晩婚、高齢出産・育児であたふたしている高齢ママのブログ

40歳で結婚、41歳で出産、現在4歳児と格闘中です。日々の出来事をつらつらと語っていきます。ちなみにここにでてくる登場人物の名前は全て偽名です。

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歯の妖精さん 娘の願い

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 『歯が抜ける』ということ

 『歯が抜ける』・・大人からすると、乳歯が永久に生え変わるだけのことだが、子供たちにとっては、『歯が抜ける』ということ自体がすごく重要なことのようだ。

 親からすると、『そのうち抜けるんだから・・』と思うし、乳歯から永久歯になると、今以上に虫歯に気を付けないといけないので、逆にゆっくりでいいと思うんだけど、子供たちにとってはそうはいかないらしい。

 

 子供たちが集まると、歯の抜けた数を言い合ったり、今、抜けかけている歯を手で触ってグラグラさせるのを見せ合って、自慢しあっている(笑)

 娘は、一般的には、歯の抜け具合は、普通だと思うんだけど、娘の周りの子と比べると、歯が抜けるペースはゆっくりと思っているらしい。

 いや、ゆえが普通で、周りが早いんだけどね。

 だけど、ゆえからすると、うらやましいらしく、『○○ちゃんは、ハがいっぱいぬけていいな~』となどと、よく言っている。

 いや、遅い方がいいって。

 心配してくても大丈夫だよ。

 絶対にそのうち抜けるから(笑)

 

 娘と『歯の妖精さん』

 娘が初めて歯が抜けた(抜いた)のは、年長の夏。

 周りが歯が抜ける中、娘は、全く歯が抜けていなかったのだが、1年前の夏にいきなり抜ける前に前歯が生えてきた。

 最初は様子を見ていたが、いつまでたっても乳歯が抜ける気配がないので、歯医者に行くと、そのまま麻酔をかけられ、前歯2本とも抜かれた、という経緯がある。

 

 その時の記事がこちら。

www.yue-mama.com

 

 そして、その後、いきなり「『歯の妖精さん』くるかな~』と言い出した。

 

 その時の記事はこちら。

www.yue-mama.com

 

 この『歯の妖精さん』、ディズニージュニアの番組で知ったらしいが、寝る前に抜けた歯を枕元に置いておけば、夜に抜けた歯と交換にプレゼントを置いてくれる、というものだ。

 西洋の方の言い伝えらしい。

 

 私は全く知らなかったのだが・・ゆえはすっかりその気だ。

 本人は、ディズニージュニアの番組で見て、自分も抜けた歯を枕元に置いておけば、『歯の妖精さん』がプレゼントを持ってきてくれる、と本気で信じていた。

 

 本来であれば、『歯の妖精さんは、日本にはいないんだよ』で通すところだが、麻酔で歯を抜いた、ということと、麻酔をする時も、ボロボロ泣きながらも頑張って我慢していたので、特別にこの時だけ、『歯の妖精さん』からのプレゼンをとあげることにした・・つもりだった。

 「『歯の妖精さん』は日本にはあまりいないので、歯が抜けても気づかれにくいけど、今回は歯を2本も抜いたから、気が付いてくれた」という設定になっている。(笑)

 

 ところが、次の歯が抜けたときにも、『こんかいも・・ハのようせいさん、きてくれるかな~』と、お目目キラキラの娘。

 そのお目目キラキラの期待に負けて、結局、この時も『歯の妖精さん』に来てもらうことになってしまった・・

 『歯の妖精さん』が我が家にくるのは、1回だけするつもりだったのに・・

 

 どうしょうかと思っていたら、娘に甘々のパパが、

 「あげたら?」

 と、いうことで、ついあげてしまったんだよね。

 はい、私も甘いです(笑)

 

 『歯の妖精さん』3回目

 そして、先日、4本の目の歯が抜けた。

 この歯もずっと抜けそうで抜けず・・次の歯が生えてきて、歯医者に行こうかどうしようか悩んでいたんだけど・・ようやく抜けてくれた(笑)

 ちなみに、この歯・・小学校の帰りに抜けたらしく、家が一番近いえみちゃんの家にみんなで駆け込み、えみちゃんのママに歯を見せて、ウェットティッシュももらったらしい・・

 ちゃんと普通のティッシュは、持って行ってるのに・・

 どうもすみません・・

 迷惑な・・(笑)

 

 で、この日、やっぱり、『歯の妖精さん』のことを言い出した。

 やっぱりか・・

 そろそろ終わりにしたいんだけどな・・

 旦那は、半分諦めたようで、

 「もう、信じているうちは、あげたら?」

 と、言い出した。

 

