晩婚、高齢出産・育児であたふたしている高齢ママのブログ

40歳で結婚、41歳で出産、現在4歳児と格闘中です。日々の出来事をつらつらと語っていきます。ちなみにここにでてくる登場人物の名前は全て偽名です。

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2歳の娘とお友達

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 娘とお友達

 今日は音楽教室の後に、近くの保育園の園庭解放に行ってきた。音楽教室は10時から11時までで、園庭解放は10時から12時まで。半分以上遅れての参加だが、車で移動したら10分ぐらいなので、なんとか1時間近くは遊べる。

 今日は、お友達のえみちゃんが園庭解放に行くのはわかっていたので、音楽教室が終わった後、なかなか動かないゆえに『えみちゃんが待ってるよ。』と言ってみたら、『行く!』とダッシュで靴箱まで走って行った。

 最近は、ゆえにとって初めてできたお友達だからか、『えみちゃん、大好き』モード発令だ。何かと言うと『えみちゃん、今日ゆえちゃんのおうちに来る?』『今日はえみちゃんと遊ぶ?』と聞いてくる。

 少々道が混んでいたのでイライラしたが、無事保育園に到着。園庭解放だが、今日は園庭ではなく、体育館のようなホールが解放されていた。

 ホールに入ると、えみちゃんが駆け寄ってきた。えみちゃんのママのつっちゃんと、弟のるい君も一緒に来て、『おはよう』とたっちを交わす(笑)

 えみちゃんがゆえに『はい、どうぞ。』とボールを渡す。ゆえは『ありがとう』と受け取って、そのまま2人で遊び始める。

 えみちゃんママが言うには、『これ、ゆえちゃんにあげるの』とボールをずっと端っこに隠していたらしい(笑)

 そのわりにはすぐにボールに飽きて、2人でペダル無し三輪車に乗り始めた。今回初めて見たのだが、室内用のペダルがない三輪車がいくつか出してあった。外の園庭で遊ぶ時は、普通の三輪車やペダルがない三輪車がたくさんあり、子供たちはよく遊んでいたが、室内用は初めて見た。

 今日は、ゆえたちよりちょっと小さい子が多く、2人が暴走気味に自転車(本人たちが『自転車』と呼ぶので今回は『自転車』と表記します)で走りまわっている。

 一応、ブロックなどがある立ち入り禁止スペースには入らないようにはしているようだが・・

 るい君はブロックで遊んだり、空いているいる自転車に乗ったりしているが、まだ上手には乗れない。三輪車なのでこけることはないが、ハンドルを持ってまたいではいるが、座らずに立って歩いているような感じだ。もうちょっとなんだけどね。

 

 お友達と『順番』は難しい

 ゆえとえみちゃんは、お気に入りの場所・・移動式バスケットゴールスタンドの土台の上(以後、『基地』と表記)に登ってなにやら遊びだした。たまにこっちに来て、ブロックを少し持って行ってままごとっぽいことをしている。

 ゆえが、基地から1人で自転車で戻ってきて、ブロックを物色している間に、1人の男の子がゆえが乗ってきた自転車に乗って遊びだした。1歳ぐらいの子かな?ゆえが気がついて、『それゆえちゃんの!』とどかそうとする。それは止めて『ここは皆で遊ぶ所だから順番。今、ゆえは乗ってなかったでしょう。』と説得に入るが、当然聞かない。

 まだその子はちょっと興味があって座ってみた、ぐらいだったので、そこのお母さんが『少しだけ乗ったら交代ね。』と気を使ってくれた。

 ゆえはすぐに乗れないので、半ベソ。順番なのはわかってはいるんだけど、欲求が先に来ちゃっている。

 「ゆえちゃんのだもん。」

 「ゆえのじゃない。みんなで遊ぶものでしょう。」

 「乗りたいのに~!」

 「ゆえも乗りたいけど、お友達も乗りたいの。ゆえは今乗っていなかったから、お友達が乗ったんだよ。こういうところのおもちゃは順番で使うってわかってるよね。」

 「だって乗りたいんだもん!」

 わかっているけど、納得できない感じでゆえは涙目。

 なかなか帰ってこないので、基地から降りて、えみちゃんが迎えに来た。ただし、自転車ではなく走って。

 「どうしたの?」

 と、ゆえのを顔を覗き込んで、半ベソなのがわかると『よしよし』してくれる。

 そして、そのタイミングで、男の子が自転車から離れた。向こうのお母さんがどうぞと渡してくれる。

 ゆえが『ありがとう』と乗りかけたら、えみちゃんが『えみちゃんが乗るの!」とゆえを押しのける。ああ・・なんかタイミング的にこうなる予感がした(笑)

 今度はつっちゃんがえみちゃんを止める。えみちゃんが力づくでゆえをのけようとしたが、ちょうどもうひとつの自転車が空き、えみちゃんはそっちへ。そして2人仲良くお気に入りの基地へ帰って行く(笑)

 順番に物を使う、と言うことと、自分たちが楽しむ、との両立がまだ難しい。

 『順番』というのは、頭ではわかっていると思うんだけど、『自分がしたいの!』という欲求の方が勝ってしまう。

 根気よく言い聞かせるしかないんだけどね。

 

 兄弟愛より友情?

