自粛期間中の娘の変化
まだ、『新型コロナウィルス』のニュースは毎日流れるけど、なんとなくだが、日常を取り戻しつつあるように感じる。
幼稚園が再開してから、娘もだいぶ落ち着いてきたようだ。
だけど、休園期間中は、娘にもかなりストレスがあったように思う。
娘のイライラや癇癪の対応で、私にもストレスが溜まり・そして今度は私がイライラ・・
完全に悪循環だったと思う。
自分でもこのままじゃまずいというのは、頭ではわかっていた。
わかってたんだけど、私にも余裕がなく・・・あんまりよい対応はできてなかったと思う。
3月から、幼稚園に行けないことは、担任の先生から、説明があったようで、『悪い病気が流行っているから』というのは、5歳の娘にもなんとなくわかっていたようだ。
旦那と、コロナウィルスの話をしていると、
「コロナウィルスじゃなくて、『しんがた』コロナウィルスでしょう!」
と、突っ込んでくることもあった。
うーん・・・ここは、笑っていいところなんだろうか・・・?
ストレス?
幼稚園が突然休園になり、最初は公園などにも遊びに行っていた。
最初は、娘の様子もあまり変わらないように見えたが、自粛の影響(?)は、徐々にでてきていた。
普段なら、なんでもない本当に些細なことで怒るようになる。
それも、普通の怒り方ではなく、床に転がって泣きわめく。
うーん・・・ストレス・・なんだろうな~
床に転がって泣きわめくなんて、幼稚園に入る前のイヤイヤ期にはあったけど・・・幼稚園に入ってからは、なかったと思うんだけど・・・
泣きわめかないまでも、すぐに機嫌が悪くなったり、ちょっとしたことで涙を流すようになってくる。
ママから離れない
そして、一番気になったのは、なんでも『ママ、ママ』とやたらと私にくっつくようになったことだ。
どこにいても、手をつないでくるし、なんでもない時に、急に『ママ、だいすき~』と言って、ぎゅーと抱きついたり、キスをしてくる。
もちろん、普段もこういうことはあったのだが、頻度が全く違う。
とにかくずっと、くっつこうとしてくる。
遊んでいる時に、ちょっと2階に行くと、すぐに、
「ママ~、どこ~!」
と、言って探しまわり、
「ママがいないとこわいの!」
と、私のそばから離れようとしない。
そして、夜、寝る時も私と一緒でないと寝なくなった。
この家に引っ越してから、1階の座敷に布団を敷いて、旦那と私、娘と3人で寝ているのだが、2階にもゆえが産まれる前に使っていたベットがある。
私が腰が背中が痛い時は、たまに1人でこのベットで寝る時があったのだが、前は、旦那が一緒であれば、私が2階で寝ても平気だったのだが、幼稚園が休園に入ってから、一切ダメになった。
「ママがいないとねれない!」
「ママがいいの!」
「ママがだいすきなの!」
と、とにかく私がいないとダメになってしまった。
寝る時もやたらと上に乗ったりくっつこうとする。
休園前は、眠くなると、逆に私から離れて反対方向を向いて寝るようになっていたんだけど、とにかくピタッとくっつかないと寝なくなってしまった。
そして、トイレに1人で行けなくなる。
夜のトイレは、もともと怖がって、私かパパが一緒でないと行けなかったのだが(それでも休園前は、たまには1人で行くということもあった)、明るい時間帯のトイレも、『こわいから、ママついてきて』と言うようになった。
朝のトイレなど、休園前は、1人で行っていたのだが、これも、
「ママがいないとダメ。」
と、一緒に行かなければならなくなった。
ピアノの練習
習っていたヤマハ音楽教室も体操教室も、3月からは、当然お休み。
ヤマハ音楽教室は、練習してきた発表会も中止。
仕方がないのはわかっているが、娘はかなりがっかりしていた。
そして、レッスンがなくなると、ピアノの練習もあまりやらなくなる。
最初のうちはそれでもなんとか練習はしてくれたのだが、私が指が違うことなどを一言でも指摘すると、
