『女の子3人 娘のお友達関係 新たなトラブル その3』の続きです。
ゆみちゃんがえみちゃんとゆえと小学校に行かなくなって数日。
いつもなら、みんなで金曜日に我が家に集まるんだけど・・
グループラインで連絡するが、ゆみちゃんママからは返事が来ない。
えみちゃんママと、子供たちの習い事を待っている間、話をしていたら、えみちゃんママはちょっと感情的になって、
「もういいわ。わたしもうゆみちゃん見たくないわ。えみちゃんがこんなに嫌われて・・!グループラインの返事もないし・・これってえみちゃんが行くならこないってことやろ?」
と、言い出した。
えみちゃんママの気持ち
えみちゃんママが、急に感情的になったのは、びっくりしたけど・・これは、私がうかつだった。
そりゃ、そうだよね。
自分の子が嫌われていると思ったらそういう気持ちになってしまっても仕方がない。
今回は、娘は間に挟まれて困ってはいたけど、トラブルの中心にいるわけではなかったので、そこまで気が回らなかった。
・・もうちょっと当事者のママ友に気を使うべきだった。
グループラインの返事は、えみちゃんママとゆみちゃんママからは来ていない。
(というか、だいぶ時間が経っているのに、だい君ママからしか返事がきてないんだけど・・だい君ママ、ちょっと不思議がっているかもしれない。)
これは、本当にまずかったと思う。
やっぱり個別に聞くべきだったか・・
「いや・・えみちゃんが来るのは、返事なくても、来るって思っていると思うよ。だから、えみちゃんが参加するかどうか確認してから、返事するってわけじゃないと思うけど・・それに、えみちゃんが嫌いとかそういうことじゃないと思うよ。」
私も焦ってしまってうまい返しができなかった。
私もうまく言えないんだけど、『好き』とか『嫌い』という問題じゃないと思うんだよね。
とっさに出てしまったけど、実際、ゆみちゃんは、『えみちゃんのことが嫌い』というわけじゃないと思うんだよ。
私もうまく説明できないけど、女の子3人集まった時のあの妙にピリピリした空気が嫌になったというか・・
家族とケンカして口を利かなくなっても相手のことが嫌いになったわけではない。
それと同じような感じではないかと思っているんだけど・・
お互い意識しまくりだし・・
「あと、まだ既読になってないっぽいし・・」
実際、既読が1名足りてないので、これはゆみちゃんママだろう。
(既読になってなくても内容はわかっているだろうけど・・)
それにしても・・本当に失敗したな~
もうちょっとえみちゃんのママの気持ちを考えるべきだった。
落ち着いて、話を聞くと、先日、ゆみちゃんが小学校から帰ってくるところにえみちゃんママが偶然居合わせたらしい。
えみちゃんの弟のるい君の幼稚園バスのお迎えで、バス停で待っているところにゆみちゃんが帰ってきたので、その時に『おかえり』と言ってから、
「えみちゃんと帰るの嫌なの?」
と、ゆみちゃんに聞いてしまったらしい。
そうしたら、
「うん。」
と、言われて、プチっと何かがキレたらしい。
それで、『もうそんなに嫌うんだったら、もういいわ』と、なったようだ。
うん・・気持ちはわかる。
気持ちはわかるんだよ。
私も、ゆえが仲間外れにされた時、今まで可愛く思ってきたえみちゃんやゆみちゃんが急に憎たらしくなってきたし・・
自分の子とは言わないけど、親戚の子レベルには可愛がってきたつもりだったけど、自分の子が意地悪されたらここまであっけなく、他の子に対して感情が変わるもんなんだ、と自分でもびっくりした。
仲直りしたら、また可愛くなったんだけどね(笑)
気持ちはわかるけど・・
と言うわけで、えみちゃんママの気持ちはわかる。
わかるんだけど・・私はどうしてもえみちゃんよりもゆみちゃんサイドに立ってしまう。
確かにえみちゃんを拒否したのは、ゆみちゃんなんだけど、ひとりで登下校しているのはゆみちゃんの方だしね。
今のところゆみちゃんは、ゆえのことは相変わらず好きでいてくれているらしい。
それでも、『ゆえちゃんだけと一緒に行く』と言わず、ひとりで登下校している。
放課後は、ゆえと一緒に遊ぶこともあるとはいえ、登下校は、ひとりになってしまっている。
どうしても、『もし、ゆえがひとりで登下校していたら・・』と思うと、ちょっと切ない気持ちになってしまうんだよね。
ゆみちゃんが自分で決めたことだし、ゆえと違ってコミュニケーション能力が高いから小学校に行ってしまえば、お友達も多いんだろうけど・・
あと・・今までのえみちゃんの態度を見ていると・・ちょっと同情しにくい部分がある。
えみちゃんもいいところがたくさんあるのは知っているし、お友達として魅力があるのも知っている。
今の段階では、まだちょっと相手の気持ちを考えられないところがあるけど、高学年になったらリーダーシップをとってクラスの中心になるんじゃないかとさえ思っている。
だけど、自分ができると思っている分、相手に対する言い方もきついし、自分の思い通りにならないと機嫌が悪くなり、どうにかして相手を自分の思い通りにしようとする。
そのため、『もう遊ばない』『お友達じゃない』『お手紙あげない』などと暴言を吐くことも知っている。
ゆえは、あまりそのあたりの空気が読めないけど、末っ子で空気を読むのが上手いゆみちゃんが、イヤになってしまっても仕方がないと思ってしまうんだよね。
幼稚園ではずっと一緒だったし、今まで当たり前のようにお友達をしていたけど、小学校に入ってクラスのお友達ができ、なんか違うと思いだしたのかもしれない。
今まで、我慢していた部分が急に爆発したようが気がするんだよね。
『えみちゃんと帰らない』と言う直前まで、えみちゃんと仲良く・・えみちゃんママの言葉を借りると、『めっちゃ楽しそう』だったらしいし・・
まあ、えみちゃんママも、最初は『えみちゃんがまた、何かした?』と言っていたし、別にえみちゃんが悪くないと考えているわけではないと思うんだけど・・
色々考えに考えた末、一周まわって、『もういい』となったのかもしれないけど、ちょうどいい機会なので、えみちゃんにも普段の態度を見直してほしいところなんだけどな~
ゆみちゃんに偶然会った時も、
「えみちゃんと帰りたくないの?」
と、聞くんじゃなくて、
「なにかあった?」
「えみちゃんが何か嫌なことしたのかな?」
と聞くべきではないかと思ってしまう。
えみちゃんママは、悪気はないんだけど、ちょっとずれているところがあるんだよね・・
(それはそれでえみちゃんママの個性の一部だし、えみちゃんママのことは好きなだけどね。)
えみちゃんが意地悪を言ったり、きつい言い方をするのに、えみちゃんママも慣れちゃったのかな・・
明らかに注意すべき場面でも何も言わないしね。
結局、ゆみちゃんのママからは、夕方になってから、『用事があるので、今回はやめておきます』というラインが来た。
やっぱりダメだったか・・
もう4家族で和気あいあいは無理かもな~
ちょっと残念だけど、子供を通して付き合いだとそうなっちゃうよね。
と、思っていたんだけど・・ここで娘が動き出す。
これは、私もちょっとびっくりした。
おろおろしながら、このまま見ているだけかと思っていたんだけど・・
いや、ちょっとだけなんだけどね。
続きます。