『大泉緑地公園』にゆみちゃんたちと遊びにきた。
『わんぱくランド』で自転車を借りて、『海遊ランド』までサイクリング。
ところが、『海遊ランド』では、連日の雨で、泥水の海ができあがっていた。
ゆえ、ゆみちゃん、おにいちゃんのきー君の3人は、泥水の海に裸足で入り、夢中で遊ぶこととなった。
泥の作品作り
最初は、泥遊びだけで泥水には入っていなかったきー君も、ついに中に入って遊びだした。
さっきまで橋を作っていたゆえは、長く掘られた溝(川?)を見て、
「これなに?」
と、不思議そう。
「うーん・・・川かな。さっきちょっと大きいお姉ちゃんが作ってたよ。」
と、言うと、ゆえは、それをじーっと見て、
「すごーい。」
と、何やら感動した様子。
そして、早速、自分で川(?)を作り始める。
さっきまでは、橋を作っていたんだけどね。
面白いと思ったことは、すぐにやってみたがる、というのは、長所なの・・・かな?
きー君は、じゃぶじゃぶと水の中を歩き回って遊んでいる。
よっぽど入りたかったんだな(笑)
今のところ、東ちゃんが心配したみたいに、服を泥だらけにはしていないようだ。
『服やズボンは濡らさない』という約束を守っている。
そして、ゆみちゃんも何やら作り出す。
夢中で、自分たちの作品を作っているので、ママたちはベンチでお茶を飲んで休憩(笑)
ふと気が付くと、泥遊びするまで、あれだけ『おやつまだ?』と言っていたきー君がここに来てからは一度も『おやつ』と言わず夢中で遊んでいる。
ゆえとゆみちゃんも同様で、この泥水の海(?)に入ってからは、ずっと遊び続けている。
泥遊びって本当に楽しいんだな。
しばらくして、様子を見に行ってみると・・・
何やら大作が出来つつある。
ゆえは、さっきちょっと大きいお姉ちゃんが作ったように川を作りたいようなのだが、溝の途中で水が止まってしまっている。
「なんでみずがながれないの!」
と、不満顔。
うーん・・・もうちょっと溝を深くしないと難しいかな・・・
とりあえず、ゆみちゃんが作った湖(?)と、くっつけることにしたらしい。
2人で一緒に頑張って、水を合流させる。
やっぱり『お砂場道具』を持ってきたら良かったかな、と思ったけど、こうやって手で作るのもこれはこれで面白そうだ。
あんまり手だけでこういう作業をすることも少なくなっているので、いい機会になったのかも。
逆に『お砂場道具』は、持ってこなくて良かったわ。
なんか大作ができそうです。
子供にとっての泥遊び
こうやって全身泥んこで遊ぶのって本当に久しぶりだ。
幼稚園に行く前は、天王寺にあるボーネルンドで泥遊びはかなりしたんだけど、普段の公園の砂遊びだと、多少水は足しても『泥遊び』と言うほど泥で遊ぶことってないんだよね。
東ちゃんも、
「まるで、海やな~」
と、海の波打ち際で砂遊びをする様子を想像したようだ。
ここで、私は、母が良く言っていた『子供は砂(土)と水だけあればいい』という言葉を思いだした。
実際には、私が通っていた幼稚園の園長先生の言葉らしいが、子供は、『砂(土)』と『水』があれば、他に何もなくても、それだけでいくらでも遊ぶ、ということらしい。
それで遊ぶだけで、子供たちは色々なことを学ぶ、ということを言っていたようだ。
あくまで、私が成長してから母から聞いた言葉なんだけどね。
きー君だけではなく、ゆえもゆみちゃんも、ここで遊びだしてからは一度も『おやつ』と言わない。
特にこの作品を作り始めてからは、一度もママたちのところに戻ってこず、夢中で遊んでいる。
本当に、水と砂だけでいくらでも遊べるんだな、と実感した。
「これだけ楽しそうに遊ぶなら、これから雨が降ったらここにくる?」
と、半分冗談、半分本気で言うと、東ちゃんも、
「いいかも。遠くにいかなくても、ここで泥遊びできるしね。」
とのこと(笑)
とはいえ、普通の雨じゃここまではならないだろうな~
そして、出来上がった作品がこちら。
最終的に、きー君が持っていた棒で、溝を深くして川を通してくれたらしい。
3人の合作になりました。
『3人で記念写真を撮ろう!』と言ったのだが・・・私と東ちゃんがいくら言っても、3人とも遊びに夢中で全く並んでくれず一緒に写真に撮るのは断念した(笑)
まあ、作品だけでもいいでしょう。
ついに全身びしょぬれ(笑)
子供たちは、親のことなど眼中にないので、私たちは再びベンチに座って休憩しながら、子供たちの様子を見ていた。
すると、ゆえが、水をばしゃばしゃ蹴りながら・・・思い切り尻もちをついた。
おいおい・・・
・・・滑ったというより、わざとのような気がする。
はい、またお着替えですね。
というか、そろそろ『わんぱく公園』に戻る時間なんですけど・・・・
レンタル自転車でここまで来たので、17時までには、自転車を管理事務所に返さなければならない。
「そろそろ、戻るよ~」
と、言いに行くと、ゆえは、この状態(笑)
しかもめっちゃ楽しそうに笑っている。
すでに、全身水浸し・・というか、泥浸し・・?