「やってるのになんでそんなこというの~!」
と、床に転がって泣きわめく。
決して怒ったわけではなく、なるべく柔らかめに、
「そこはドだよ。」
などと、どれほどやさしく言っても、ダメ。
かと言って、1人で練習するのはイヤらしく、必ずそばにいるように言う。
それなら、何も言わないでおこうと黙っていても、
「わからない!!どうやるの!?」
と怒る。
結果として、私と娘の精神的な影響を考慮して、もうピアノの練習はほとんどしなくなった。
実際に先生とのレッスンがないとやる気もなくなるし、もう仕方がないと割り切ることにした。
ママもイライラ(笑)
そして、私もストレスが溜まっていく。
毎日、ずっと娘と顔を突き合わせており、しかも癇癪やイライラが多くなっている娘の相手はかなりしんどかった。
しかも『ママ、ママ』とくっついてくるので、1人になる時間が全くない。
もう昼寝もしないしね。
こうなると、少しでも、旦那に娘の相手をしてほしいのだが、こういう時に限って旦那の休みがなくなる。
普段は、祝日は日によるが、土日は基本的に旦那の仕事は休みなのだが、4月から5月末まで、仕事の都合で、旦那の土日休みがほぼなくなった。
土日以外も、1週間に1回休めるかどうかで、帰りも普段よりも遅くなる。
別にわざとではないし、仕事の都合だし、仕方がないのは頭ではわかっている。
コロナウィルスの影響で、仕事がなくなる人も多い中、仕事があるだけもありがたい。
医療関係者が、家にも帰れず頑張っている時に、こんなことで、イライラきてはダメだというのもわかっている。
それはわかっているんだけど、それでも、一番旦那に家にいてほしい時に・・・少しでもいいから娘の相手をしてほしい時に、土日も家にいない、帰りも遅いということは、私には、かなりストレスだった。
娘も、いつもより休みが少ないことに気がついているのか、
「パパ、あしたはおやすみじゃなの?」
「なんでパパいないの?」
と、よく聞いていた。
娘も私と2人きりはうんざりしていたのかもしれない(笑)
週に1回の旦那の休みの時も、疲れているから休ませてあげたい、というのと、娘が『パパ、おやすみなの?』と喜んでいるのを見ると、やっぱり娘も相手もしてほしいと思ってしまったり・・・と私も、何をどう考えてどうしたらいいのか、頭がごちゃごちゃだった。
6月に入ってから、ようやく休めるようになってきたんだけどね。
旦那も、1週間に1回休みがあるかないかで、夜も遅くなって・・・で大変だったと思う。
疲れて帰っているのに、私もイライラしていて、旦那もストレスだったと思う。
わかってはいても、申し訳ないと思ってはいても、私も精神的に余裕がなかった。
とにかくこの時期は、大人も子供も大変だったよね。
当たり前の日常に感謝
とはいえ、ちょっとだけ良いこともあった。
6月に入って、体操教室が始まった時は、終わってから、
「たいそうきょうしつ、たのしかった~」
と、本当にうれしそうに言っていた。
ここまで、楽しそうに『体操教室が楽しい』と言ったのは久しぶりだった。
しばらく離れていたことで、『楽しい』と気持ちを思いだしたのかもしれない。
ピアノの練習も、レッスンが再開してからは、練習するようになった。
今は、
「まいにち、れんしゅうするの~」
と、自粛前より練習しているぐらいだ。
私も、自粛中は、当たり前のことができなかったことで、当たり前の日常生活が、すごく輝いて見える。
まだまだ、気を緩められない、とは思うが、当たり前の日常が戻ってきつつあることに本当にホッとする。
当たり前に思っていた普段の生活って本当に大事だな、と改めて思うことができた。
今日から、幼稚園の給食も始まり、だいぶ日常が戻ってきた。
このままいけばいいんだけどな~
お泊り会は中止になったけど、夏休み明けには、運動会も、お遊戯会もある。
幼稚園最後の年、なんとか行事はさせてあげたい。
なんとかこのまま、新型コロナウィルスが再流行しませんように!!