初めての幼稚園の運動会 その1 の続きです。
幼稚園の運動会
初の娘の幼稚園での運動会。
体調を崩しかけたり、娘のじーじばーばの当日の座席を確保したり、運動会当日にいる上履きを持って帰ってなかったり・・と色々バタバタがあったが、なんとか無事運動会当日を迎えられた。
運動会、会場入り
当日の朝は、普段よりちょっと遅い6時起き。(普段は5時起き。)
ゆえも6時に起きたのは、ちょっと計算外だったが、10時間以上寝たから睡眠は取れているでしょう。
ちょっとギリギリだったが、お弁当もなんとか作り終えた。
その間、朝食を食べているゆえが遊びだして、旦那が少々怒ったり、私が朝食を食べる時間がなくて、パンをかじりながら支度をしたり、その他モロモロでゆったりと運動会の朝を迎えるというわけにはいかなかったが、なんとか時間内に支度は完了。
両親も時間通り到着して、いよいよ運動会の会場に向けて出発。
車は申請している1台しか総合スポーツ競技場の駐車場に停められないので、少々窮屈だが1台の車に大人4人幼児1人を乗せ、出発。
10分ほどで会場の駐車場に到着。比較的早く着いたので、駐車場にはすんなり停めることができた。
室内競技場の入り口で先生たちが、受付をしていた。娘と同じように上履きを持って帰っていなかった子がいるのか、園児の上履きが入れた名前が書いてあるビニール袋がいくつか受付のテーブルの上に置いてあった。
クラスと名前を言って、上履きのことを聞いてみるが、娘の上履きはここにはないとのこと。確認して、座席に持って来てくれる、とのことだったので、とりあえず会場の中に入ることにした。
室内競技場なので、室内に入ると室内履きに履き替えないといけない。
ゆえには、幼稚園から持って帰ってきた幼稚園の上履きを履かせるが・・移動中につまずいて脱げてしまう。
ありゃ・・これは本人の上履きじゃないと走れないし危ないな・・とちょっと焦る。
本人も、
「わたしのはうわばきは?」
と、ちょっと不安そう。
「先生が持って来てくれるよ。」
とは言ったが、先生に電話したのが、朝の忙しい時間だったし、大丈夫かな?とちょっと不安になる。たぶん準備でバタバタの時間だっただろうし、うっかり忘れていても無理もないよな・・と思っていたが、自分の座席に移動中に受付にいた先生が、娘の上履きを持って来てくれた。
良かった、とちょっとホッとする。
ゆえも、自分の上履きに履き替えてなんとなく嬉しそう。
とりあえず、クラスの座席を確認。座席はすべて2階で、子供たちの競技は1階で行われる。
上から下を見下ろす形になる。
見えるけど・・ちょっと遠い・・
うちのクラスの座席は、出入口やサブアリーナの入口と反対方向の座席なので、少々不便かも。
ちょっと不安?
さて、できれば、始まる前にゆえをトイレに行かせたいが、ゆえは、
「でないの・・」
と、行こうとしない。そして、
「水田先生(担任の先生)は・・?」
と、聞く。
下で準備をしている姿が見えたので、
「あそこにいるよ。」
と、教えるが、
「どこ?」
と、キョロキョロしている。
目がいいので見えてないはずはないのだが・・
そして、次には、
「えみちゃんは・・?もうきた?」
と、言いだした。
今日が運動会で、張り切ってはいたものの、この会場に来るのは初めて。
会場も大きいし、周りは知らない大人でいっぱい。
周りの幼稚園のお友達は幼稚園の体操服を着ているので、幼稚園の運動会だとわかってはいるのだろうが、いつもと違う雰囲気になんとなく不安になっているらしい。
仕方がないので、親や旦那には色々準備をしておいてもらって、ゆえと2人で入口までえみちゃんたちを迎えに行く。
するとトイレの近くで、えみちゃんたちにばったり遭遇。ゆえは、
「えみちゃん!」
と、言うと、ダッシュでえみちゃんに駆け寄り、ギュッと抱きつく。
しばらくギュッとしていたが、
「だっこして。」
はい?
「いいよ。」
と、えみちゃんは笑顔で言うと、ゆえをギュッとしたまま上に持ち上げた。
ゆえは何故かえみちゃんに抱っこしてもらっている。こらこらこら・・
えみちゃんとゆえは同級生だが、えみちゃんは4月生まれ、ゆえは2月生まれと1年近く差がある上、えみちゃんは4月生まれの中でも大きい方だ。
身長は10センチ近く違う。
体格差があるので、なんとかえみちゃんはゆえを抱っこで持ち上げることができるようだ。
この会話からして、ゆえはたまに抱っこしてもらっているのかな?
