晩婚、高齢出産・育児であたふたしている高齢ママのブログ

40歳で結婚、41歳で出産、現在4歳児と格闘中です。日々の出来事をつらつらと語っていきます。ちなみにここにでてくる登場人物の名前は全て偽名です。

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初対面のママとのトラブル

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 この間、初対面のママとちょっとしたトラブルというかクレームを言われた。

 ちょっとびっくりしたが、色々考えるきっかけになったので、ちょっと書いてみたい。

 

 図書館での出来事

 公民館で市が無料で開催している親子教室に参加。終わった後に、顔見知りのママと子供何組かで、外にある休憩所のようなところで遊んでいた。

 ゆえと仲が良いえみちゃんと弟のるい君や、だい君など・・子供たち8人ぐらいで、外を走り回っていた。

 

 そんな中、えみちゃんとゆえがこっそりと逃亡。というか、本人たちが『親の目をかすめていますよ』というような歩き方で、公民館の中に入り、その中にある出張所の小さい図書館へ。

 図書館にはキッズスペースがあって、そこは畳が敷いてあり、子供用の絵本が置いてある。2人はそこに入り、

 「ここは私たちのおうち~」

 「私たちのだもん。」

 などと言って、2人でにっこり。

 ここで強引に連れだせば騒ぎまくるし、どうしようかな、と思っていたが、見ていると意外と大人しく2人で絵本を本棚から出して読み始めた。なら、まあいいか、としばらく様子を見ることにした。

 一応、えみちゃんのママのつっちゃんにも図書館にいることを伝えに行ってから、図書館に戻って様子を見る。

 しばらくしたら、だい君やだいすけ君とママたちが来て仲間に加わる。男の子が加わるとちょっと騒がしくなってくる。

 そうなるとのんびり様子見とは行かないので、私も靴に畳の上にあがって、子供たちを止めにはいる。

 

 「図書館だから静かに!」

 と何度も言うが、子供の数が増えると静かにさせるのも一苦労。

 キッズスペースには、もう一組、ゆえたちと同じぐらいの年の男の子とママがいた。急に騒がしくなったので、

 「騒がしくしてすみません。」

 と、一言謝っておく。

 「いいえ。大丈夫ですよ。」

 と、男の子のママは言ってくれた。

 

 一時ちょっと騒いだが、その後は声は少し落として、それなりに静かに本を選んだり、持ってきたり・・ちょっと取り合いになったり(笑)

 

 初めからキッズスペースにいた初対面の男の子は、最初はママと一緒だったが、途中からなんとなく一緒に絵本を読んだり、絵本の譲り合いや取り合いに参加したり・・とずっとではないが、なんとなくちょっと一緒に遊ぶ感じになっていた。

 えみちゃんが一度ゆえを場所の取り合いで突き飛ばして泣かせたが、ゆえもいつものことなので慣れているのかすぐに泣きやみ、仲直り(笑)

 

 しばらくすると、みんな『アンパンマン』の絵本に夢中になる。

 それぞれのママに、自分のお気に入りの『アンパンマン』の絵本を持って来て、

 「これ、読んで~」

 と言ったり、『アンパンマン』の絵本を何冊も持って来て、

 「これ借りるの~」

 という状態に。

 

 その時、ゆえが手に持っていた『アンパンマン』の絵本を男の子がかなり強引に取り上げた。

 ゆえは、『イヤ!やめて!ゆえちゃんの!』と怒るが、男の子は本を持って逃げようとする。横にいたえみちゃんが男の子から本を取り返し、男の子を突き飛ばした。

 転びはしなかったが、2,3歩後ろに下がり、突き飛ばされたのと、絵本を取り上げられたので男の子が怒って声をあげた。

 すると、見ていたお母さんがそれを見て、怒りだした。

 

 「ちょっと!この子ちょっと乱暴?」

 と、えみちゃんを見て言い、

 「お母さんは?こんな乱暴な子、お母さんに言わんとあかんわ!」

 

 これは、まずいな、と思いながら、

 「あ・・ちょっと今、外に出てて・・」

 と、とりあえず私が対応。

 「なんでこんな乱暴な子のお母さんが見てないの?」

 「下の子がいるので、今ちょっとそっちに・・」

 「そんなん関係ないわ!」

 と、かなりの怒りよう。とりあえず謝って、えみちゃんも

 「ごめんなさい。」

 と、言ってとりあえずその場は収まる。

 