どうやら、この船についた泥を落とそうとしているらしい。
ゆえとゆみちゃん、2人で一緒に・・・
「いくよ~」
「せーの・・・!」
「それっ!」
と、2人で泥水を蹴飛ばして、泥を落とすため(?)に水をかけているようだ。
同じポーズでなかなか面白い。
その後は、ばっしゃーん。
ゆえ、ひとりで転んでるけど、絶対わざとでしょう?
何が面白いのか、ゆえとゆみちゃんは、何度も同じように泥水を船に蹴りあげて遊んでいた。
そしてゆえだけ、何度も転ぶ(笑)
最後は開き直って、
「ママ、しゃしんとって~」
・・・はいはい、ここまでなったら、もういいよ、どうでも(笑)
終了です!
レンタル自転車のことさえなければ、もう少し遊ばせてもいいのだが、さすがにそろそろ『海遊ランド』をでないと、自転車を返す時間に間に合わない。
途中で何かトラブルがあると、間に合わなくなる。
子供3人だし、何があるかわかんないしね。
東ちゃんと2人で、
「もう戻るよ~」
と、言うと、3人とも、口を合わせて、
「イヤ~!」
とのこと。
・・・いや、わかるけどね。
ママも気持ちとしては遊ばせてあげたいんだけど・・・
「まだ、あそぶの~」
「まだこのよごれているところ、そうじできてないもん!」
とのこと。
その泥は、明日にでも、また雨が降るから、それで落ちるよ(笑)
とはいえ、『自転車を返す時間』と言うと、それは仕方がないと認識したのか、しぶしぶ泥水の海からあがってきた。
とりあえず、水道で足の泥だけ落として、そのまま自転車に乗せて、『わんぱくランド』まで戻って、着替えさせた。
ゆえは、自転車に乗っている間、
「きもちわるい~!きがえたい!」
と、言っていたけど、まあ、そのぐらいは我慢して下さい(笑)
服で泥水まみれになるとそうなるんですよ。
『わんぱくランド』まで戻り、とりあえずレンタル自転車を返しに行った。
ゆえとゆみちゃんは、まずお着替えしましょうか。
暑いから、風邪ひくことはないだろうけど、さすがにそのままというわけにもいかない。
ゆえは、リサイクルで最初に着ていたワンピースをもう一度着せた。
お着替えの予備の服は、ゆみちゃんに服を貸したこともあって、残り1着だった。
こうなるとは思ってなかったけど、大目に着替えを持ってきて良かった~(笑)
ちなみにきー君は、ママの言いつけをきちんと守ったため、服はほぼ濡らさず、着替えなくても大丈夫だったようだ。
子供たちはめちゃくちゃ楽しそうだった
それにしても本当に楽しそうだったな~
3時間近く、一度も休憩せず夢中で遊んでいた。
あそこまで楽しそうに遊ばれると、後が(着替えや洗濯等々)少々面倒でも、親としては遊ばせてあげたいな、と思ってしまう。
ゆえたちが、『海遊ランド』で遊んでいる間、親子連れが何組も来たが、船が泥水の海に沈んでいる様子を見ると、子供はみんな遊びたがっていた。
小学生の高学年らしき女の子ですら、靴を脱いで、遊んでいた。
親は、
「こりゃあかんわ。今日はやめよう。」
「着替え持ってないからダメ。」
と、即行踵を返したり、
「着替えないから、あかんて・・」
と、言いながら半ばあきらめモードで好きにさせていたり、と色々だった。
遊ばせたくても、家が近所ならともかく、車で来ているなら、着替え持ってないと、少々厳しいよね・・・
『ちょっと大きい公園で、お友達と遊ぶ』だけのつもりだったのだけど、今日は、なかなか貴重な経験ができた。
あそこまで夢中で泥遊びをしたのは、本当に久しぶりだったね。
3人とも本当に楽しそうだった。
ちなみに、『わんぱくランド』に戻って着替えたとたん、おやつを食べていないことを思いだしたようで、
「おなかすいた~!」
「おやつ~」
と、言ってバクバグお菓子を食べてました(笑)
・・・もう夕方だから本当はあまり食べてほしくないけど、あれだけ遊んだら、お腹も空くでしょう。
今日はもう仕方ないかな(笑)
子供たちが本当に楽しそうだったので、私もなんだかうれしかった。
大雨が降った後に、本当にまた行ってみようかな。