娘の登下校
最近は、暑いので、ゆえはいつも顔を真っ赤にしながら、小学校から帰ってくる。
登下校の途中で、持たせている水筒のお茶を飲んでほしいのだが、小学校でしか飲まないみたいで、ちょっと心配。
小学校ですら、あまり飲んでいないようだし・・
なるべく、飲むように言っているんだけどな~
お友達のママに聞いても、みんなあんまり水筒のお茶を飲んでないみたい。
「きゅうしょくのぎゅうにゅうをのんでるから、だいじょうぶ。」
と、のこと。
これは、うちの娘も言うし、お友達も言っているらしい。
・・どういう理屈なんだろう。
雨の日はまだいいとして、晴れている日は少しでも多くお茶を飲んでほしいんだけどな~
幼稚園の給食では、牛乳はでなかったから、小学校の給食で毎回出る牛乳は新鮮なんだろうけど・・
給食の牛乳だけじゃ水分足りないのでは?
寒い時期ならそれでもいいんだろうけど・・
ケンカした?
この日も顔を真っ赤にして帰ってきて、玄関に座り込んで、
「あつい~」
と、言っている。
「暑かったね。途中でお茶飲んだ?」
「のんでない。だって、いそいでかえってきたんだもん。」
・・・だよね。
水筒、ランドセルの中に入ってるっぽいし・・(笑)
でも、『いそいで』って・・
時計を見ると3時。
とても、急いで帰ってきた時間とは思えない(笑)
「だって・・えみちゃん、きょう、そろばんだからってはしるんだもん。」
あー、走ったのね。
汗、ダラダラだよ。
これは、途中まで遊びながら帰って、途中で『今日はそろばん』と気が付いて、急に走って帰ってきたパターンかな。
「3人で走ったの?」
「うーん・・えなちゃんとゆみちゃんがケンカしてた。」
またかい!
と、心の中で突っ込いながら、
「え?そうなん?仲直りしたの?」
と、聞いてみた。
「してない。だって『もう、ともだちじゃない!』って言ってたもん。」
ゆえはのほほんと言う。
「えー!?大丈夫なん?」
「だいじょうぶだよ。わたしも、朝、えなちゃんとケンカしたもん。」
さらっという娘。
今まで、えみちゃんとケンカしたらいつもしょげていたんだけど・・強くなったか?
「え?なんで?」
「えーとね・・わすれた。」
・・・あっそ。
「仲直りしたの?」
「してないけど、帰るときは、えなちゃん、ケンカしたのわすれてたみたい。」
・・・そうですか。
「朝、小学校に行く時は、ゆえとえみちゃんがケンカして、帰りは、えみちゃんとゆみちゃんがケンカしたってことね。よくケンカするね~」
まあ、小学校1年生だし、そんなものかな。
「えみちゃんとゆみちゃんは、もう『おともだちじゃないからあそばない』っていってたよ。あした(翌日が金曜日でみんなが集まる日)は、あそびにくるけど、べつべつにあそぶって。」
もしもし・・?
ゆえはさらっと言ってるけど、大丈夫かなのかな?
