晩婚、高齢出産・育児であたふたしている高齢ママのブログ

40歳で結婚、41歳で出産、現在4歳児と格闘中です。日々の出来事をつらつらと語っていきます。ちなみにここにでてくる登場人物の名前は全て偽名です。

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不安定な娘と・・成長

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 3月の記事です。

 

 春休み・・まだ不安定

 新年中になる前の『春休み』に入り、不安定な時とそうでもない時を繰り返す娘。

 年少時の担任の先生からの『吃音』の指摘もあり、なるべく怒らないように努めながら、私の方がイライラの日々を送る(笑)

 『吃音』は、まだ続いている。

 言葉は遮らないようにして、話はよく聞いているつもりなんだけど・・

 

 チーズのお約束

 うちの娘はチーズが大好きで、チーズをあげると喜ぶ。

 少し前に、ばーばが美味しいクリームチーズを箱ごとくれた。

 スーパーでいつも買う安いチーズキャンディと違って、かなり美味しい。

 四角いクリームチーズでゆえのお気に入りだが、ちょっと大きいし、塩分もあるので、基本的に1日1個にしている。

 朝食の後、ゆえが、そのチーズを食べたいと言いだした。

 この日は、朝食を嫌いな野菜も含め全部食べたので、あげてもいいか、とひとつチーズをあげたら、もうひとつ食べたいと言いだした。

 

 「あさごはん、ぜんぶたべたからいいでしょう!?」

 うーん・・

 どうしようかと思ったが、確かに嫌いな野菜も頑張って全部食べているし、今回は特別にもうひとつぐらいかいいかな。

 「じゃあもうひとつだけ食べてもいいけど、今日はチーズはこれで最後。それでいい?」

 「いい。きょうはもうチーズたべない。」

 『約束』が成立したので、ゆえに2つ目のチーズをあげた。

 それが朝食の時のこと。

 

 その後、お出かけして夕方に家に帰りつき、夕食の支度を始めると、ゆえが、

 「チーズ、たべたいの。」

 と、言いだした。

 

 朝の約束があったので、

 「朝、四角のチーズ2つも食べて、その時にもうこれで最後ってお約束したでしょう。食べすぎだから、もうこれでおしまい。」

 

 なるべく優しく言ってみるが、当然、それでは引かない。

 「チーズ、ほしいの!おねがい、あとひとつだけ!」

 「ダメ。」

 

 「おねがい!あとひとつだけ!」

 「朝、あれでおしまいってお約束したでしょう。だからダメだよ。」

 

 『おねがい!』『ダメ』を何度もを繰り返した後、

 「じゃあ、丸いチーズでいいから!」

 と、言いだした。

 

 丸いチーズというのは、アンパンマンの袋に入っているチーズキャンディ。

 確かにあれなら量は少ない。

 いい加減うんざりしていた私は折れてしまった。

 

 怒って、ギャン泣き

 「丸いチーズ、一個だけってお約束できる?」

 「できる!」

 それなら、とチーズを出そうと冷蔵を開けた。

 すると、

 「やっぱりしかくいのがいいの~」

 ・・・こらこら・・

 

 「丸いの一個ってお約束したでしょう。」

 「しかくいのがいいの!しかくのチーズ、いっこだけでいいから!」

 ・・また繰り返しですか・・

 

 でも・・これはダメだ。

 さすがにこれは折れたらまずい。

 「ダメ。本当はチーズは、今日はもう終わりだったんだよ。丸いの一個だけでいいっていうから、食べてもいいって言ったんだよ。そんなこと言うなら今日はもうチーズは終わり。」

 そう言って、冷蔵庫を閉めた。

 

 ゆえは当然怒って、ギャン泣き。

 スルーして夕食を作ろうとすると、大泣きしながら、私の足を掴んでくる。

 危ないんですけど・・

 

 「おねがい!しかくいのいっこだけだから!」

 「たべたいの!」

 「しかくいチーズ、いっこたべたら、あしたからもうたべないから!(絶対無理(笑)」

 

 「あのね、チーズは塩分が多いの。塩分って言うのは、あんまりたくさん食べたら体に悪いの。だからダメって言ってるんだよ。」

 一応、理由を言ってみるが、当然聞かない。

 ギャン泣きで、『たべたい!』という主張を通そうとする。

 

 わたしもそろそろイライラが限界。

 これ以上何か言うと、怒鳴りそうな気がするので、ゆえの言葉には全て、

 「ダメ。」

 で、静かに返す。

 無視はあまり良くないらしいし・・

 

 そして、いつ足にしがみつかれるかわからない状態で、包丁を持つのは危ないので、いくらなんでも散らかりすぎているリビングのプチそうじを始める。

 

 すると、

 「ママなんて、だいきら!」

 と泣きながら叫ぶ娘。

 

 「嫌いでもいいけど、今日はチーズは塩分取りすぎだからダメ。」

 と言って、プチそうじを続ける。

 ゆえは大泣き。

 

 あれ?

 椅子をテーブルから少しどけて掃除機をかけて、その状態のまま、掃除機をいつもの場所に戻し、リビングに戻る。

 すると、いつの間にか泣きやんだゆえが洗濯物のかごを端に置いたり、椅子を元の場所に戻したりしている。

 

 ・・・これは・・ひょっとして・・

 「ゆえ、お手伝いしてくてるの?」

 と聞いてみたら、照れたように笑って、私の足にしがみついてきた。

 「ありがとう。助かったわ。」

 と言ってみたら、足にしがみついたまま、

 「ママ、『だいきらい』っていってごめんなさい。」

  おお・・これは・・可愛い(笑)

 

 「いいよ。でも、これからお約束は守ってね。」

 と言うと、

 「わかった。」

 と、私の足をぎゅっとする(笑)

 ・・・やっぱり可愛いかも・・(笑) 

 

 「仲直りしよう。」

 と抱っこして、仲直り(?)。

 とりあえず治まって良かった。

 

 やっぱり食べるのね(笑)

 その後、

 「チーズ、まるいのいっこだけちょうだい。」

 と言うので、最初の約束通り、アンパンマンのチーズキャンディを1個だけあげた。

 さすがにこの時は、

 「しかくいチーズをたべる~!」

 とは言わなかったな。

 

 今回わかったこと。

 私の機嫌をとるには、『お片づけ』もしくは『お手伝い』をしたらよいとわかってきた、ということ(笑)

 そしてこの後は、何故かいつよりもいい子になって、手がかからなかった(笑)

 

 少し成長?

 我儘から始まったことだったけど、自分でたかぶった感情を落ちつかさせて、ママに謝ることができた、というのは成長したのかな、と思う。

 ママに宥められなくても、自分で自分の感情を落ち着かせることができたわけだし、ママのご機嫌とり(?)をして、ちゃんと謝ることができた。

 

 まだまだ不安定だけど、その中でもちゃんと成長できてるんだね。

 そういえば、年中になって、クラスがえみちゃんと分かれることも、最近は、

 「ねんちゅうになるとえみちゃんとちがうくみなんだよね・・」

 とつぶやくように言って、自分の中で折り合いをつけているようだ。

 

 ただ単に今回の我儘がおさまっただけのことなんだけどね。

 でも、そういう風に考えると、少しは成長したのかな、とちょっと嬉しかった出来事でした。