 確かに『突き飛ばした』のはえみちゃんが悪かったけど、その前にうちの娘の絵本を強引に取ったのはあなたの息子ですよ、と言いたくはあったが、図書館でケンカするのもどうかと思ったので、そのままなし崩しにその場は終了。

 たぶん今回、男の子を突き飛ばしたことだけでなく、その前にえみちゃんがうちの娘や他の子もちょっと突き飛ばしたりしていたのを見ていたので、『この子乱暴?』という言葉になったのだと思うんだけど・・

 自分たちの尺度で物事をとらえるのは良くないが、何もしていないのに一方的に『突き飛ばした』わけでもないので、私は『子供同士ならよくあること』という感じだったのだが・・

 今考えると、あまり子供同士で遊ばせたりしないか、普段は大人しい子だから『取り合い』などはしないような子で、ママもこういうことに慣れてなかったのかも・・

 

 えみちゃんとママ

 このママさんが私に怒った時、とっさに思ったのは、『ここにつっちゃん(えみちゃんのママ)がいなくて良かった』と言うことだった。

 

 つっちゃんは、最近弟のるい君はイヤイヤ期真っ最中だし、親子教室でもえみちゃんが言うことを聞かず1人走り回ったり、すぐに手を出すことをすごく気にしている。

 私が見る限りだけど、ちゃんとその度にえみちゃんに注意もしているし、きちんと叱ってもいる。決して放置しているわけではない。

 だけど、もうすぐ2歳になるイヤイヤ期の弟と赤ちゃんがえりが半分入っている3歳のかなり活発なお転婆の娘・・大変な時期な子供が2人いるのですべてきちんと対応もできないこともある。

 

 えみちゃんは、『大人しい子』ではないし、『育てやすい子』でもない。親や先生の言うことを聞くという意味での『良い子』でもない。

 いつも元気いっぱいだし、先生や親の言うことよりもやりたいことを優先する。皆が先生の言うことを聞いている時も、走り回っている時があるし、ちょっとのことで癇癪を起してママや親しい人間に当たることもある。

 つっちゃんもすごく気にしているが、叱るだけでもダメだし、弟へのヤキモチモもあるし、対応にとても苦労している。

 すごく大変なのはわかっているから、周りのママたちもつっちゃんが1人にかまっている時はもう1人をなんとなく見ている。

 この場につっちゃんがいたら平謝りだろうし、気にするのはわかっているから、直接言われなくて良かった、と私はとっさに思った。

 

 平謝り

 その場はおさまったし、男の子もまた仲間に入ってきて、別の絵本をゆえに

 「はい。」

 とくれたので、

 「ありがとう。やさしいね。」

 と声をかけていたら、つっちゃんがあわてて入ってきた。

 気がつくとだいすけ君とママがいない。どうやら図書館から出ただいすけ君のママにだいたいの状況を聞いたようで、男の子のママに謝り、えみちゃんを叱る。

 

 私が『ゆえが取られた本を取り返そうとして突き飛ばしちゃった感じだから』と簡単に状況を説明。

 今考えると私のこの説明が耳に入ったのか、男の子のママに先ほどの勢いはなく、つっちゃんが謝っても、

 「はあ。」

 という感じだった。(さっき怒鳴って気が済んだ?)

 男の子のママは、自分の子の目の前にいたし、ゆえが持っていた本を男の子が取ったところも男の子のママも見ていたはず。少し時間が経って、ちょっと冷静になったのかも・・

 

 とりあえず子供たちに絵本を選ばして、カウンターで絵本を借りて外に出る。

 私が最後に本を借りたので、つっちゃんとだい君のママが先に外に出ていたのだが、だい君のママからも状況を聞いたようでつっちゃんは私に平謝り。

 あーあ・・別に気にしてないのに・・

 

 どこまで聞いたんだろう?私は、『起こった事』は説明しても、相手のママに言われた言葉を言うつもりはなかった。

 まあ、これがいいか悪いかはわからないけど・・

 

 私は、もう一度、先に向こうの男の子がゆえが持っていた絵本を取り上げて、えみちゃんはゆえをかばって絵本を取り返そうとして男の子を突き飛ばしたことを説明して、『お互い様』だと伝える。

  実際に、手は出してないけど、最初にゆえが嫌がっているのに無理やり絵本を取り上げたのは向こうだしね。

 今回のことだけを見れば、一方的にえみちゃんを叱る内容ではないと私は思う。

 

 『大人の対応』で良かったのか?

