残すことはない。」
と、まで言ってたしね。
この後、
「あと、結婚式かな。」
と、付け足していたけど・・(笑)
山小屋全閉鎖が決まった後も、
「『幼稚園』で富士山に登るのと、『小学1年生』とじゃインパクトが違うんだけどな~」(去年登っていたら、娘は幼稚園児だった)
と、しばらくブツブツ言っていた。
残念だけど、こればっかりはしょうがないね。
本当に・・『新型コロナウィルス』、迷惑だわ!!
と言うわけで、『パパと娘の富士登山計画』は、翌年に・・つまり今年に延長になった。
『今年こそ』と張り切る旦那
そして、今年。
去年、登れなかった分、今年はやたらと力が入っている旦那。
ルートは去年の予定と同じ、富士宮口5合目から登り、宝永山を通り御殿場ルートに入る『プリンスルート』を考えていた。
御殿場の砂走館で一泊して、翌日頂上まで登り、御殿場ルートで大砂走りを下りて帰ってくる。
土日、お盆は混むので、お盆後の木曜日に山小屋に泊まるということで、予約が始まって早々に予約していた。
(本当は、その翌週を予定していたが、団体の予約なのか満杯になっていて取れなかったので、1週間早めた。)
ちなみに私は、送り迎えだけで登らない予定。
3人の中では、私が最初にバテそうだし、私がブレーキになって登れなかったら、旦那から一生恨まれそうだし・・(笑)
早い段階から娘の靴や山用のシャツを買い込み、7月に入ってからは、毎週のように山関係の買い物をしていた。
ちなみに山関係の買い物に、アクションカメラ(胸につけて動画を撮る)など、旦那の趣味のカメラも含む(笑)
本当に毎日のように、カメラやカメラの予備の電池など、色々なものがアマゾン等から届いていました(笑)
富士登山の練習をしたかったのだが・・
ここで問題なのは、今年、本当に富士山に登れるのか、ということ。
今年も、まだコロナウィルスが治まっていないので、山小屋が閉鎖になる可能性はあるが、これは考えても仕方がないので、考えないことにする。
どちらかというと、今年の問題は、娘と旦那の体力。
去年であれば、ちょこまか山登りをしていたのだが、娘が小学生になってからは、春に旦那と2人で岩湧山に登ったぐらい。
娘が年長になってからは、コロナ過ということで、山登りを控えていたのもあり、しばらく山登りからは、遠ざかっていた。
正直、旦那も娘も体力が落ちている気がするし、この状態で、ぶっつけでいきなり富士山に登るのは、厳しい。
娘は、去年の年長の時は、『体力的には大丈夫』だと言えたのだが、今年に入ってどうも体力が落ちている・・ような気がする。
ただ単に、慣れない小学校生活で疲れているだけかもしれないけど・・
一度、どこか近くの山に登って、ゆえの体力を確認したいと思ってはいた。
そもそも、5月ぐらいからそろそろ山登りをして、富士山の練習をしないとならなかったのだけど・・お天気が悪かったり、お天気が良い日は、他の用事が入ったりと、なかなか山登りができず、6月に入ってしまう。
伊吹山で予行練習
そもそも、富士山に登る前に、伊吹山の山麓から頂上まで登って、富士山の予行練習をするはずだった。
伊吹山は、滋賀県にある標高約1377mの山。
9合目まで車で行き、そこからお手軽登山もできる山だが、もちろん山麓からも登ることもできる。
どうやら伊吹山の山麓からの登山は、富士山の予行練習に適しているらしい。
規模は違うけど、岩場が多いという意味では似ているんだろうな。
それに、山麓から頂上まで登れば、富士山で1日に登る距離より多く歩くことになる。
まあ、富士山の場合は、高度も問題なので、伊吹山に登れればOKというわけではないけど・・それでも、練習になるだろう。
本当は、他の山をいくつか登ってから、伊吹山に登りたかったが、そうも言っていられなくなってきた。
他の山に登って伊吹山に登れないよりは、いきなり伊吹山に登った方が少しはマシだろう。
6月に入った時点で、次の登山は、『伊吹山』にすることに決定した。
この判断は、結果的に正解だったと思う。
続きます。
次は『伊吹山登山』の話になります。