この後もゆえは、えみちゃんにくっついて離れない。
だいぶ不安だったようだ。
えみちゃんが近くにいると心強いんだね。
運動会のトイレ事情
つっちゃんは、
「トイレに行ったけど、すごい混んでる。トイレの部屋はたくさんあるんだけど、スリッパが足りないから、みんな外で待ってる。」
とのこと。
スリッパが足りない?どういうことかな?と思ったけど、自分がゆえと一緒にトイレに行って納得した。
たぶん、トイレの数だけのスリッパはあるのだが、基本的にトイレには、ママと園児が一緒にトイレに入る。
ひとつのトイレに対して、2人が入るので、スリッパも2足使っている。
結果的に、トイレが空いているのに、スリッパが足りずに入れない、ということになっているようだ。
なんかもったいないな~
スリッパの数が足らないせいで大渋滞だし・・ただでさえ大人数で、人数に対してのトイレの数は足りないというのに・・
仕方がないとわかってはいるけど、なんかもったない気がするな。
来年は自分用のトイレのスリッパを持ってこようかと思ったが、いくら空いているとはいえ、行列をぬかして、自分用のスリッパを履いて、先にトイレに入る度胸はない(笑)
幼稚園に園児用のスリッパを持って来てもらうわけにはいかないのかな~
言いだすと思った・・
トイレが終わると、ゆえは、
「おなかすいた~」
と、言いだした。
昼食以外はこの中では飲食は禁止だ。
こうなると困るから、朝食を食べてから、更に家を出る前におにぎりを食べさせたし、『運動会の会場に着いたら、お弁当まで何も食べられないからね。』と念押ししたんだけどな~
一度、外にでておにぎりを1個あげるという手もあるが、座席も出入口に遠い場所になってしまってるので、そこまでの時間がない。
たぶん、本気でお腹が空いているわけではなく、時間を持て余しただけだと思うんだけど・・(少しだけ小腹ぐらいは、空いているかもしれないが・・)
運動会の前だし、機嫌を損ねたくないが、だからと言って何かあげるわけにもいかない。
「この中では何も食べられないって言ったよね?」
「たべたいの~!おそとにでてたべるの!」
「もうすぐ始まるからそんな時間はないよ。」
などと、やりとりをしている間に、先生が園児たちを迎えにくる時間になり、担任の水田先生が登場。
「先生来たよ。」
と、一言言うと、『お腹空いた攻撃』をやめて、ニコニコ顔で先生のところへ行く娘。
幼稚園の先生ってすごいな~
いざ、本番!
担任の水田先生は子供たちの声に笑顔で答えながら数を確認。
「2人足りない。誰だろう。」
「〇〇ちゃん、トイレ行ってます。」
などのやり取りがあり、全員そろって下のメインアリーナに出発。
「ママ、応援してね!」
「応援してるよ!」
「頑張ってね!」
それぞれ保護者から激励の言葉を受けながら、子供たちは出発。
園児の回りにそれぞれの親がいて、更に写真や動画も撮って・・とかなりカオスな状況。
(声援を浴びながら、二列に並んで、メインアリーナに向かう子供たち)
子供たちが行ってから、親たちはようやく一息つく。
なんかもう疲れたような気がする。
本番はこれからなんだけどな~(笑)
同じクラスで座席は固められているが、その中でもママ友で同じバス停のつっちゃんや東ちゃんたちと席が近かった。
1席譲ってもらった東ちゃんの席の2席のうち1席は東ちゃんのお母さん(ゆみちゃんのおばあちゃん)が座り、横に私の父が座らせてもらった。
東ちゃんとその旦那様は、お兄ちゃんのクラスで前の方の席が当たっていたのでそっちに座る。(でも、偶然にもうちのクラスの横の座席で、ラッキーだった)
そして、私と母は割り当ての席に座る。
旦那は一番後ろで立って、撮影係。頑張って下さい。
開会式
特に入場行進などはないが、先生たちに連れられて、各クラスが出てきて、本部席の前に並ぶ。
マンモス幼稚園なので、先生たちにもすぐにわかるようにか、体操服の帽子の色はクラスごとに違っているので、どのクラスがすぐにわかるようになっている。
保護者は2階から1階を見る形になるので、ちょっと遠い。
ビデオやカメラならともかくスマホのズーム程度では、最大にしたとしてもかなり遠目にしか撮れないし、画質もかなり悪い。
ビデオとカメラは旦那が持っているので、まかせることにしよう、と思ってはいるのだが、それでも多少はスマホで撮ってしまう。
後で見たら、とてもみれたもんじゃなかったけど(笑)
全員が並び、開会式を待っている間に、やっぱり数名ずつおトイレに行く子がいる。そして、1人行くと近くにいた数名が一緒に行くんだよね。
『私も!』となっちゃうのかな。
他にも、『〇〇組の△△ちゃんの保護者の方、△△ちゃんがおられましたら、近くの先生にお声かけ下さい』と放送が入ったり、多少バタバタしたが、時間通りに開会式が始まった。
幼稚園の園歌や運動会の歌を全員で歌ったり、園長先生や父母会の会長のお話があったり、年長さんの代表者の『開会の言葉』や『宣誓』があったりで、無事開会式は終了。
年長さんはさすがで、『開会の言葉』や『宣誓』の言葉を覚えてしっかり言えていた。しっかりした子が選ばれているんだろうけど、すごいな。
全員縦に並んでいる上に、私の座席からは後ろ姿になってしまうので、ゆえの姿はなんとなくしか見えないが、一応ちゃんと並んで立っているようだ。
というか、この開会式の間、ちゃんと並んで立っているだけでなんか、『すごい!』と思ってしまう。
普段の娘を見ていると、飽きて遊びだしそうな気がするんだけど・・幼稚園だとちゃんとできるんだね。
運動会、開始!