  だい君のママは、私に、

 「大人やな~。あの後も男の子にも普通に話しかけていたし・・私は短気やから言い返してるわ。」

 と、言っていたけど、正直、私は言われたことは大して気にしてない。というか私に怒っていたわけではないので、私自身、腹が立ったわけではない。

 逆につっちゃんが何度も私に謝っていて、可哀想なぐらいだった。

 

 後で、お詫びと落ち込んでいる旨のメールが届いた。やっぱり・・

 だから、言われた言葉は、あんまり聞かせたくなかったのに・・

 

 他のママからは『大人の対応』と言われたけど、今考えたら『大人の対応』で良かったのか気になる。

 あの対応で良かったのか・・

 

 ケンカする必要はないけど、やんわりと『先に息子さんが絵本を取ったから』と言うことを言っても良かったのかも・・

 それとえみちゃんのことも気になる。そりゃどんな場面でも『手を出すのは良くない』という言い分は正しいんだけど・・

 ゆえをかばってしたことなのに、えみちゃんにだけ謝らせてしまった。それに目の前で大人に『乱暴な子』と言われて、本人の気持はどうだったんだろう。

 私があの後でもいいから、『ゆえをかばってくれてありがとう』と言ってフォローするべきだった

 つっちゃんにはフォローしたのに、肝心のえみちゃんにはできていなかった。

 えみちゃんが少々『乱暴』なのは、事実という先入観があったのかもしれない・・

 

 他のママからクレームを言われたのは初めてだったので私も気が動転していたようだ。

 正直、あの場合どういう対応が一番良かったのか・・今考えても正解がわからないので、あの場でベストな対応をするのは難しかったと思う。

 他のママには『あの場では、あの対応で良かった』と言われたけど、なんか一方的にえみちゃんを悪者にしちゃったような気がして、少々気が引ける。

 

 えみちゃんは確かにすぐに手が出るけど、不思議と子供たちはえみちゃんに寄って行く。ゆえもそうだし、他の子もえみちゃんには泣かされるけど、えみちゃんのことが大好きで後をついてまわる。

 大人の言う『良い子』ではないけれど、昔で言うガキ大将的な感じで、他の子供たちにとっては、魅力的なお友達なんだろうと思う。

 手が出るのを肯定しているわけではない。取り合いなどで手が出てしまうのは今後、治さなければならないことではあると思う。

 だけど、何かに夢中になったり、取り合いなどの時に理性より感情が先に立ってしまうのはこの年齢ではある程度仕方がないとも思う。

 うまく言えないけど、子供の『小競り合い』の範疇?

 

 もちろん、今後、ちゃんと注意をしたり叱って治さなければならないことではある。でも、これはえみちゃんだけではなく他の子でも同じだ。他の子も全く手を出していないわけではないし、むしろ手を出してやり返されている子も多い。うちの子もえみちゃんの持っているおもちゃを取ろうとして反撃されて、泣かされることがある(笑)

 そしてそういう中で子供たちも色々学んでいくと私は思っている。

 ただ、どこで止めるかっていうのは難しいんだよね。

 

 今後、幼稚園に入ると、親は見てないので、どうなるのか・・ちょっと心配ではあるけど・・

 

 同じように押し合いをしていても、えみちゃんは4月生まれで体が大きいから、相手が転んじゃって、えみちゃんが悪くなってしまう場合もある。お互い押し合っていてもえみちゃんが一方的に勝っちゃうんだよね。

 一学年上の子だと対等にやりやって遊んでいるので、そういう意味では4月生まれで可哀想かも・・と思う。

 

 まあ、こういうことを初対面のママに延々と語っても仕方がないし、『突き飛ばした』のは事実だし、あの場合は謝るで良かったのかもしれないけど・・

 ただ、自分の息子の行動も考えてね、とは思うけど・・

 

 でも、図書館でその親子以外はスタッフだけしかいなかったとはいえ、(出張所のような感じなので小さい図書館)図書館で少々騒がしかったかなとか、私は『小競り合い』の範疇だと思ったけど、本を取り上げられた時点で親が介入するべきだったのかな、とか色々考えてしまう。

 なるべく静かにさせるようにしていたんだけど、完全には無理だったし・・

 どこで親が介入するかは人によって違うだろうし・・

 色々難しい・・

 

 4月から幼稚園に行けば色んなママがいるし、今まで顔見知りのママや子供たちの中だけでなら許されていたことも今後は許されなくなったり、親同士のもめ事も出てくるのかな。

 ちょっと強烈な体験ではあったけど、ある意味よい予行練習になったと思う。

 

 色々考えさせられた出来事でした。