一瞬、ラインで2人のママに伝えた方がいいのかな、と思ったが、前回も仲直りの公園遊びを設定したけど、別に普通に遊んでいたし、それぞれの子供から聞いているだろうから、とそのままになってしまった。
どちらかに会えば伝えていたんだけど・・
この日は、ゆえが帰ってきたら用事ででかける予定だったので、どちらにも合わず・・夕方家に帰るころにはすっかり忘れていた(笑)
ついでに、えみちゃんは、次の日には忘れているだろうしな、と思っていた。
えみちゃんの認識
えみちゃんは、まあ・・よくケンカする。
すぐ言い合いになるし、もめることも多い。
だけど、すぐに忘れる(笑)
これは、えなちゃんの長所(だと私は思っている)で、ケンカもするし、言いたいことも言うが・・すぐに忘れている・・というか気にしていない。
ゆえは真逆で、気にしすぎる。
「ケンカしたけど、ごめんねっていえなかったの・・」
と、言って、ゆえが小学校から帰ってきたことが何度かある。
仲直りしたいというので、ラインでえなちゃんのママに電話したら、
「『ケンカなんかしていない』って言ってるよ。」
と言われたこともある。
他にも、ゆえが『ケンカした』としょげていた後に習い事などで顔を合わせた時に、
「ケンカしたの?」
とえみちゃんに聞くと、
「ケンカなんてしてないよ。」
と、言われたり・・こういうことが多々ある。
えみちゃんの場合、そもそも、単なる言い合い程度では、『ケンカ』とも認識していないのかもしれない。
何度もそういうことがあったので、最近は、ゆえが『ケンカした』とへこんでいても、
「えなちゃん、絶対に気にしてないと思うよ。」
と言うようになった(笑)
まあ、ケンカしても仲直りしたらいいと思うんだけどね。
今のうちにケンカも仲直りの仕方も経験したらいいと思うよ。
ゆえの場合
ただ、ゆえの方は、なかなか忘れない。
しつこいくらいイヤなことやもめたことを覚えている。
「こころがきずいたら、ずっとのこっちゃうんだ。」
とのこと。
・・・すごいこと言うな~
どこでこんな言葉覚えたんだろう。
「その割には、ケンカした内容は覚えてないの?」
と、聞いてみると、
「そのあと、たのしいことがあったから、あたまのなかがパンパンになって、あたまからはみだしちゃったんだ。」
えーっと・・
面白いけど・・わかるようなわからないような(笑)
子供の・・というか、ゆえの脳の中がどうなっているのか見てみたいな(笑)
まあ、今回、『あさ、ケンカしたけど、かえるときは、えみちゃん、わすれてたみたい。』とさらっと言っていたので、だいぶそのあたり、折り合いをつけられるようになったのかもしれない。
・・・慣れたか?
翌日、やっぱりややこしいことに・・(笑)
そして、翌日、そんなことはすっかり忘れて、ゆえを小学校に送り出した。
この日は、珍しくゆえは、早く起きて、家を出る時間もいつもより5分ほど早かった。
もうちょっとゆっくりでもいいと言ったんだけど、なんかやる気満々で、
「もういく!」
と、元気に走って行った。
ひょっとしたら、ゆえなりに、前の日のえみちゃんとゆみちゃんのケンカを気にして、早めに行ったのかもしれない。
(違うかもしれないけど・・)
私は、はっきり言って、すっかり忘れていた(笑)
そして、私がお見送りに玄関まで出ている間に、えみちゃんのママからラインがきていた。
『昨日、えなちゃんとゆみちゃんがケンカしたらしくて、ゆみちゃんが『一緒に学校に行かない』と言っているらしい。ゆえちゃんとゆみちゃん、2人で学校に行って、えみちゃんは送って行くから。』
ちなみに気がついたのは、30分後・・
ありゃ・・
すっかり忘れてた・・
しまった!昨日のうちに伝えておくべきだったか?
どうしようかと思っていたら、すぐに『解決した。お騒がせしました。』とのラインがきた。
私にラインを送った後、玄関を開けたら、ゆえが家の前まで来ていて、そのまま待ち合わせ場所まで行ったら、ゆみちゃんがひとりで待っていたらしい。
えみちゃんのママが間に入って話をして、仲直りをして、3人で小学校に行った、とのこと。
朝の忙しい時に、お疲れさまでした。
やっぱり、昨日のうちに伝えていたら、昨日のうちに解決できていたかも・・
ちょっと失敗。
えみちゃんもゆみちゃんも兄弟がいるし、朝は忙しいのに、大変だっただろうな~
放っておいても解決しただろうけど、登下校でもめると面倒なんだよね。
ケンカするほど仲が良い?
やっぱり1年生になり、親の目が届かなくなると、色々あるな~
ちなみにゆえは、ケンカの原因はいまいちよくわかっていなかった。
聞いてみたたけど、本人もよくわかっていないので、全然要領を得なかった。
ケンカしたことは、わかっていたんだけど・・
・・・こんな状態で、小学1年生、大丈夫かな?
ケンカの原因は、えみちゃんがそろばんで早く帰らないといけないのに、ゆみちゃんが他の子と話してのんびり歩いていたので、えみちゃんが怒ってケンカになったらしい。
うん、単なるケンカだね(笑)
ちなみに、その日うちに遊びに来た時に、
「ケンカしたけど、そのぶんよけいになかよくなったよね~」
「ケンカしたほうがなかよくなるんだよ~」
と、言っていた(笑)
はい、今のうちにいっぱいケンカして、いっぱい仲直りしてください。