運動会といえば、今は『並んでゴール』というか、あえて競争させない幼稚園や小学校もあるようだが、うちの幼稚園は『勝ちたいと思う気持ちから、頑張ることができ、自らの自主性をはぐくむ』という考え方で、競技は全てクラス対抗。
そして各競技が終わって結果が出ると、1位のクラスにはカップ、2位のクラスにはトロフィーが進呈される。
年中年長の競技
最初は年長の『大玉転がし』や年中の『玉入れ』などが行われる。
すべてクラス対抗。終わった後、クラスの順位が発表され、『1位〇〇組』と言われると言われたクラスは『イエーイ』と先生と一緒に拍手して喜ぶ、と言った感じだ。
これが5位、6位まで続くが、年長年中ともなると、5位、6位は負けたとわかるとので、だんだん声が小さくなっていく感じで面白い(笑)
ポーズでしているけど、あまり喜んでない、というのが保護者席から見てもわかるので、保護者席もちょっと微笑ましく苦笑いをしている。
結果発表の後は、それぞれのクラスの先生が1位のカップと、2位のトロフィーをもらいに行き、戻ってきたらまたクラスで喜ぶ。
『勝つ』=『喜ぶ』と言うのが徹底されているようだ。
そこまで競争主義の幼稚園ではないはずだが、ある程度、やっぱり『頑張って勝って喜ぶ』『負けたら次勝とうと思う』気持ちを大事にしているようだ。
自分の子が出ていない時でも、幼稚園の競技はみんな可愛いし、見ていて面白く全く飽きない。
家の父と母は小さい子が何かやるだけで、目を細めるタイプなので、それぞれの競技に見入って、終わったら拍手喝さいしている。
楽しんでくれて、うれしいわ(笑)
年少の遊戯
娘がでる年少の最初の出し物は、遊戯。
クラスごとの座席になっているのは、その座席で見やすい位置で遊戯を披露してくれるからだ。
同じバス停のえみちゃんとゆみちゃんはゆえと同じクラスだ。
ゆみちゃんは女子の一番前だし、えみちゃんは背も高いし一番後ろということもあってわかりやすいが、うちの娘は紛れてしまって少々わかりにくい。
えみちゃんの近くということもあり、えみちゃんを目印にうちの娘を探す感じになる。
それでも、ダンスになると、動きが少々独特なので、なんとか見つけることができる。来年は双眼鏡を持って行かないとダメだな~
東ちゃんから言われていたのに、すっかり忘れていた。
遊戯は、一曲で終わりかと思ったら、4曲ぐらいあった。
1曲が終わるたびに位置を替えて踊っていた。こんなにたくさん覚えたんだね。
うちの娘は、旦那の言葉を借りると『チキンハート』なので、会場でビビって動けなくなるんじゃないかと少々心配していたが、笑顔で最後まで踊っていた。
1人だったら固まったかもしれないが、お友達と一緒だし、先生が前で踊ってくれていたし、本人も安心してできたんだろうな。
それにしても、何曲も先生も大変だったろうな。
この後は、年中年長さんの特設クラスで、鼓笛隊と日本太鼓をとっている子供たちが鼓笛隊と日本太鼓をそれぞれ披露。
年中から、1週間に1回、自分で・・というか保護者が選んだ授業を選べる。その中に鼓笛隊と日本太鼓がある。ここでいいな、と思ったら、年少の保護者は来年、その授業を選ぶんだろうな。
ちなみにゆえの担任の先生の水田先生は、年少のクラスが何もしないときも、競技の線審をしたり、太鼓の振りつけを子供たちの前で踊ったりで大忙しだった。
ベテランなんだろうな。
子供たちは、結構大人しく座っている。
各クラス、補助の先生が1人は近くにいるので、フォローしてくれているんだろうな。
・・・大人しく・・というか、多少しゃべったり動いたりはしているが、それでも、自分の出番じゃない時にちゃんと集団で大人しくできている、というのがすごい。
親からしたら魔法みたいだわ。
先生は本当にすごいと感心してしまう。
長いので、『初めての幼稚園の運動会 その2』に続きます。
次は年少のメイン競技、障害物競争とランチタイムを中心に書きます。
障害物競争・・盛り上がりました(笑)