 ゆえたちは、基地の近くに自転車を乗り捨てているので、当然他の子が乗り始める。遊んでいる時は気にしてないが、いざ乗ろうと思った時に、自転車がない、ということは当たり前だがよく起きる。

 ある程度遊び終わったのか、えみちゃんが基地から降りて自転車に乗ったが、ゆえの分がなかった。他の自転車は皆他の子が乗っている。ゆえがこっちに来て『ゆえちゃんの自転車がない~』と私に訴える。

 「今、他のお友達が使っているから、使い終わったら貸してもらいなさい。」

 と、一応言ってみる。

 不満げな顔で基地に戻って行く。そして、えみちゃんに『ゆえちゃんの自転車ないの~』と訴えている。えみちゃんはゆえの肩をポンとたたいて『大丈夫。まかせて。』と言い、自転車で走りだす。ゆえは後を追って走る。

 どうするのかと思ったら、るい君が乗っている自転車のところへ行き、自分は自転車を降りて、るい君を無理やりどかせて、ゆえに自転車を差し出す。

 「はい、どうぞ。」

 「ありがとう。」

 と、ゆえはにっこり。ちゃんとお礼を言えてえらい!・・ではなくて・・えっと・・それ・・あり?

 るい君は、えみちゃんが自分が乗っていた自転車を一旦降りたので、そっちに乗ろうとしていたが、えみちゃんはゆえに自転車を渡すと当然のようにるい君を引きはがして、自分の自転車にのり、ゆえと一緒に走りだした。

 えみちゃんとるい君は年子だが、えみちゃんが4月生まれ、るい君は早生まれなので、実質2歳差。当然、どうやってもるい君は勝てない。

 るい君は泣きながら、ママのところへ・・

 えーっと・・それはありなんでしょうか・・?

 「あれは・・ありなのかな?」

 「兄弟愛より、友情を取ったね。」

 と、冷静なえみちゃん&るい君ママ。

 うーん・・仲良きことは美しきかな・・でいいのかな?

 他にも自転車に乗っている子がいたのに、冷静にるい君の乗っている自転車を奪ったのは、かしこいと言っていいんだろうか(笑)

 えみちゃんは、ゆえのために行動してくれたわけだが・・2人の世界ではそれが正解になんだろうな。だけど、それが許されるというわけでないんだけど・・

 口を出していいのか、放っておいていいのか、悩むところだが、今回はつっちゃんが傍観しているので、それにならう。表向きは兄弟ゲンカ・・でいいのかな?

 

 旦那の『兄弟愛』説

 ちなみに家で旦那に今日の出来事を話して

 「兄弟愛より友情なんだね。」

 と言うと、

 「当たり前じゃん。兄弟愛なんて余裕があって余っていたらだよ。」

 と、一蹴。ちなみに私は一人っ子なので、正直よくわからない。

 「兄弟愛?そんなものはない。」

 とも。ちなみに、旦那は三人姉弟の真ん中。上はお姉さん、下は弟。

 「姉にとって弟なんて奴隷以下だよ。」

 とのこと。

 えーと・・今はお義姉さんと仲が良いのに・・一体何があった?(笑)

 旦那が言うには、小さい時は(旦那にとっては)いじめられていたのに、姉に勝てる年齢になったら、やり返せなくなった・・とのこと。

 そりゃ、中学生ぐらいになったら、力ではお姉さんに勝てるだろうけど・・だからと言って本気でお姉さんに力で勝ったらまずいよね(笑)

 だから、旦那が言うには、『やられ損』だったらしい。

 うーん・・微笑ましい・・とはいかないの・・かな(笑)

 その割にはゆえには兄弟を作りたいと言っている。不思議だ。

 

 親の対応は難しい

 ゆえは、最後までえみちゃんと遊んで、ホールを出た後も手をつないで車まで行き、平和にバイバイして別れた。

 友情が深まった・・のかな?

 子供の友人関係は、見ていて面白いけど、どこまで口を出していいのか正直わからない。ある程度放っておいた方がいいとは思うんだけど、だからと言って力のあるものが一番、でも困る。でも、子供の世界ではそれもありなのかな~

 私の気持ちも矛盾がある。

 「度を越さない限り見守りたい」

 「順番や貸し借りを教えないといけない」

 「取ったり取られたり、ケンカしたりも経験させたい」

 「取られるのはいいけど、取ったら一方的に取ったらダメ、ということを教えなきゃならないし、相手のお母さんの目もあるから、止めに入らないと・・でも、取られている時は放置で、取ったときだけ注意するのはどうかと思ったり・・」

 うーん・・本当に難しい。

 

 とりあえず、えみちゃん。ゆえがまだお友達に興味がない時から、『ゆえちゃん、遊ぼう。』と声をかけ続けてくれてありがとう。

 これからもよろしく(笑)