 まあ、妖精や魔女を本気で信じている期間は短いしね。

 特にゆえは、小学校に入学してからも、未だに『魔女になりたい』と言っているし、話を聞いていると、本気で魔女になるつもりらしい。

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 魔女の格好をして、ご機嫌な娘。

 『歯の妖精さん』のことも本気で信じているようだし、こういうことを信じるのもあと少しの間だろう。

 信じている間は、あげることにしますか(笑) 

 

 『歯の妖精さん』へのお手紙

 というわけで、今回も『歯の妖精さん』からの『プレゼント』をゆえに内緒でこっそり用意した。

 ゆえが寝たら枕元に置いておく予定だ。

 

 すると、その日の夜、寝る前に急に折り紙に何やら書き出した。

 「ようせいさん、おてがみよんでくれるかな?」

 と、言うので、

 「なに書いたの?」

 と、見せてもらった。

 

 すると・・

 『ゆみちゃんやえみちゃんにも、わたしみたいにおかしあげて』

 と、書かれていた。

 

 「・・・えーっと・・」

 前述したように、ゆえには、『歯の妖精さんは、基本的に外国にいるので、日本には歯の妖精さんは少ない』『ゆえが歯の妖精さんからプレゼントをもらえたのは、歯をいきなり2本抜いたら、気が付いてくれた』という設定にしてある。

 『誰でももらえるもの』、と思って、他のお友達に話すと、お友達のママたちに迷惑なので・・

 

 「ゆみちゃんたちにもおかしあげてほしいの。」

 「いや、そうなんだけど・・ほら、基本的に歯が抜けないと無理だし・・」

 

 「ゆみちゃん、このあいだ、ハがぬけて、まくらもとにおいたけど、こなかったっていってたよ。」

 ・・・そうなんだ・・

 ゆえが、教えたんだな・・

 困ったな。

 他の子ももらえると思ったら、困るので(親が)、『2本歯を抜いたから特別』という設定にしたんだけどな・・

 

 「あーでも、妖精さん、お手紙に気が付くかな?字が読めないかもよ。」

 と、言ってみた。

 「わかんないけど、ハといっしょにおいてみる。」

 ・・・そうですか・・

 

 うーん・・どうするかな・・

 ってどうもできないけど・・

 
 いや、その通りなんだけどね(笑)

  そして、布団に入ってからは、『歯の妖精さん』について、質問攻め。

 「ママもハのようせいさんから、プレゼントもらったの?」

 「ママはもらってないな。」

 

 「どうして?」

 「ママが小さい時は、日本にハの妖精さんはいなかったんじゃないかな。ほら、もともと、アメリカとかヨーロッパとか外国の妖精さんだから。」

 

 「ママは、ようせいさん、みたことある?」

 「ママはないな。だって、子供の時いなかったし・・」

 

 このあたりで、何か怪しんでくる娘。

 「ねえ、ママ。ママがわたしをよろばそうとプレゼンをよういしているんじゃないよね?」

 うん、その通り!(笑)

 

 その通り・・なんだけど、そう言うわけにもいかない。

 一瞬、ばらしてしまおうかと思ったけど、たぶん本気で思っているわけではないようだし・・今、ばらしたらショックだろうしね。

 「えー、違うよ。どうしてそう思ったの?」

 「だって、サンタさんのときもそうおもったし・・なんかにてるし・・」

 

 うん、その通り! 

 ・・と、言いたいところだけど、そういうわけにもいかないしね(笑)

 

 そういえば、私がサンタクロースの存在に疑問を持ち出したのも、小学1年生ぐらいだったな~

 小学生になったんだから、当たり前だけど、サンタさんや妖精の存在を疑いだすと、幼児から子供になった気がするな~

 うれしいような、寂しいような気がするから不思議だわ。

 

 でも、『サンタクロース』や『妖精さん』はもう少し、信じていてほしいな。

 そういうものを信じられる時間は、人生のうち本当に短い期間だけ。

 でも、それって宝物のような素敵な時間だと思うんだよね。

 お目目キラキラで信じている娘の素敵な時間は、少しでも長くあってほしい、と思ってしまう。

 

 『歯の妖精さん』のプレゼントにニッコリ

 翌日、枕元にあったお菓子の詰め合わせ(急遽コンビニで買ったお菓子を小さな袋に詰め替えただけ)を見て、大喜び。

 

 手紙のことは忘れているようだったので、こっそり回収しました。

 思い出さないといいけど・・今日、お友達と会ったら、思い出しそうだな(笑)

 

 自分だけじゃなく、お友達のところにも『妖精さん』がきてほしい、というのは娘の優しい気持ちからなんだろうな、と思うけど、お友達のママさんに迷惑がかかりそうだしね。

 

 『歯の妖精さん』は、いつまで信じてるのかな。

 いつまでも信じてほしい、とは思うけど・・

 思うけど・・

 ・・・いつもまでプレゼント用意したらいいんだろう(笑)

 

 次に歯が抜けた時はどうしようかな~